ナローバンドUVB(NB-UVB)




ナローバンドUVB(NB-UVB)は最近注目されている皮膚疾患治療のための紫外線です。

これは中波長紫外線の領域に含まれる非常に幅の狭い波長(311±2nm)の紫外線で、
この紫外線を皮膚に照射することにより、乾癬、類乾癬、尋常性白斑、掌蹠膿疱症、痒疹、円形脱毛症などの
治りにくい皮膚疾患に有効であることが最近わかってきました。

またアトピー性皮膚炎に使用することで、掻痒が軽快し、ステロイド外用剤を減らすことも可能であると言われています。
従来のソラーレン+長波長紫外線を照射するPUVA療法やブロードバンドUVBに比べ、簡便で、発癌性も少なく安全です。

当院では9月より全身照射型のNB−UVB照射装置(デルマレイ800)を導入しました。
先ほどの難治性皮膚疾患等の治療に役立てたいと考えております。

しかしまだまだ新しい治療分野なので、皆様お一人お一人に最適の方法を確認しながら治療をしていきたいと思います。
なお従来のPUVA療法も行っております。