チョウの北上から地球温暖化を考える


 先生が家の近くで捕まえたナガサキアゲハです。岡山県で捕まえたのにナガサキアゲハです。もともと岡山にいない蝶でした。図は、ナガサキアゲハの分布図です。
 

(ナガサキアゲハの画像はインターネットから検索するとすぐ見つかります。)




どうして、広がっているのですか。
 
平均気温があがてっいるから。



(グラフから)平均気温が、確実に上がっているのです。
 



200年間で二酸化炭素の出す量が大きく増えました。その結果、地球に毛布をかぶせるように熱が逃げにくくなって気温が高くなってきたのです。これを地球の温暖化といいます。
 



 だからナガサキアゲハが移動してきたのです。ほかにも、もともと南にいた蝶も
たくさん北上してきています。
 

イシガケチョウ モンキアゲハ  ツバグロヒョウモン タテハモドキ 

(画像はインターネットから検索するとすぐ見つかります。)


北上しているのは、蝶だけではありません。ヤシオオオサゾウムシもそうです。
以前は、台湾より南にいましたが、今では日本でも見ることができます。
 



他にも、どのような虫が北上してきそうですか。
 



このようなカが暖かい国から北上してくるといわれています。
 
 
 

ハマダラカといいます。
小さなカです。怖くないよね。プーンと飛んできてチクッとさす。
ぜんぜん痛くな い。少し痒いだけだ。こわくないでしょ?
 
 (画像はインターネットから検索するとすぐ見つかります。)

このカは今日本にいる蚊と違うんです。血をすうときに、目に見えないくらい
の小さな虫を人の体に入れるんです。マラリアという虫です。
 



体の中で、何千匹、何万匹を増えていきます。
 
 

丸いつぶは、血液の中にある赤血球です。このなかにぐりぐりぐり
と入り込むんです。そうすると恐ろしいことがおこる。
40度以上の高熱がでて、脳や、内臓に障害を起こします。
今でも、一年間に150万人から270万人が死んでいます。

 
 

こんな恐ろしい病気を運んでくる蚊がやってきても、ぼくは、平気だ!
という人?

 



でも、このまま地球が暖かくなれば、この蚊がやってくるかもしれません。
 



それには、どうすればいいでしょうか。
 



二酸化炭素を減らす努力をしていくしかないのです。
 
 
TOSS作州教育サークル   尾崎文雄氏 修正追試