◆猫は必ずケージに入れて行く |
- 猫を病院に連れて行く場合、本来おとなしい猫でも、なれない場所に連れて行かれる恐怖などから暴れることがあります。キャリーバッグや猫袋(洗濯ネットなど)に入れて行きましょう。
ネットやコントロールバッグなどに入れて、なおかつキャリーバッグに入れると安全です。
また、猫袋(ネット)やコントロールバッグは、そのまま診てもらえるので暴れる猫にはよいでしょう。特に、コントロールバッグは、背中や首部分がマジックテープで簡単に開閉でき前後の足が出せます。
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◆できれば電話をしてから行く |
- 緊急時でなければ、行く前に電話で連絡して行きましょう。
行っても診てもらえなかったり、緊急手術などで待たされることも避けられます。
電話した際に簡単でよいので症状について話しておくといいと思います。
病院に行くほどでもないように思っても、まずは病院に電話をして聞いてみましょう。また、診察時間や休診日や時間外や緊急時にはどうすればよいかあらかじめ聞いておけば慌てなくてすみます。
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◆排泄物・内容物を持って行く |
- 異物を食べた場合などは、原因と疑われる物があれば持って行きます。
下痢や寄生虫などの場合は、ウンチを持っていく。オシッコや嘔吐物を持っていく。
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●情報はなるべく多く |
- 猫は言葉が話せませんから、飼い主が猫の現状を正確に伝えなければ的確な治療ができません。
以下のような質問をされるので、少しでも多くの情報を伝えることが必要です。
1.どうされましたか? |
「下痢っぱい」「食欲がない」「吐いた」など、気になる症状を伝えましょう。 |
2.いつからその症状はありますか? |
正確なことがわからなくても「だいたい1週間前から」とか「2〜3日続いている」でよいです。 |
3.どうしてそうなったのですか? |
直接的な原因がわからなくても思い当たることや今日までの経過を伝えましょう。 |
4.具体的にどのような症状がありますか? |
嘔吐、下痢、排尿、発作などの頻度がいつ、どのくらいか、どんな状態かなど具体的に。
食欲、飲み水、元気度に変化がないか。
また、便や尿、嘔吐物や原因物質などわかればそれを持っていくとよいでしょう。 |
5.これまで病気をしたことはありますか?ワクチンの接種は? |
過去の病歴と、受けた治療内容(手術や薬の種類など)を伝えましょう。ワクチン接種の有無。 |
6.他に動物や飼っている場所はどうですか? |
生活環境が原因の場合もあります。他のペットが原因だったりのこともあります。 |
7.気になることや心配なことはありますか? |
気になること、わからないことなどは、小さなことでも遠慮しないで納得いくまで聞きましょう。
治療法は一つではなく、飼い主の方針や考え方にも治療が影響される場合もあります。
どうしてあげたいかきちんと考え、獣医師と納得するまで話し合うことが必要だと思います。
また、治療費(診察料、検査料、手術料、入院費など)についても聞いておくのもよいでしょう。 |
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◆病院内と帰宅後に注意すること |
- 病院では、いろいろな病気の動物がいます。他の動物との接触は避けましょう。
病院から帰ったら、手洗いとキャリーバッグの掃除をしましょう。
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