17,入浴について
○ お風呂、好きですか?
なかには、お風呂が嫌いという人もいるようですが、日本人は概してお風呂好きです。各地の温泉も年中にぎわっていますし、健康ランドなども繁盛しているようです。
家の外で大きな湯船につかるのは気持ちのいいものですし、自宅でものんびり入るお風呂も良いものでしょう。
「いつでも入れる」電気温水器など、エネルギーのむだ使いをするようなことは感心しませんが、お風呂に入るのは、「健康で文化的な生活」の一部をなすものでしょう。
○ 入浴するとよいことが
温泉で湯治(とうじ)をするのは、古くからの風習です。適度な入浴は疲労を回復し、身体を清潔にし、ストレスを解消して精神的にもリフレッシュすることができます。急に熱い湯や水風呂に入って、血圧が上がると良くありませんが、適度な温度ですと、心臓への負担を軽減して循環系へも良い結果をもたらすことが科学的にわかっています。
熱めの湯は交感神経系を働かせ、ぬるめの湯は副交感神経系を働かせます。
○ 季節と入浴
夏の暑い時期は、汗もかきますし毎日しっかり入浴をしても問題は特にありません。
冬は空気も乾燥しており、石鹸などを使いすぎて皮膚の脂を落としすぎると皮膚の保湿作用が弱まって乾燥肌となり、痒みの原因になることがあります。ですから、冬は暖まるのは良いですが、高齢の方は特に石鹸を使いすぎないよう注意して下さい。冬場は、石鹸は数日に1回程度で良いものです。
○ 入浴するときの注意
第一には、急に熱い湯に入らないこと。子供が落ちて、おおやけどする事もあります。
血圧の高めの人は、熱い湯は避けましょう。適温でも、お年寄りが長湯して、血圧が下がってしまい風呂からあがれなくなり、おぼれてしまったりする不幸な事故もあります。足腰の不自由な場合は、手すりを付けたり座椅子を使う、家族などの介助や見守りで安全に配慮することも大切です。
第二に、長湯をしないこと。温度が44度(熱め)では5分まで、42度で7分まで、40度(ぬるめ)で10分までと言われています。それ以上入ると、体温が上がりすぎて、血液の流れが悪くなる危険があります。
その他に、石鹸も、踏んで滑らないように、気をつけましょう。ナイロンの健康タオルは、肌の弱い人には刺激が強すぎて、湿疹や痒みの原因になることがあります。
シャンプーの類も湿疹の原因になることがありますから注意しましょう。
風邪引きなどであまりに熱が高いときは、長く入浴して消耗するのは感心しません。しかし、さっと汗を流して湯冷めしなければ大丈夫ですから、どうしても入りたければ、注意して入って下さい。