「体ほぐし」の運動の例として、 「のびのびとした動作で、用具などを用いた運動を行う こと」が記されている。
小学校学習指導要領 体育編
ここでは、フープを使った体ほぐしの運動を紹介する。
1 ウォーミングアップ
基本的な動き をつかませる。フープは腕と手首を上手に使わないと思うように動かない。
特に、手首のひねりを指導しておく。
◎転がす
「できるだけ長く転がしなさい。」
◎Uターンキャッチ
フープに逆回転をかけ、戻ってきたところをキャッチする。
戻って来たフープをジャンプして飛び越えおるなどのアレンジもできる。
◎フライキャッチ
上に高く投げてキャッチする。投げてからキャッチするまでに何回手をたたけるか挑戦して みる。
2 2人組みの運動
◎フープくぐり
1人がフープが立ちやすいように逆回転をかけ転がす。フープが倒れる前に、もう1人がその中をくぐる。交
互に行い、2人ともできたら合格。
◎輪投げ
1人がフープを空中になげ、もう1人がフープの中に入る。できたら、だんだん距離を伸ば して挑戦させる。
◎フープ交換(フラフープ2本)
2人が向かいあい、持っているフープを同時に相手のほうに転がす。2人ともキャッチした ら合格。
◎空中フープ交換(フラフープ2本)
今度はフープを空中になげてフープを交換する。3m 5m 7mと距離を伸ばしていく。
3 3人組みの運動
◎1人がフープを寝かせて滑らせるように投げる。残りの二人が、同時にジャンプして、
輪の中に入る。
4 グループで協力する運動
◎地球一周
5,6人で両手をつないで1つの円を作り、手にフープを1本かけておく、はじめに左手に かっかているフープに頭を通すと、右手と胴体がフープの輪の中に入る。両足をフープから抜くと、フープは右手に移る。次の人も同じように繰り返し、手をつないだままで、フー プを右隣の人に送っていく。フープが円を1周したら合格とする。
外向きの円。内向きの円などのアレンジもできる。
引用文献 楽しい体育の授業 2004年 3月号 明治図書