- 【原因】
- 高温の季節に、直射日光があたる部屋や車などを密閉した状態にしていた場合や、狭いゲージの中に入れられたストレスなどにより誘発されることなどが原因。
- 【症状】
- 体が熱くなり、あえぐような荒い呼吸をします。
よだれを出したり、口の中が赤紫色になることもあります。
重傷の場合、体温が40℃以上にもなり、意識を失うこともあります。
- 【治療】
- 一刻も早く体温を下げることが重要になります。
涼しい場所へ移す・水をかける・冷たい水に浸したタオルなどで体を包む・氷を入れたビニール袋(アイスノンなど)を体に当てるなどが応急処置になります。
ほとんどの場合はこの処置で落ち着きますが、体温と血圧に異常があり続ける場合は点滴や他の内科的治療を行うこともあります。応急処置をしながら病院へ連れて行きましょう。
- 【予防】
- 飼い主が注意することにより防げる病気です。
水を多めに与え、必ず日陰になる場所を作っておきます。
直射日光があたる閉め切った部屋や、室温が上がる場所に閉じ込めてしまわないようにします。飼い主が出かける時は、特に厳重注意します。
夏は絶対に車の中にペットを置いたままにしてはいけません。わずか30分で命を失うことになりかねません。
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