26,冷房について
○ 冷房の上手な使い方
蒸し暑い季節になってきました。高温多湿の日本の夏に冷房は切り離せない存在になってきています。そうはいっても強い冷気にあたりすぎると、冷え症の女性にはつらいでしょうし、夜もかけっぱなしにして風邪をひいたりと、上手に付き合わなければかえって健康を損ねることにもなりかねません。
冷房の室外機の周りは空気の通りを良くしておかないと冷えません。窓や扉があけっぱなしでは、いくら冷房しても無意味です。風向きは暖房の場合は下向き、冷房では水平にした方が部屋全体の温度を均一にでき無駄が起こりません。フィルターもこまめに掃除もしないと、ほこりやカビを撒き散らしたりもし、喘息やアレルギー性鼻炎にはよくないこともあります。2週に1度の掃除が理想ですが、少なくとも月に1度は掃除をしましょう。フィルターが汚れていると約5〜10%電力消費が増します。ブラインドやすだれで日光を遮るのも冷房効果を高め、約5%の省エネにつながります。
○ 冷房の適温はどのくらい
冷房の目安は、外気との差が5〜6度まで、おおむね27〜28度程度と考えられています。24度以下では明らかに冷やしすぎです。湿度が15%下がると体感温度で1度下がりますから「除湿」(ドライ)機能のあるものでは、それを上手に使うこともいいと思います。扇風機を首振りにして軽く併用するのも良いかもしれません。また、背広にネクタイといった男性の服装より、ブラウスにスカートの女性の服装の方が寒さに敏感ですから、職場での冷房の温度設定などもよく話し合って工夫をしましょう。特に、お年寄りや赤ちゃん、病人が家族にいる場合には、より注意が必要です。
さらに、冷房の設定を1度上げると、約10%の省エネになるといわれており、エネルギーの無駄遣いをなくす点でも、温度設定には注意しましょう。
○ 『冷房病』に注意しましょう
冷風を直接体に当てたり、冷房の効いた部屋で長時間を過ごすと、人間の持っている体温の調節機能がバランスを崩して、体がだるくなったり、さむけやほてりが出たり、女性の生理不順、頭痛・腹痛や腰痛など、いわゆる「自律神経失調症」の状態になって『冷房病』になります。 また、室内温度と外気温度の差が大きいと、出入りするときに著しい不快感を感じます。これは、『コールドショック』と呼ばれるものです。
冷房病の防止のためには、まず冷房をかけ過ぎて室内を冷やし過ぎないこと、電車やビルなど自分で調整の難しいところでは、上着を一枚着る大きめのスカーフやひざ掛けを用意するなど自衛の工夫が必要になる場合があります。
○ 冷房病にかかったら
冷房病にかかったら、とにかく体を温めることです。夏の暑さに体をさらし、しっかり汗をかいてください。お風呂に入り体を芯から温めることも良い方法です。また、足浴法も効果的です。深めのバケツに42〜43℃位のお湯を入れ、ひざから下を5〜6分よく温めます。足だけでなく、身体全体の血行がよくなります。