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令和 8年 5月 31日

 

 第337号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 337号 目次

     さみだれを 集めて早し

     即実践講座、夜間連続講座 の 報告とお知らせ

     育てる会総会・キッズルーム・スポーツクラブ の 報告とお知らせ

     OHAの会 ・AAO活動・青年部 わいわいHoliday の お知らせ

     水泳教室/新聞記事・はやぶさの会・クローバーの会 の お知らせ

     北摂杉の子会 施設見学の報告

     お母さんコラム

     ちゃーちゃん日記

     私のお薦め本コーナー
         「わが子に障害があるとわかったとき まず読む本

      ぐんぐんだより
         「ぐんぐんぴっぴ」

     近隣の講演会等のご案内

     育てる会 今後の行事予定

5月は五月晴れといって、一年で一番のさわやかな季節だったはずですが、今年の5月は、雨が降らない日は、真夏日になったりとかで、春とはもう言えないくらいの猛暑です。
5月に降る雨を五月雨(さみだれ)といいます。
「さみだれを 集めて早し 最上川〜」と『おくのほそ道』で芭蕉も読んだように、昔も5月は雨が良く降ったのでしょうか・・・?
あっ、当時の旧暦5月は現在の6月、梅雨の頃でしたね、納得。
月形半平太さんも「春雨じゃ〜、濡れて行こう」なんて言ったそうですが、粋ですね。
半平太さんの“春雨”は今の季節で間違いなさそうです。
でも最近の雨は、有害物質を含んだ酸性雨や放射能まで混じっているとかで、濡れていかない方が良いそうですが・・・・。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
育てる会は総会とそれに続く新理事会も無事に終えることができました。
私は、今年も代表を続けることになります。どうぞよろしくお願いいたします。
今年は、思い切って理事会を大改革いたしました。
これまでは親たちが、理事会を構成しておりました。はじめは親の会から始まった育てる会ですから、それで良かったのですが、色々な活動が増えていきました。
発足から28年と6ヶ月。育てる会の活動も様々に広がって参りました。
親たちが中心で行なってきた、子どもたちへの余暇支援や講演会等の啓発活動などだった活動も大きく変わり、今では療育事業、相談支援、グループホーム運営など多岐にわたってきています。
そこで、それぞれの領域のスタッフたちにも入ってもらう理事会に編成をし直すことになりました。また、専門的な広い視野でアドバイスや意見をいただくために、大学の先生や医師の先生にも入っていただきました。もちろん今まで通り、親の代表の方も過半数はいっています。
正会員の皆さんには、総会資料に新しい理事さんの名前等がはいっていますので確認してください。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、大阪の「社会福祉法人 北摂杉の子会」という法人の見学に、5月21日(木)に行かせていただきました。
杉の子会は、職員数は400名を超え、事業所も20カ所以上、事業予算規模でも20億円を超える、育てる会とは比べられないほどの大きな法人です。
ここで感じたことは、大きな法人は、やることもでかい。そして、それには行政が大きく関わって、お金がどーんと出ると言うこと。
とてもまねができることではありません。
ただ、大きい法人とうちのような小さな会の違いは、その分一人一人が、身近でよく見えることでしょうか?
一人一人の子どもや大人の方に、丁寧な関わりができることかもしれません。
参考になることはたくさんありましたが、その中でも一番いいなと思ったのは、官民協働で、事業を行っておられるところでした。
中でも豊中市はとても進んだ考えを持っておられる自治体だと思いました(法人があるのは、隣の高槻市)。
        (豊中市児童発達支援センターにて)
官が場所とお金を出して、民が支援技術や支援内容を提供する。そういうことができていて、色んな自治体が参考にされるといいと思いました。
赤磐市も見学にいってくれたらいいのになぁ〜なんて思いました。
またグループホームの見学もさせてもらいました。私は一番ここが見たかったので、いっぱい細部にわたり、見せていただきました。
ここは、強度行動障害のある人が入所されているグループホームでした。細かく一人一人に合せた支援があって、参考にできることがたくさんありました。
私は、育てる会のグループホームで支援をしっかりできているつもりでしたが、まだまだ足りないと思えました。
参考にしたいことがいっぱい見つかって、取り組む為の準備にワクワクしているところです。
たくさんの質問にも丁寧にすべて答えてくださって、ありがたかったです。若い方が、説明をしてくださいました。それをさりげにフォローされる先輩のスタッフさんが素敵でした。大勢のスタッフさんが働かれていて、その一人一人の動きの手順が、まとめてありました。これはうちでも作りたいものと思います。
刺激的な北摂杉の子会さんの事業所を見せていただき、ご案内いただいた I さんに感謝でした。
見学の報告は後ろのページに載せていますのでご覧ください。

さて、話は大きく変わります。
我が家の花壇には、ドクダミと言う植物が群生しておりました。
どうにかしてこれを退治したいと思いYouTubeで“ドクダミ退治”なんていうのを検索してみたところ、根まで取るのは大変なので、出てきた葉っぱを切り取ることでドクダミは光合成ができなくなり、やがて退治できるとのことでした。
それで私は庭に出る度に青い葉っぱを根気よく切り取っていくことにしました。
たぶん大変だろうと思っていたこの作業が案外楽しくて、2〜3日に一度、春からずーっと続けています。
ドクダミは日陰が好きみたいで、ルピナスの葉っぱの陰やパンジーの葉っぱに紛れています。
私に見つからないように、隠れて芽を出しています。それを見つけるのが楽しくって、ドクダミと私の知恵比べ。
ドクダミ退治を続けていると、はじめはしっかりした茎をしていたものが、次第に細い茎に変わり、今では、シュルッと抜けるような小さい葉しかないものになっています。そろそろ絶滅の時は近いと言うところです。
何でもコツコツやり続けていると、結果は出てくるということでしょう。
それと、何でもしんどいと思うのではなく、楽しむこと・・それが大切ですね。
ドクダミに勝利する鳥羽を応援してくださいね。

さて、今月の大きな出来事は、哲平がこんな言葉を言いました。
「治ると良いね」
実は、私ドライアイで、目薬をいただいていたのですが、まじめに点眼しなかったもので、ある日のこと、朝からごろごろ目がしていたのですが、夕方には、目が痛くて開かないくらいになりました。
次の日もひどかったのですが、あいにくと日曜日、翌日には眼科に行くことにしましたが、夜には全く見えないくらいになっていました。
ドライアイだけでこんなにひどくなるなんて、思っていませんでした。
何か悪い病気かもしれないと、思うほどひどい状態でした。
すると、私の様子を見ていた哲平が言いました。
「治ると良いね」
哲平の言語は、殆ど要求か、ヘルプを求めるときくらいです。
普段に使っている言葉で、「おはよう」とか、「ただいま」とか、「わかりません」とか、そういうのは言えます。
でも今回の「治ると良いね」は、初めてのモデルもなしで、自分から言った言葉でした。
すっごくうれしかったんです。
目が痛いのに涙が出ました。うれし涙。ああうれし涙が染みる染みる〜。
   ・・・・眼のほうは、少し眼球に傷がついているとかで、新しい目薬をいただくと良くなりました。ご安心を・・・

ところで、我が家には哲平の上に長男がいます。
長男と哲平は3つ違いです。哲平のことで大忙しだった私は、長男のことにあまり手をかけてやれなかったみたいでした。
ある日のこと、こんなことを幼稚園に通っていた5歳の長男が言いました。
「僕も自閉症だったら良かった。自閉症だったら、もっとお母さんが優しくしてくれたのに・・・」
5歳の子が、寂しさに耐えかねて、涙を流しながら言いました。
ショックでした。自分でも気づかなかったのですが、それからは長男に対しても(長女に対しても)、気をかけてきたつもりでした。
でも、それから30年後、またまたある日のこと、そんな長男が、「僕のパッチワークは、いつできるの?」と言ったのです。
実は、昔々、長男のために作ってあげるよと約束していたパッチワークキルトがありました。
家族や知り合いに一言ずつ書いてもらったピースを集めて、大きな1枚に仕上げるサインキルトでした。
でも、それから30年経った某月某日、キルトスタンドに掛かったままのキルトを見て長男が言ったのです。
「ええ〜!!あんたそんなもん本気で欲しかったん?」
びっくりして聞き直したのを覚えています。
すでに就職して、家を出て、一人ぐらし、帰省するたびに親にお小遣いをくれるようにまでなった息子です。
その言葉を聞いたのが今から6年前でした。
でも、それからも忙しくて、なかなか完成できなかったのですが、夜コツコツと取り組むこと6年間。
2026年5月5日、GWも終わりかけた頃、やっと完成したのです。
できあがったキルトをGWに帰省していた息子に見せると、ニヤリと笑ってくれました。間に合ってよかったです。
「母さんが死んでもお棺の中に入れないでよね」と頼んでいます。
大切にしてくれると良いのですが・・・。
 (完成したキルト、事務局の2人に持ってもらいました)
息子がこれまで頼み事をすることはほとんどありませんでした。
そんな息子が、「僕のパッチワークいつできるの?」と聞いてきたのですから、作ってやらなければと、頑張った次第です。
思い返すと、パッチワークから離れて、35年が過ぎていました。
哲平の子育が大変で、その後少し楽になった頃には、育てる会を立ち上げて、また大変でした。
やっと、完成したパッチワークキルトは、昔々の懐かしい思い出が詰まっていました。
今は、靴下のつぎあてをしたり、小さくなった服を大きく広げたり・・・そんなことばっかりしていた私でしたが、大好きだった手仕事を、また改めてやりますか。
そんなことを考えていて、ふと思いついたことがあります・・・、私はケチなんだな、ということです。
夫のお気に入りのアロハシャツが、太ったおかげでピチピチになり、もう着れなくなりそうでした。
そこで私がやったことは、袖の下の脇線をほどいてそこに布を足してサイズ直しをしたのです。
しっかり見たら、少し気になりますが、夫は無頓着な人ですから、機嫌良く着てくれています。これで当分、まだまだ着られそうです。
襟付きの綿シャツの襟が、すり切れたら、スタンドカラーに仕立て直して着てもらいます。
靴下の穴が開いたらダーニングして穴を塞いでいます。
本当にケチなんだなと自分でも笑ってしまいます。
ケチなのにお金が貯まらないのはどうしてなのでしょうね。
誰か教えて??

そういえば、哲平の障害がわかった頃、「もうパッチワークなんかできない。これからは、哲平のことをしっかり育てていかないといけないから・・・」と泣き泣きいう私に、夫がこんなことを言いました。
「パッチワークが好きなんでしょう? やったらいいよ! 好きなことをやめたりしないで!!」
あの時の夫の声や顔を私はしっかり覚えています。
好きなことは諦めないで欲しいと言う夫の思いが、私に伝わりましたが、でもやること、やらなければいけないことが多く、ほとんどキルトスタンドの前に座ることはできませんでした。
いつしか、すっかりしまい込まれた作りかけのものたち・・・。
最近長男のキルトを作ったのがきっかけで、昔の作りかけのものを、完成させたいと思うようになりました。
コツコツ、コツコツ。楽しみつつ、やり続けたいものです。
諦めかけていた物つくりですが、願い続ければ、何でも叶うのですね。
がんばってみたいと思う今日この頃です。
皆さんには、趣味はありますか? 子育て一段落したら、またじっくり取り組んでみませんか??
人生いつからだってやり直せます。
では今日はここまで、皆さんお元気で、暑さに負けないように体力作りをいたしましょうね。
栄養と睡眠が大切ですよ。では、また、ごきげんよう。
 (鳥羽 美千子)

令和8年度 支援者向け 発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐

令和8年度も赤磐市との共催をいただいた、発達障害支援のための夜間連続講座が始まりました。
今年の講師は、川崎医療福祉大学准教授でTEACCH公認上級コンサルタントでもある諏訪利明先生です。
今年度は「基礎から学ぶ、10回連続講座」として、初めてASD(自閉スペクトラム症)の児童を担任する先生や成人の方の支援に関わる方にも理解しやすいように、障害の基礎から具体的な対応や支援の方法までを話していただく予定でしたが・・・、蓋を開けてみると意外にも(?!)、自閉症児・者と関わって10年以上という支援者の方が多かったです。
みなさん、この10回の連続講座を通して、改めてご自身の支援を見つめ直してみたいという熱意が感じられた第1回の講義でした。
いつもはお忙しい支援者の方も多く、後日配信で勉強される方のほうが多いのですが、今回は100名以上の方がリアルタイムで受講いただき、感想も今までで最多ぐらい届きました。
赤磐市との共催ですので、赤磐市在住・在勤の支援者のみなさまは、無料で講座に参加できますので、この機会を逃さずにぜひお申し込みください。
第1回は終わりましたが、後日配信もありますので、初回分から講義は視聴できます。
(なお、育てる会 正会員の方には、後日となりますがアーカイブ配信を提供しますので、ご希望の方は事務所まで申し込んでください:正会員 無料)

『 発達障害支援 夜間連続講座 第2回 』

日 時:令和8年6月4日(木) 19:00〜21:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 【後日配信あり】
テーマ:「ASDを理解する A 〜学習スタイルの視点から〜」
講 師:諏訪 利明 先生(川崎医療福祉大学 特任准教授)
主 催:赤磐市、岡山県自閉症児を育てる会
参加費:【全10回分】一般 20000円、賛助会員 17000円、赤磐市在住・在勤者 無料
申込・問合せ:E-mail acz60070@syd.odn.ne.jp
https://forms.gle/h8PUKXDoqMXoMv8U6
それでは、5月14日(木)の第1回「ASDを理解する @ 〜行動特性の視点から〜」を受講された方からのアンケートの一部です。

○ 日本での障害への捉え方、自閉的な人当事者の言葉、医学的な視点など、様々な視点から考えることができました。一人ひとりの行動特徴、人柄、思いはそれぞれであることを改めて意識しながら、明日からまた子どもたちとの日々を楽しみ、子どもたちから学んで、次につなげていきたいと思います。
○ 今日は貴重な講義、ありがとうございました。基礎の前に、障がいや自閉症の捉え方についてのお話が詳しく聞けたと思います。それがあってからこそ、自閉症の考え方や支援について考えていけるのかなと思いました。
自閉症の方が自閉症としての豊かな人生とはどういうことか、もっと深く理解していきたいと思いました。
○ 偏見について職場の人たちと考えてみたいと思いました。自分たちの使う言葉や行動がどうであるかを考え、そういったことを通して自分たちの行動を振り返ってみたいなと思います。
また二重共感問題についても改めて考えたいと思いました。難しいことがある人たちではなく、ちょっと違うだけ、表現だけではなく本質的に理解できるようになりたいと思いました。貴重なお話をお聞かせくださりありがとうございました。
○ 「障害」をとりまく日本の事実や差別、偏見がついてまわるのか? などのお話を聞いて、いろいろと考えさせられました。
保護者の方と話をする中で、子どもの姿を受け入れるのに時間がかかったり、周りから子どものことを言われて辛いなどの話を聞いたりすることが多いです。諏訪先生が言われていたように、支援者は関わる楽しさを知っていますが、世間とのギャップを感じています。成長を共有しながらも、まずは保護者の方に寄り添うことを大切にしていきたいと改めて感じました。
○ (すぐにやってみようと思ったのは)子どもと関わる際に、その子の特性を知ることや興味、生活の中での困り感について目を向けることです。それらを受けて、目の前の子とどう向き合っていくか、何が必要な支援かを考えていきたいと思いました。
また、「障害があるからといって特別な配慮が必要である」という思考で関わるのではなく、目の前の子どもが何を必要としているかという目線で関わっていきたいと感じました。
○ 諏訪先生のお話はいつもわかりやすいです。また、障害を持った人たちへの優しさを感じます。
自閉症の診断のある当事者、またその家族がどんな思いで日々過ごしているのかといったところにも気を配りながらかかわっていきたいと思いました。支援することは大切ですが、それぞれの今置かれている状況などにも気を配りたいと思いました。

令和8年度 現場の先生のための即実践講座

今年度の即実践講座は、講師に“ドクターPECS”と称されるペンショナー児童精神科医の門眞一郎先生をオンラインにお迎えして、5月26日(火)より始まりました。
門先生はPECS(絵カード交換式コミュニケーション・システム)を日本に紹介し、普及に努められた第一人者の先生なのですが、今回の連続10回の講座では、表出コミュニケーション以外にも、構造化などの理解コミュニケーションやコミック会話、ソーシャル・ストーリーなど、自閉症支援全般にわたりお話しいただく予定です。
第1回の「自閉スペクトラム障害 総論」では、発達障害に関しての法律用語の問題点、DSM-5-TRにおける日本語訳と門先生の私訳の比較、ダイナミック氷山モデルの紹介、特性のメリハリや高機能自閉症者本人による視覚的支援の大切さなど・・・本当に多岐にわたる講義で圧巻でした。これからそれぞれの詳しいお話しが聴けることが楽しみです。
なお、門先生の講座も後日配信があります。1回目の講義から受講できますのでぜひ申込みください。
(育てる会 正会員の方には、門先生の講座も、後日となりますが無料でアーカイブ配信を提供します)

 『 現場の先生のための即実践講座 第2回 』

日 時:令和8年6月23日(火) 19:00〜21:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 【後日配信あり】
テーマ:「理解コミュニケーション (1)  空間の構造化」
講 師:門 眞一郎 先生(ペンショナー児童精神科医)
主 催:NPO法人岡山県自閉症児を育てる会
参加費:【全10回分】一般 23000円、賛助会員 20000円
申込・問合せ:E-mail acz60070@syd.odn.ne.jp
https://forms.gle/wwyursBJQGEpvsZ48
それでは第1回「自閉スペクトラム障害 総論」に参加された方からのアンケートの一部です。

○ 発達障害の定義、ASとASDの違い、ダイナミック氷山モデル等、これまで学んだこととまた違った視点から自閉スペクトラムについて学ぶことができました。これまで支援手法や特性、学習スタイル等勉強してきましたが、改めて定義や基本的理解について共通認識を持つことが重要と感じました。支援者自身が医学モデルになりがちであることにも気づかされました。
何のために支援をするのか、ASDがASとなるよう社会的障壁を取り除くべく、実支援、啓発活動にも取り組んでいきたいと感じました。
○ 先生のこだわりの詰まった講義だったと思いました。先生の解説のおかげでASDのとらえ方として社会モデルへの意識が高まりました。 ダイナミック氷山モデルの考えは学習スタイルと環境のギャップともとれるのかなと思い、わかりやすく思いました。
○ 自閉スペクトラムについてさらに知ることが出来ました。前から氷山モデルというのは知っていましたが、「ダイナミック氷山モデル」という考え方を知り「なるほど、すごいわかりやすい」と感じました。
DSMについても曖昧の理解だったのが理解しやすく、どういった流れで日本に定着したのかということも初めて知りました。法律の改定の話、自閉症の傾向・特徴、適切な支援とは、と様々なことを学ぶ場になりとても勉強になりました。
○ 「メリハリのハリに注目を」、「ダイナミック氷山モデルの塩分濃度によって浮力が上がる」、「本人の自己選択や自己決定のための具体的支援は、ハリに注目して」
わかりやすい言葉での説明、大変ありがたかったです。濃い塩分濃度をどう薄めていけるか、課題です。
○ 講義終盤での、"要望と必要なことは違う"という視点にハッとさせられました。
保護者の要望をニーズとしてどうにか反映できないかと思ってしまうことも多いのですが、ハードルが高いことも。その目標(ハードルが高い要望)を達成するためにはどんなスキルが必要なのか、保護者と話し合って考え、その上で今必要なことは何なのかを整理し、今できるハードルで取り組めたらと思いました。
○ 改めて自閉スペクトラムの定義を学びなおせて良かったです。また、視覚支援の重要性は何十年も前から言われているのにまだまだ現場ではことばの指示が中心で、子どもに合わせた視覚支援が行われていないことや医学モデルでの対応、つまり子どもの障害のせいとして適切な支援がなされていないことが多くあります。もっと自閉スペクトラムの正しい理解や対応が広まればと思います。
次回のコミュニケーションの支援についての講義を楽しみにしています。
○ ダイナミック氷山モデルのお話とてもわかりやすかったです。海水の塩分濃度が強い(環境が塩対応)と氷山(障害部分)が浮き上がり大きくなってしまう。その人のメリとハリを理解しその人のハリを生かしてメリが小さくなる支援をめざす。
1年間よろしくお願いします。

ここから下 ↓は 正会員向け行事のご案内 です。
※ 正会員について
    資格:自閉症のお子さんのいるご家庭で、原則 岡山県在住の方
              (会員向け行事は岡山県内にて開催のため)
    会費:入会金3,000円+月会費1,200円×3月末まで (次の年から年会費:14,400円)
    特典:正会員向け行事参加
【 キッズルーム、サッカー&ドッジスポーツクラブ、水泳教室、木工教室、AAO活動(ガイドヘルプ活動)、木工教室、クリスマス会、OHAの会(高機能)、座談会(クッキング、マッサージ)、18歳の春を目指す会、さをり織り教室、はやぶさの会(男の子)、クローバーの会(女の子)、わいわいHoliday(青年の会)、おやじの会(山のぼり、BBQなど)】  など
        他 セミナー等 正会員料金、毎月会報郵送
※賛助会員について
    資格:どなたでも
    会費:入会金 不要、年会費 3,000円(入会された月から1年間)
    特典:セミナー等 賛助会員料金、毎月会報郵送
正会員・賛助会員・療育・セミナー・連続講座等 申込み
  http://sodaterukai.org/policy1.html

令和8年度 育てる会総会 の 報告

令和8年5月15日(金)に令和8年度の特定非営利活動法人岡山県自閉症児を育てる会総会が開催されました。
議事につきましては、全て提案通り可決、承認いただきました。
みなさん、出席、委任状ありがとうございました。
議 事:1.令和7年度事業報告
     2.令和7年度収支決算報告
     3.令和8年度役員選任
     4.令和8年度事業計画
     5.令和8年度収支予算
     6.定款変更
育てる会正会員のLINEに入っておられない方には、総会資料を同封しておりますので、ご確認ください。
LINEに入られている方には、承認後の資料をデータにてお送りさせていただきます。
また、できましたら全員がLINE登録していただきますと、今後の事務作業が格段に楽になりますので、この機会にぜひLINE登録をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
(事務局)

キッズルームのお知らせ

岡山大学児童文化部との合同企画です。
広い体育館で岡山大学のお兄さん、お姉さんとたくさん遊ぼう!
日時:令和8年6月13日(土) 13:00〜15:00頃(受付12:45〜)
場所:岡山大学 
持ち物:うわぐつ、飲み物(必要な方)
参加費:500円 保険料込(2歳児から必要・兄弟児も同様)
お気軽にお問い合わせ、ご参加ください!(正会員限定)
申込・問い合わせ:LINE、チラシQRまたはメール MAIL:acz60070@syd.odn.ne.jp
詳しくは同封のチラシをご覧下さい

サッカー&ドッジ スポーツクラブのお知らせ

岡大の学生ボランティアと一緒に! 広い体育館で思いっきり体を動かしましょう!
周りの目を気にせず、自分のペースでOK!
できるところから楽しく参加♪  兄弟児の参加も大歓迎!
第1回   5月30日(土)
第2回   7月 4日(土)
第3回   9月26日(土)
第4回  11月14日(土)
第5回   1月30日(土)   時間:10:00〜12:00
※ 体育館の都合により日程が変更になる場合があります。
場所:岡山大学 体育館
参加費:年間 全5回分 1,500円(保険代含む)、中途参加OK(月割り対応します)
参加対象:2歳〜青年まで(昨年は約15名が参加!)
みんなで楽しく体を動かして、リフレッシュしましょう!
申込・問い合わせ:正会員LINE、チラシQRまたは MAIL:acz60070@syd.odn.ne.jp(正会員限定)

OHAの会 の お知らせ

OHA(Okayama High functioning Autism)の会は、知的障害を伴わない自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを育てる保護者のための、学びと交流の場です。
今年度の講師も、川崎医療福祉大学 医療福祉学部 医療福祉学科の小田桐早苗先生です。
いよいよ6月から、スタートです。

  【令和8年度 第1回 OHAの会】

日 時:令和8年6月27日(土) 10:00〜12:00
場 所:オンライン開催(Zoom:リアルタイムのみ)
※ 詳しくは同封のチラシをご覧ください(正会員限定)
正会員限定ですので安心してお申し込みください。
今年も読み合わせの参考図書は、吉田友子先生の『その子らしさを生かす子育て(改訂版)』です。
年間5回開催で、会費は全5回で5000円です。
なお、個人情報も相談に出ることがありますので、後日配信はなしです。ご了承ください。
【以後の予定】 第2回   8月 8日(土) ・ 第3回 10月24日(土)
           第4回 12月19日(土) ・ 第5回  2月 6日(土)

AAO活動 参加者募集 の お知らせ

今年度もAAO活動が始まります
活動に参加してくださるご家族、ボランティアさんを募集します
参加いただける方は、小学校2年生〜成人の方まで。将来、一人で街に出て楽しむための練習、ガイドヘルプ活動です。  
詳しくは同封のチラシをご覧ください。
申込締切は6月15日(月)としていますので、遅れないようにお願いします。(正会員限定)
(担当 M.N)

青年部 わいわいHoliday の お知らせ

青年部 わいわいHoliday は知的障害を伴う青年たちの会です。
なかなか友人たちとお出かけができにくい彼らです。
親たちでそんな彼らに休日を楽しむ機会を作りたいとカラオケやボウリング、会食、小旅行などを企画しています。
次回は、『みんなでバーベキュー』を予定しています。
6月28日(日) 11:00〜14:00の予定です。
場所は、育てる会事務所の近くの農マル園芸のバーベキュー場です。
食べるのが好きな青年たちは、ぜひ参加してくださいね。(正会員限定)
青年部では、高校生〜成人男子 で参加者を募集しています。
興味のある方は事務局まで問合せくださいね。
育てる会LINEか、Tel.086-955-6758、E-mail acz60070@syd.odn.ne.jp です。
(担当:M & T)

水泳教室のお知らせ

日 時:令和8年6月21日(日) 15:30〜17:00
場 所:OSKスポーツクラブ(岡山市北区絵図町1−50)
連絡先:育てる会事務局(086-955-6758)(正会員限定)
★水泳教室に新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
体験してみたい方は、2回までOKです(1回 1000円)。
プールは正会員限定で、5レーンを貸切で使っていますので、安心してお越しください。
★欠席される方は6月18日(木)までに事務局に連絡してください。
(担当:I & S)
 新聞記事のご紹介
水泳教室の発足以来、30年近くボランティアでコーチをお願いしている志水孝光さんの記事が5月26日(土)の山陽新聞朝刊で紹介されました。
志水さんには、本当に長い間水泳教室を支えていただいて、感謝の言葉しかありません。
「体力の続く限りは指導を続け、引き継いでくれる人を見つけたい」
頼ってばかりでは申し訳ないですね。会としても、後継の方をなんとか探したいと思っています。

はやぶさの会 の お知らせ

「はやぶさの会」は、ASDの育てる会正会員メンズたちの友達作りの会です。
新年度を迎え、はやぶさの会でも今年度最初の会を企画中です。
興味のある方はご連絡ください。
新しいメンバーも大募集中!! 小学生以上のASD診断のある男の子・友達がほしいなと思っている子が対象です(兄弟で参加したいという場合、その兄弟にもASD診断が出ている場合には参加可能)。 ぜひ事務局(086-955-6758)までお問合せください♪(正会員限定)
(担当:M)

クローバーの会 の お知らせ

「クローバーの会」は、ASDの育てる会正会員女子たちの会です。
学期に一回程度集まって、皆で一緒にご飯を食べたりカラオケをしたり遊んだりおしゃべりしたりを楽しんでいます。
はやぶさの会と同じく、クローバーの会でも新年度第1回を計画中です。お友達の欲しい女の子のご家族の方、ぜひ声をかけてください。
メンバー大募集中!! ASDの診断のある女の子は、男の子に比べて少ないので、貴重な場になるのではと思っています。
小学生以上のASD診断のある女の子で、友達がほしいなと思っている子が対象です(姉妹で参加したいという場合、その姉妹もASD診断が出ている場合には参加可能)。
興味のおありの方は、事務局(086-955-6758)までお問合せください♪(正会員限定)
(担当:M)

北摂杉の子会 施設見学の報告

先日、社会福祉法人北摂杉の子会様の施設見学をさせていただきました。
朝から夕方までの長時間でしたが、大変丁寧にご案内をいただきました。
今回の見学では、以下の4つの拠点を訪問させていただきました。
● 豊中市児童発達支援センター
●  Cafe Be
●  グループホーム レジデンスなさはらもまち
●  LaLa-chocolat
(Cafe Beにて、おいしい昼食をいただきました)
施設ごとに様々な工夫が凝らされており、大変勉強になることばかりでした。
設備や人員といったリソースの面で、私たちの施設ですぐに真似をすることが難しい部分もありましたが、日々の支援の中に散りばめられた細やかな配慮には参考にしたいと思える部分がたくさんありました。
特に印象的だったのは、利用者さんへの視覚的な分かりやすさはもちろん、働くスタッフに向けたマニュアルや掲示物も丁寧に整備されており、業務の効率化や質の担保に繋がっていると感じました。
これらは私たちの現場でも、すぐに改善に向けて取り掛かることができる大きなヒントとなりました。
また、グループホームでは、センサーを用いた利用者さんとスタッフとのコミュニケーション(連絡)ツールなど工夫を凝らした支援によって、多様な特性を持つ方が穏やかに、かつ主体的に意思伝達ができる環境づくりに感動いたしました。
強化子アセスメントのためのキットを用意してあり、大量の候補の中からその人にとっての強化子にあたるもの、またはその嗜好に見当をつけるヒントにしているというところも取り入れたいと思う部分だったと思います。
今回の見学で得たたくさんの刺激と気づきを私たちの現場の細かな改善や、これからの支援の質の向上としっかりと繋げていけるように伝達していけたらいいなと思います。
最後になりますが、大変お忙しい中、終日にわたり温かくご対応いただいた北摂杉の子会の皆様に、心より深く感謝申し上げます。

お母さんコラム

高1でASDの診断のある県立高校に通う息子と、小4でASDの診断のある通常学級に通う娘を持つ母が、普段の我が子との日々をつれづれに書いているコーナーです。
どうぞ気軽な気持ちで読んでください。
今日は娘の「宿泊研修についての本人からの相談」の話を紹介したいと思います。
私の住んでいる地域では、小4になると「山の学校」という宿泊研修があります。
自然の家のようなところにみんなで泊まり、キャンプ飯体験をしたり、アスレチックをしたり、オリエンテーリングをしたりします。
娘も小4になり、いよいよ初めてのお泊り。
家族でのキャンプ経験などはまあまあありますが、いつも親や親せきと一緒なので、自分だけで友だちや先生たちと泊まるというのにちょっとドキドキ心配があるようです。
持ち物を用意するにも、ひとまずは説明会を聞いてからだよねーという話をしていると、「洗髪禁止ってどういうこと?」と質問がありました。
私「洗髪っていうのは、髪の毛を洗ったらだめですよ、ってこと」
娘「どうして?」
私「理由は分からないけど、いちいち髪の毛洗っていたら、時間がかかるからとか?」
娘「どうして時間がかかったらダメなの?」
私「待っている人がいるでしょう」
娘「じゃあシャワーで濡らすだけにするってことか」
私「あ、いや、そうじゃなくて、そもそも濡らすことも、しないでってことなんだよ」
娘「どうして?」
私「んー、これは推測だけど、ドライヤーが一気に動くとブレイカーが落ちるし、そもそも持ち物にドライヤーOK出てないから。まあ一日ぐらいシャンプーしなくても大丈夫でしょ」
娘「・・・ねぇ。そもそもの質問なんだけどさ」
私「ん?」
娘「お風呂ってもしかして、みんなで入るの?」
私「みんなでっていうか、多分グループごととかだとは思うけど、そうだね」
娘「ええええええええ」
私「?」
娘「やだー!!!!!!」
私「え?」
娘「友達とかにも裸見られるってことでしょ? 無理―!!!!!」
私「!? 普段温泉とか平気じゃん」
娘「知らない人とか、ママとかなら大丈夫だけど、友達は無理―!!!!!!!」
私「どうして?」
娘「分からんー!!!!!!!!! なんか抵抗感あるー!!!!!!」
私「自分で分からんのか〜い」
と言いながら、ひとまず色々本人と話しながら考えてみました。
本人がしっくりきた答えとしては、次のようなものでした。
・プライベートゾーンは、見るのも見せるのもダメと学校で言われているのに、良いのだろうかと思ってしまう
・普段隠しているところが見えるのは、距離が近い存在であると、なんだか落ち着かない(見ず知らずの人がいる温泉は平気)
・「気にするな」と言われても気になるから、「気にするな」とは言わないでほしい
・もじもじいごいごしていると目立ってしまうから、ササッと入るといいかも
・タオルをどのように持てばできるだけ見えないかが分かると安心
・相手が自意識過剰で「見ないでよ!」と言ってきたらどう答えるか
色々一緒に考えると「なんか、大丈夫そうになってきた」と言います。
理由を聞くと「ママと話していると、どういうことが心配なのか見えてきたし、それぞれの時にどうしたらいいかもわかってきたから、あとは何とか当日頑張れそう」とのことでした。
相談して心配は0にはならないけど、心配の気持ちが少し減ったそうです。
上手く言葉にならないけれど、もやもやした気持ちって前思春期の今ぐらいの時期にはアルアルなんだと思います。
こういう一つ一つを“どうしたらいいだろうね”と一緒に考えていけると、娘が自分で考えられる力につながっていくのかなぁ、と感じた出来事でした。
(cyacya)

ちゃーちゃん日記 (あるASDの女の子のお話)

ASDの子ども二人を育てる母親であり、AS当事者でもある私の日々を紹介するコラムです。
思い出した順に書いているので、時系列が前後したり脈絡が飛んだりするかもしれませんが、「そんな感じ方もあるんだ」「おもろいな!」と気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
今日は、私が「細部に目が行きすぎる」ことで起きる日常のあれこれについて書いてみます。
ASの人は、言語能力が高いという話をたまに耳にします。
もちろん個人差はありますが、私は、言語の細部に目が行きやすいタイプで、人の書いた文章などを校正することが、比較的得意です。(ここで、「得意です」とハッキリ言わないあたりも、言語に厳密で細部だなと改めて感じてみたり・・・)
元々事務の仕事をしていた関係で、だと思っていたのですが、先日事務職をしている知り合いの人と話をしていて「あなたの文章の校正の仕方はちょっと人とは異なるやり方だ」と言われました。
一般的なやり方が分からないので、私のやり方を言うと、まず、文字の間違いを全て確認して、全部修正をかけます。
例えば「午後15時→午後3時」、「○○したり○○します→○○したり○○したりします」「できてます→できています」と書き替えていく・・・という具合にかなり細かく直します。
全部直して終わった後で、やっと文章の中身のチェックに入っていくのです。
一般的な文章校正の仕方は、「まず内容を読む → その流れの中で気づいたところだけ直す」という形だそうです。
いわゆる “全体を見てから、優先順位をつけて修正していく” 方がやりやすいそうです。
私の場合は、パッと文書全体を見ても、上記のような表現のおかしさ? 統一のなさ? が浮き出て見えてきてしまいます。
それを無視して全体を見ようとしても、どうしてもその気になるところが気になって全体像をつかめなくなってしまいます。
なので、Word文書で青や赤の波線がつくようなところを、一気に直してしまって、ホッとしてから改めて文章を修正していく方が安心して全体が把握できるんですよね。
これ、いわゆる「細部への注目」という特性なんだろうなと思うのですが、この年になってそういう発見の一つ一つが本当に面白いなと思っています。私の中での当たり前・私の中での必然的な手順が、結構一般の人たちとは違うことがよくあって、それらが私としてはとても面白いです。
先日も息子の高校の書類に「令和8年 5月11 日」と変な形で全角半角が混じっていたり、スペースが入っていたりすること・後半に「2026年度」となっていて、和暦と西暦が両方書いてあることなどに対して「気になるー!!!」と言ったところ、息子から「この書類で注目するべきところはそこじゃない」と言われました。
「え!?気にならないの!?」と尋ねると「気にはなるけど、それよりも内容の方が大事でしょ」と。
うーん、私よりも全体把握ができている!
やっぱり小さい時からの療育の効果ってすごいなぁと感心しましたし、同じように特性があっても親子で、こんな風に“見えている世界”が違うんだなぁと、改めて面白く感じた出来事でした(笑)
(ちゃーちゃん)

 ぐんぐん だより 
今月の「ぐんぐん便り」、担当は「ぐんぐんぴっぴ」です。

ぐんぐんぴっぴ (児童発達支援)

暑さを感じる日が増え、子どもたちの服装も半袖や半ズボンへ変わってきました。
今年の夏も暑いのかなと少しドキドキしています。
今回は、療育の中で見つけた関わり方を家庭でも活かしていただくことの大切さ、そして親子療育だからこそ生まれる“成功体験の広がり”についてお伝えしたいと思います。
ぐんぐんぴっぴでは、保護者の方に療育に同室していただく親子療育スタイルです。
療育の中でお子さんに合った関わり方を一緒に考え、その場で実際の様子を見ていただくことで、「こう関わると分かりやすいんだ」「こうすればできるんだ」という実感を持っていただくことができます。そしてその関わりを、ご家庭で無理のない形で取り入れていただくことで、お子さんの「できた!」という経験が日常の中に少しずつ増えていきます。
それはお子さんの自信につながるだけでなく、保護者の方にとっても「この関わりでよかったんだ」と感じられる大切な経験になっていきます。
保護者の方からは、「療育で関わり方のモデルを見せてもらえるので、家庭で実践しやすいです」「自分の関わりが子どもの成長につながることが嬉しいです」といった声をいただいています。その言葉から、日々お子さんと丁寧に向き合っておられる姿が伝わってきます。
Aくんは、活動の中で難しいことに直面すると、「できん、できん」と訴える姿が見られていました。
そこで療育では、「できん」と言ったときに「てつだって」と、本人が伝えたい言葉を支援者が代わりに言葉にする“代弁”を取り入れてみました。
すると、何度か繰り返すうちに、その言葉をまねて「てつだって」と言える場面が少しずつ見られるようになっていきました。そこで、この関わりを家庭でも取り入れていただくことにしました。「できん」と言ったときには「てつだって」と代弁することを、ご家庭での取り組みとしてお願いしました。
次の療育日、遊びの中でうまくいかない場面があったとき、Aくんは「できん・・・てつだって」と、自分の言葉で伝える姿を見せてくれました。
保護者の方にお話を伺うと、この1週間、ご両親で機会を大切にしながら関わりを続けてくださっていたとのことでした。
ご両親の頑張りの積み重ねが、Aくんの「自分で伝える力」につながっていったのだと感じました。その後もAくんは、困ったときに「てつだって」と伝え、周囲に援助を求めることが増えてきています。
ご家庭での丁寧な関わりが、お子さんの成長をしっかりと支えていることを実感した嬉しいエピソードでした。
また、Bくんのご家庭からも、療育での取り組みを活かしたエピソードを教えていただきました。
Bくんには、事前に見通しを伝える関わりが有効であったため、ゴールデンウィークにお店へ行く際、お母さんが手書きのメモを用意し、「おもちゃは買わない(×)、パンやお菓子は買う(〇)」と事前に伝えてから出かけたそうです。
実際にお店に着くと、大好きなおもちゃコーナーに向かい、楽しそうに遊ぶ姿が見られましたが、事前に確認した通り、おもちゃを買わずにその場を離れることができたそうです。
さらに別の日には、観光地で“並ぶ”場面があることを、事前にイラストで伝えていたとのことでした。
説明の段階では並ぶことに抵抗を示していたそうですが、実際に現地で並ぶ必要が出た際、もう一度イラストを見せながら伝えると、スムーズに列に並び、待つことができ、「上手にできたね」としっかり褒めることができたましたと、嬉しそうに教えてくださいました。
ちょうど1年前のゴールデンウィークには、同じような場面で並ぶことが難しく、親子ともに大変な思いをされたことを思い返し、Bくんの成長を感じられたと同時に、「事前に伝えること」「直前にも確認すること」の大切さを実感されたそうです。
その背景には、日々の積み重ねと、ご家庭での丁寧な関わりがあったことを感じます。
このように、療育の中で見つけた関わり方を家庭でも実践していただくことで、お子さんの「分かる」「できる」が増え、その成功体験が自信へとつながっていきます。そしてその変化は、お子さんだけでなく、保護者の方の関わり方や気持ちにも、少しずつ広がっていきます。
親子療育は、療育の時間の中だけで完結するものではありません。ご家庭での関わりとつながることで、その意味はより深まり、日々の生活の中で確かな力として積み重なっていきます。
ぐんぐんぴっぴではこれからも、保護者の方と一緒に考え、一緒に実践しながら、お子さん一人ひとりに合った関わり方を見つけていきたいと思っています。
日々の忙しさの中でも、お子さんと丁寧に向き合い続けておられる保護者の皆さまの姿に、私たちはいつも大きな力をいただいています。
そして、その関わりがご家庭の中に広がり、お子さんとご家族の「できた」「嬉しい」がこれからもたくさん積み重なっていくことを願っています。
(ぐんぐんぴっぴ スタッフ )

以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
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申込み方法の詳細は「
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