3,運動のすすめ
- ○ 現代社会と運動不足
- 現代社会では、交通手段が発達し、肉体労働が減少し、家庭電化製品もなんでもリモコン付きになって、どんどん体を使う機会が減っています。そのため運動不足とストレスの蓄積、さらに食べ過ぎによる肥満なども重なって、循環器系の成人病・動脈硬化性の疾患(心臓病や脳卒中)が急増しています。
- ○ 運動の効用
- いわゆる「体力」や運動能力は、20才をピークに下り坂になり、55〜59才では30〜35才の約半分に低下します。運動をすることにより老化を防止し、肉体だけでなく精神的にもストレスの解消になり健康を維持することが出来ます。健康づくり(フィットネス)の方法として、運動は非常に有効です。
- ○ まずは、運動不足の解消から
- 1日に必要な運動の量は、一般に300kcal程度とされています。実際には、仕事で100〜150kcal程度の運動をしている場合が多いので、200〜150kcalを運動すれば良い事になります。自動車で通勤し、座り仕事をしている人は、ほとんど運動になっていませんから300kcalが必要です。
300kcal分の運動とは、散歩なら9000〜1万歩に相当します。ゆっくりした散歩で1時間30分、早足なら1時間少しの運動です。皆さん、いちど万歩計を付けて、どのぐらい歩いているか、測って見ませんか?
- ○ 成人病予防のために
- さらに積極的に、成人病を予防し呼吸循環機能を高めるためには、ある程度の強さの有酸素(エアロビック)運動が、必要と言われています。ある程度の強さとは、最大許容運動強度の50〜60%と言われています。例えば 最大心拍数=220―年齢 として 心拍数で運動強度の目安とし
(運動時心拍数―安静時心拍数)/(最大心拍数―安静時心拍数)X100(%)
と言った式で計算するのですが、わかりやすく言い換えると、汗が出て少しきついかなと思えるけど、30分ぐらいはつづけて出来る様な程度です。この様な運動を最低週3日以上行うと良いわけです。種目としては、速歩(ウォーキング)、ジョギング、サイクリング、水泳、ハイキング、エアロビックダンスなどです。野球、サッカーやバスケットボールなどの球技やゴルフなども競技性が高まると瞬発的な動作が多くなり無酸素運動に近くなったり、局所的に負担がかかったりするので、注意が必要です。運動には、個人の嗜好もありますが、長続きする方法を選んで行いましょう。はじめは、軽い運動からにしましょう。
- ○ 運動の際の注意
- 持病のある人や、今までほとんど運動をしていなかったような人は、事前にメディカル・チェックを受けて下さい。運動のはじめに、ウォーミングアップが必要です。運動中の水分やカロリーの補給も忘れずに。寒いときには保温に注意して。他人とおしゃべりしながら続けられる程度で、運動中も終了後にも苦しさや痛みを覚えないように。汗をかいて爽快で、楽しく続けられることが大切です。また、翌朝も疲労や運動の後遺感が残らない程度にしましょう。また、栄養や睡眠時間を十分にとること。体調の悪いときは無理せずに休むことも大切です。