- 【原因】
- 肛門括約筋が緩んでしまい、トイレに何度も行って力んでいる時によく起こります。
また、難産の場合もあります。
子猫や若い猫の多くの場合、多くはコクシジウムという寄生虫が原因で起こります。
- 【症状】
- 直腸が肛門より反転して筒状(赤い物が)に突き出たり、垂れ下がったりするので、すぐに気づきます。
猫もお尻をさかんになめて痛がります。
排便ができなくなります。時間が経過すると直腸が壊死することもあります 。
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- 【治療】
- 用手による整復、肛門閉鎖術、直腸切除手術。
- 直脱腸の処置は獣医師に任せるしかありませんが、直腸を脱出させたままにしておくと、粘膜が乾燥して、血行障害などを引き起こして組織が死んでしまう場合もありますから、応急処置として指でお尻の中に腸を押し込むようにします。
あくまで救急措置ですから、仮にもとの状態に戻ったとしても、下痢が治らない限り再発してしまいますから、病院で直脱腸と下痢の治療をしてもらう必要があります。
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