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猫を留守番させるとき
 猫はひとりぼっちでの留守番もそれほど苦にはなりません。

●ひとりで留守番
猫は安心できる自分の家にいることが好きで、環境の変化を好みません。
できれば、飼い主が留守の間も自分の家で過ごせるようにするのが猫にとっては最適です。

一日の大半を寝て過ごす猫ですから、飼い主が留守でも問題ありません。
猫は1日の3分の2は寝ていますし、10歳にもなると1日の4分の3〜5分の4分の5も寝ていますからね。
ただ猫によっては飼い主がいない不安からパニックに陥ることもあります。
また何日もひとりにされると、退屈になったり、なでたり遊んでくれる人がいないのでイライラもしてくるかもしれません。
安心できるような環境を整えた上で出かけることが必要です。

日常留守がちなら2匹以上で飼う方が、猫も気が紛れてストレスをためずに留守番ができるでしょう。

※離乳期でまだ普通のフードをひとりで食べられない時期は、あまり長時間家を空けないようにしましょう。
生後2〜3ヶ月の子猫だと温度調節やエサや水も気を遣いますが、4ヶ月になると大丈夫だと思います。
●これだけあれば大丈夫
2〜3日なら、室温を調整し、たっぷりのフードと水、清潔なトイレを用意しておけば、たいていの猫はひとりでも留守番できます。
このとき、トイレは清潔にして出かけることが大切です。(トイレを2つ用意していれば安心)
フードは缶詰などのウェットタイプよりもドライフードのほうがよいでしょう。(食べ慣れているフードを用意)
タイマー付のえさ入れとかもあるので利用するのもよいでしょう。

夏場は、エアコンを除湿か微弱にかけて温度や通風を調節するかペットショップなどで売っているペット用の冷たいシートを利用するのもいいと思います。冬場は、毛布やタオルなどを用意します。
または、涼しいお風呂場と暖かい居間に行き来できるようにしておくだけでもいいと思います。
その場合は、浴槽の水は必ず抜いておく、非常用のお水代わりに洗面器に水を少しためておくといいでしょう。
●長期に留守する場合
飼い主が病気やケガで入院とか出張や旅行など長期に家を空けるときは、いくつか方法があります。
1.誰かに猫の世話をしに来てもらう。
  毎日食事やトイレの世話をしてくれ人が見つかれば、猫にとって最良の方法でしょう。
  猫の性格や注意事項、もしものために病院の連絡先などを事前に伝えておきます。
2.信頼できる人に猫を預ける。
  知らない場所ではストレスがたまるため猫のニオイのついたものを持って行く事で安心感を与えます。
  猫がいつも食べているフードはもちろん使っているトイレ(砂だけでも)や食器、ベット、おもちゃなど、持って行く。
3.ペットシッターを頼む。
  飼い主の代わりにストレスのないよう普段の環境で世話をしてくれるペットシッター。
  ただし、家の鍵を預けなければならないので、信頼できるかどうかが重要です。
  猫の性格や注意事項、もしものために病院の連絡先などを事前に伝えておきます。
  ペットシッターが来ると警戒してストレスを感じてしまう猫もいれば、普段と変わらずペットシッターと仲良くできる猫もいます。
4.ペットホテルを利用する。
  ペットホテルといっても様々で、ゲージに入れられ人や他の動物の出入りの激しい場所におかれてしまうところもあれば、
  個別にゲージに入れて時間ごとにペットの状況を見に来てくれるところなど内容は様々です。
  ペットホテルでもストレスを感じない猫もいればストレスを感じて具合の悪くなる猫もいます。
  猫がいつも食べているフード、いつも使っているトイレの砂、食器、おもちゃや飼い主のニオイのついた衣類など安心するものを
  持っていくとストレスを軽減できるでしょう。
5.一緒にペットを連れて行く。
  ペット同伴で泊まれる宿泊施設も多くなりましたが、まだまだ気軽にペットとどこでも旅行できるような環境ではないようです。
  また犬は人につく猫は家につくというように猫にとっては環境の変化を好まないため避けたいです。

(2007年3月16日掲載)


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