15,ストレスって何?
○ ストレスとは
「ストレス」とは、例えば、ボールに圧力がかかって、ひずんだような状態のことをいいます。
このとき、ストレス状態を引き起こす要因を「ストレッサー」といいます。
「人間関係」や「仕事の忙しさ」また「不安」などが「ストレッサー」に当たります。
この様なものは、無ければよいと思われるかも知れませんが、生きている限りストレスをなくすことはできません。
なぜなら、ストレスとは、本来、生物が外的あるいは内的な刺激に適応していく過程そのものだからです。
気候が変わればそれに適応し、また心理的なショックを受ければそれに適応していく、こうした外的・内的環境の変化に適応していくということが、「生きる」ということですから、「ストレス」があるということは「生きる」という言葉とほとんど同じことです。
○ 「よいストレス」もある
「よいストレス」とは、目標・夢・スポーツ・よい人間関係など、自分を奮い立たせてくれたり、勇気づけてくれたりするものです。
こうした「よいストレス」が少ないと、人生は豊かにはなりません。「ストレスは生活のスパイスである」とも言われます。
逆に、「悪いストレス」とは、過労・悪い人間関係・不安など、自分のからだや心が苦しく嫌な気分になったり、やる気をなくしたりするようなものをいいます。
○ 受け止め方で違ってくる
しかし、同じストレッサーでも、受け止める人によって「よいストレス」になるか「悪いストレス」になるかが大きく違ってきます。
スポーツの好きな人には、スポーツはよいストレスになりますが、スポーツの嫌いな人はいやな気持ちになるだけでしょう。
目標や期限をバネにしてがんばる人もいますが、しかたなく果たさなければならないノルマ、迫り来る締切りと感じて苦む人もいます。
○ 適度なストレスを
ストレスの量と生産性の関係を見てみますと、ストレスレベルが高すぎても、低すぎても生産性は落ちるということがわかっています。ですから、人生には適度なストレスが必要と言えます。
適度な「よいストレス」を持つようにし、その一方で、「悪いストレス」は、できるだけ少なくし、あるいは、何とかそれに対処していくこと(ストレスを解消する、受け止め方を変える、など)が重要です。