14,上手な医者のかかり方


○ 医者にかかるにはコツがある

 「3時間待ち3分診療」などと、以前から言われていますが、医者にかかるにはちょっとしたコツがあります。最近見つけた冊子を紹介し、すこし補足をば。

○ 【医者にかかる10か条】

あなたがいのちの主人公、からだの責任者 -----------(丸屋のコメントです)

  1. 伝えたいことはメモして準備 ―――――――――これがあると聞き間違いがないですね

  2. 対話の始まりはあいさつから ――――――――忙しいとおろそかになりがちですが

  3. よりよい関係づくりはあなたにも責任が ――――もちろん、医者にもあります

  4. 自覚症状と病歴はあなたを伝える大切な情報 ―診察と検査だけでは、診断できません

  5. これからの見通しを聞きましょう ―――――――できる範囲で、お話しします

  6. その後の変化も伝える努力を ――――――――わかれば、引き続いて最適の治療ができます

  7. 大事なことはメモをとって確認 ――――――――説明用紙やプリントをお渡しします

  8. 納得できないことは何度でも質問を ――――――納得されるまで、ご説明します

  9. 治療効果をあげるためにお互いに理解が必要――薬の内容など、お気軽にお尋ね下さい

  10. よく相談して治療方法を決めましょう ―――――いわゆるインフォームドコンセントですね

 時々ご相談を受けるのが、「医者を変わってみたいのだが」というご質問です。

 急性の病気、たとえば風邪などで受診した後に「あそこの先生の薬を3日飲んだが、効かんのでかわろうと思う。」といった方。前のお医者にもう一度かかって頂けたら病状の変化がより詳しくわかり、その先生から他の的確な薬に変えてもらえるでしょう。一度で医者をかわらない方が、いいと思います。

 たしかに、セカンド・オピニオン(第二の意見)といってはじめの医者の診断に疑問があれば、他の医者の意見や見立てを聞いてみる権利が患者さんにはあります。しかし、永く経過を診ている先生の方が、普通は最も的確な診断と治療ができるものです。セカンド・オピニオンを期待しているのであれば、まずそれを2番目の医者に伝えて下さいね。患者さんも、また初めからと余分な検査や治療を勧められても大変ですから。

 慢性の病気で遠方の病院に通院するのは大変なので、近くにかわりたいとわれる方もあります。「紹介状」があると以前の経過や検査の結果など詳しい情報が頂けて大変助かりますね。遠くても専門の先生でないと手に負えない場合もありますから、近くのかかりつけ医で見られる程度の病気かどうか、慎重に判断する必要があります。病院をかわると、新しく検査をやり直さなければならない場合もありますし、新しい医者が病状を把握するまで時間がかかりますから、近くて便利なのはあるでしょうが、それまである程度、患者さんが損をします。

 いずれの場合も、今もらっている薬を必ず見せて頂ければと思います。そうすれば、だいたいの診断や治療の内容はわかるものです。いろんな科にかかっている方は、特に飲んでいる薬を見せて頂かないと、薬がつどって、副作用の原因になる場合もあります。


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