●どうしても必要なもの |
生後1ヶ月以上の子猫の場合 |
生後1ヶ月以下の子猫の場合 |
・子猫用のエサ(〜12ヶ月のもの)
・エサ入れと水入れ
・トイレ
・猫砂やペットシーツ |
・子猫用ミルク
・子猫用の哺乳瓶
(動物病院、ペットショプ、スーパーなどにある)
・保育箱 |
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●生後どのくらいか判断する |
- 生後どのくらいかにより食事などが違います。(判断に困ったら「猫の年齢」を参考にして下さい)
目は開いていますか? |
生後3〜7日頃から10日頃までには目が開く。 |
歯が生えていますか? |
生後3〜4週間頃から乳歯が生え始める。 |
自分で食べれますか? |
お皿に子猫用ミルクを入れて与えてみましょう。(牛乳は下痢になります) 自分で飲むことが出来るなら生後3週間以上と考えられます。 |
目の色は何色ですか? |
目は生後8〜20日で完全に開きますが、最初は灰青色です。
生後12週頃からその猫本来の目の色に変わり始める。 |
乳歯が残っていますか? |
生後4〜5週間で乳歯が完全に生えそろい生後3〜6ヶ月頃の間に乳歯が抜け永久歯に変わる。 |
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●どんな様子の子猫? |
- ■目の開いている子猫(生後2週間以上)
目の開いている子猫なら、最初の1週間はミルクなどをあげる事が必要ですが、1〜2週間すれば歯が生え始めるでしょうから柔らかいものから徐々に普通のエサを与えていきます。生後8週間目頃まではミルクや離乳食が必要です。
■なかなかミルクを飲まない子猫
乾燥機などで暖かくしたタオルに包んでミルクを飲ませると、良くミルクを飲んでくれるそうです。
■弱って体の冷たくなった子猫
猫は非常に寒い状態に長く置かれると、低体温になり機能が低下します。元気がなくなり、眠ったままずっと起きないようなら要注意です。毛布などにくるんで湯たんぽ等で暖かくして病院へ運びましょう。
家で対応する場合は、まず体を温めます。体を濡らさないようにビニール袋に入れて、お湯につけて温めます。体温が上がって動き出してきたらミルクや流動食を与えます。ミルクを飲めない時は、ブランデーを1滴垂らした砂糖水やポカリスエットを人肌に温めて飲ませます。
■目も開いていない子猫(生後10日以下)
生まれたばかりの子猫には猫用ミルクを作って2〜3時間おきに与えなければいけません(牛乳はおなかをこわす可能性が高いのでやめましょう)。ミルクを飲めないときはスポイトか脱脂綿にミルクを吸わせて少しずつ口に入れます。
排泄もできないので、少し濡らしたティッシュなどでお尻を刺激して出させます。
体重を毎日量って減っていないかを確認することが大切です。(産まれたては約60g〜100g)種類によっても違いますが1日10g前後ずつ増えていっているようなら大丈夫です。
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●小さな子猫には保育箱 |
- 子猫には、保育箱を用意し、中の温度は30℃前後に保つようにします。
・段ボール箱(猫がある程度動き回れ出られない深さの箱)
・手触りが良い柔らかい布(古いタオルや毛布、衣類など)を敷布や掛布にします。
・保温器(湯たんぽやペットヒーターなど)を入れ保温します。(低温やけどには注意しましょう)
- ●夏場・・・風通しを良くしてあげます。(夏でも体が弱っていたら温めたほうが早く元気になります)
●冬場・・・湯たんぽにタオルを巻いたり、ホットカーペットやペットヒーターを使うのもいいでしょう。
ペットヒーターなら縦に立ててタオルなどで巻き体の横から暖まるようにするのも良いです。
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●生後1ヶ月までの子猫には猫用ミルクを与える |
- 哺乳瓶と猫用ミルクを用意し、ミルクを与えます。ミルクだけで育つのは生後4週くらいまでで、歯が生え始めると徐々に離乳をしていきます。(詳しくは、授乳と離乳タイミングを参考にしてください)
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●子猫用のミルクがない場合の代用品 |
- 猫用ミルクをあげるのが一番良いのですが、どうしてもない場合は、以下のもので代用します。
・牛乳1カップ(200cc)に卵黄1個を入れてかき混ぜたもの(砂糖茶さじ4杯を混ぜる)
・人間の赤ちゃん用の粉ミルクを人間用の2倍の薄さに溶いたもの
・スキムミルクか牛乳を水で薄めたもの
※牛乳だけだと、特に子猫の場合、下痢が重症になることもあるので、与えないほうがいいでしょう。
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(2005年11月7日掲載) |