ケミカルピーリングについて


1)ケミカルピーリングとは

  ケミカルピーリングとは皮膚に化学物質を塗布し、一定期間作用させて、皮膚表面や毛穴部分の角質を剥離し、皮膚の新陳代謝を活性化する美容法の一種です。用いる化学物質にはフルーツ酸(グリコール酸、乳酸など)、トリクロル酢酸、サリチル酸などがあり、目的に応じて使い分けます。当院では日本人の肌には最も適していると思われるグリコール酸(pH3.2)を用いております。
  お一人お一人の皮膚の状態により、濃度、作用時間を変え、より安全で、効果的で、低価格なピーリングを提供いたします。
  また、pH3.2のグリコール酸で十分な効果が出ない方やしみ・そばかすが気になる方にはpH未調整(pH2以下になります)のグリコール酸を用いることもあります。pHが低いものほどピーリング効果は高まります。

2)こんな方におすすめします

通常の治療で効果のないニキビ、ニキビ肌、ニキビ痕:ニキビに対するケミカルピーリングの治療効果への評価は高いものがあり、特に従来のニキビ治療に満足できなかった方にはおすすめしたい治療法です。また、毛孔性苔癬という腕、背中などの毛穴が硬くなり、ざらざらした皮膚の変化にも対応できます。

くすみ、小じわ、美白:ピーリング治療をお受けになるとよく分かりますが、皮膚にはりができ、くすみがへり、肌が白くなります。小じわに対してもグリコール酸の真皮コラーゲン合成促進作用により効果が認められます。ただし、深いしわには効果は期待できません。またしみ、(肝斑、老人性色素斑)、そばかすに対してはpH未調整のグリコール酸を使用すると効果が期待されます。同時に安定型ビタミンCローションの塗布やイオン導入法を行うとさらに効果が高まります。どちらも当院でお受けいただく事ができます。

3)副作用はありますか?

pH3.2の安全なグリコール酸を用いますので、問題のある副作用はほとんどありません。ただし、軽度〜中程度の刺激感(ヒリヒリした感じ)はどなたでも生じます。まれにグリコール酸自体が合わない方もいらっしゃいます。pH未調整のグリコール酸はやや刺激が強いですが、反応の時間を短くしていますので、大きな問題はありません。詳しい説明はお申し込みの前にいたします。

4)時間はどれくらいかかるの

1回の施術時間は約30分です。これを1〜2週に1度行います。1クール(1回の治療スケジュール)を6回としています。あとはご希望に応じ行いますが、1月に1回ぐらいを維持のためにお受けになられてはいかがでしょうか。施術後は必要ならメークも可能ですのでお仕事の合間でも受けられますし、日常生活は日焼けに注意すれば特に制限はありません。

5)医療保険はきくの?

医療保険の対象にはなりません。しかし当院ではできるだけ患者さんのご負担を少なくして有効な治療法であるピーリングをお気軽に受けていただけるよう努力したいと考えています。


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