4,睡眠について
- ○ どのくらい寝ればよいのか
- 現代人は、平均男性で7時間30分、女性は約30〜45分短め(家事などで睡眠時間が削られている)との統計があります。8時間必要という説もありますが、それほどは必要ないようです。また、年をとると、時間は短くなる傾向があります。個人差がありますが、1日6時間以上はある方が良いようで、6時間以下の場合、週末や休日にまとめて寝だめをしないと体がもたないようです。
- ○不眠症について
- 寝たいと思うが眠れない、いわゆる「不眠症」のかたは、病院にかかる患者さんの約2割あるという統計もあります。入眠障害という寝付きの悪い型や、熟眠障害という途中で目が覚めてしまうタイプ、早朝覚醒といって朝早くに目が覚めてしまう型などがあります。
- ○ 睡眠剤は必要か
- 不眠を言われる方の中には、運動不足や、昼寝をしていたり、寝室の環境整備が不十分(暑すぎる、やかましいなど)の場合もあり、それらを改善するだけでも十分寝られるようになる人もあります。しかし、程度が強く、苦痛である場合はやはり睡眠薬が必要です。以前は麻酔剤と同じ系統の薬でしたが、今はベンゾジアゼピン系という安定剤の系統の薬で、非常に安全な薬になっています。ですから睡眠薬をいくらたくさん飲んでも自殺は出来ません。2〜3日寝続けるだけです。
- ○睡眠薬はくせになる?
- よく睡眠薬はくせになって(薬物依存)止められなくなると言われますが、現在の薬にはその心配はほとんどありません。ただし、眠れるようになったからと、急に薬を止めると、反跳性不眠と言ってかえって寝られないようになる場合があります。止め方に、コツがあって、まずは半分に減らし、場合によってはさらに半分に減らして日数をかけて止めてゆくようにします。薬を減らすとやはり寝られない方もありますが、その場合はむりをせず、薬を続けましょう。安全な薬ですので、少量を続けても差し支えありません。
- ○ レム(REM)睡眠について
- 睡眠の深さに約90分周期でレム睡眠と言われる状態が起こり、このときに夢を見る現象が起きやすい事が知られています。REMは、Rapid
Eye Movementの略で、目玉がくるくると早く動くことからこの名が付けられました。夢に関しては、諸説がありますが、ここでは触れません。レム睡眠の間は、ノンレム睡眠といい、寝入りばなは深く寝入っており、その後明け方は、浅い眠りになります。浅い眠りから覚めたときは寝覚めも良く、疲れもとれている状態で、すっきりと爽快な気分になるようです。