●猫の睡眠時間 |
- 猫は、よく寝るから語源は『寝る子』といわれるほどなんです。
猫の睡眠時間は、1日平均14時間(子猫は20時間近い)で、1日の大半を寝て過ごしているので、一生のうち約2/3は眠って過ごすことになります。
※寝すぎだからといって心配はいりませんが、いつもより元気がなく寝るばかりする時(ご飯も食べに来ないなど)や、睡眠中に体中がけいれん(異常なけいれん)していたり、異常なよだれが出たりする時は、病気の事が多いので注意しましょう。
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●熟睡することはほとんどない |
- 熟睡中の猫は起こそうとしてもなかなか起きてくれません。しかし、熟睡するのは6〜7分で1日のうちトータル3時間ほどで、それ以外は、寝ていても物音がすれば、すぐに目を覚まし、周囲の安全を確認して再び眠ってしまいます。寝てる猫を触ったりすると、不機嫌そうに反応しますが、睡眠不足はストレスの原因になる事もあので、眠っている時はそっとしておいあげましょう。
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●エネルギーのムダ使いをしないため眠ってる |
- 猫は野生では狩りをして食べ物をとっていたので、動く必要のないときは出来るだけ眠って過ごしエネルギーをムダ使いしない習性があるのです。家の中で暮らすようになった猫にとって、狩に費やす時間は少なくなったし、危害を加えられる心配もないし、これといって仕事があるわけでもないので、お気に入りの場所で眠っているのです。
雨の日は特に眠ります。外に出ると濡れるし、雨の日は狩りができないからです。
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●猫が好きな寝る場所 |
- 猫は、保温と通気、安全性を考えて寝ています。落ち着けて、暖かい所が好きなのです。ただ、いつもと違う場所で、隠れるようにしている場合は病気の場合もあるので注意してあげましょう。
●狭い所(箱の中や袋の中、押入れやタンスの中など)
●高い所(タンスや棚の上、冷蔵庫の上、イスの上など)
●暖かい所(日のあたるベランダや縁側、テレビ・パソコンや車の上、ひざの上、コタツの中など)
●涼しい所(廊下など床の上、板の間)
●部屋の隅
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●眠いときの特徴 |
- 猫は「眠い」と思ったらすぐにゴロンとなって寝てしまいす。
●半分トロンとしている時は、足の先がいつもより熱くなっている
●鼻や足の裏(肉球)がピンク色になる
●寝る前には毛づくろいをする
●優しく撫でられると眠くなり寝てしまう
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●猫の寝姿でわかること |
- 丸くなって寝る、だらーと伸びて寝る、座ったまま寝るなど、何でこんな格好で寝てるの?というものもある猫の寝姿だけど、気温と安心度によって違う。
猫が丸くなって寝るのは、大昔に外敵から身を守る防御策の名残だと言われますが、現在では、温度調節と警戒心からこの姿勢をとっているといいます。その為、寒い時や少しでも不安がある時は、くるんとシッポを巻きつけて寝ています。お腹を出してデローンと仰向けになって手足を伸ばして寝るのは、信頼しきっている証拠です。
●手足を丸めて顔をひっこめ丸くなって寝る→寒い(15度以下)、警戒心がある
●横になり足をやや伸ばして寝る→快適(15〜22度位)、安心している
●お腹を見せ足を伸ばして寝ている→暑い(22度以上)、超リラックス状態
※猫は睡眠中に、体(耳や目、手足など)をピクピク動かしたり、寝言を言ったりしますが、これは人間と同じで夢を見ている時なので、異常ではありませんから心配はいりません。いびきをかいたり、コクンコクンと居眠りをしたり、突然目を覚ます事もあるけどこれもよくすることなのです。
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