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老猫のケア
 猫の老化に合わせたケアを行って猫にとって快適な生活を一緒に過ごせるようにします。

猫は人間より早く歳を取ります。
猫の6歳は人間で言うと40歳前後、人間でもそろそろ健康に気を付けた方がいいとされる年齢です。
一般的に、長命な猫は、12歳から16歳程度だと思います。(人間だと73歳〜93歳くらい)

個体差もありますが、だいたい6歳ぐらいからそろそろ老化が始まります。
老猫のケアは、だいたい10歳(人間だと60歳前後)を目安に考えるとよいのではないでしょうか。
筋力の衰え運動能力の低下、新陳代謝の低下などに伴い様々な変化に気を配るようにします。
■食餌について
運動量、新陳代謝が低下して来るので、少量でも栄養価が高く消化のよいものを与えるとよいようです。
老猫用のフードが沢山販売されていますので、こういったものを利用されるといいと思います。
だいたい6歳ぐらいから老猫用に切り替えていきます。
また、便秘がちになる猫もいるので、便の具合をみながら繊維質の多いものを与えるのもよいでしょう。
■飲み水について
老猫になると、腎臓機能が低下してくるために水分をたくさん取るようになります。
6歳ぐらいからだんだんと飲む量が増えてくるようです。
いつでも飲めるように新鮮なお水を用意してあげます。
水の摂取量が増えると腎臓などの病気に要注意の合図です。一度病院で診てもらいましょう。
■寝床について
老猫になると、睡眠時間が長くなりますので、静かにぐっすり眠れる環境を作ってあげましょう。
夏の暑い時にはクールマットを用意したり、冬の寒い時期にはヒーターなどをお気に入りのベッドに入れてやってもいいと思います。
■室内について
筋力が衰えか9歳ぐらいからジャンプのあとの着地に失敗したり、ズルッとなり、踏ん張りがきかないみたいです。足腰の衰えが進んだ老猫にとって、すべりやすい床などは快適でないようです。

高さのあるジャンプより階段状を好むようになります。
いつも飛び降りる飛び上がる場所があれば、そこの高低差をなるべくなくして階段状態に上がり降りできるようにします。
10歳ぐらいになると、ジャンプや飛び降りる動作の前に時間がかかるようになります。心の準備が必要になるようです。(1m以上は思い切りが必要らしい)
加齢により段差の高さ調節を工夫をします。
■歯について
歯石がついてないか歯茎に異常がないかをチェックするようにします。
やわらかい餌などにより、歯石が溜まっていると、歯周病(歯肉炎や口内炎など)になり、痛くて食べられなくなります。食べれないと体力も低下してしまいます。
猫用の歯ブラシなども販売されているので、歯磨きをするのが一番でしょう。
ついてしまった歯石は除去するしかありませんが、病院で除去してもらうと、全身麻酔が必要になります。
老猫にとっては、麻酔が負担になり、それが元で死んでしまうということもあり得ますので、できれば避けたいところです。
■毛の手入れについて
額に白い毛を発見したのが始まりで、黒かった毛色が、だんだんと薄くなってきたような感じです。
白髪が増えるのはどの老猫も共通のようです。
ヒゲにも白髪が混じるようになりました。

抜け毛の季節の時期が長くなったようです。ブラッシングをこまめに行います。
■接し方
できるだけスキンシップをします。
なでる、マッサージをすることにより、猫もリラックスでき血行もよくなるなるようです。
また、よく話しかけてあげることもよいようです。

(2007年3月15日掲載)


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