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続・巨匠の宿

二日目の宿泊は箱根プリンスホテル(現在:ザ・プリンス箱根)、このホテルは京都の都ホテルと同じく村野藤吾さんの設計です。きれいなロビーを見たいがために、箱根まできてしまいました。写真で見ると天井は布かなと思っていたのですが、実際には木板の天井でした。きてみないとわかりませんね。造形的な建物であり、少しガウディの影響が感じられました。ママさんは椅子やベッドが低いことに気づき、その理由をホテルの人に聞いたところ、空間を広く見せるためとのことでした。村野さんってすご〜い、和風や洋風も超一流、でも中華はしないのかな。
こうくんは部屋の中でしっかり遊び、ママさんはケーキ(育児ごくろうさんのごほうび)を食べて満足のようでした。ここまではよかったのですが、夕食でこうくんは隣の子供とにらめっこ、泣いちゃいました。
熱海の海岸

最終日の朝、ようやくパパさんは体調がよくなったようでした。ママさんはというと、やはりパンをくすねていました。箱根から熱海へ移動、今回の旅行は温泉だったのでしょうか、建築探訪だったのでしょうか。
熱海も温泉や保養所でにぎやかなところです。ここで訪れたところは、最近見学可能となった旧日向別邸です。ブルーノ・タウトという人をご存知でしょうか。桂離宮のすばらしさを世界に紹介した建築家であり、ナチスに追われドイツから日本へ、最後はイスタンブールへと移住しています。そのタウトが唯一日本に残した建築が、旧日向別邸の地下部分なのです。桂離宮の影響が感じられ、部屋から見る熱海の海岸がとてもきれいでした。
家へ帰ると、こうくんはおもちゃで遊びまくりました。帰るのが一番うれしかったのは、こうくんのようでした。
(アクセス)
旧日向別邸
熱海駅から徒歩で行けますが、予約が必要です。行き方は予約のときにでも聞かれたらよいかと思います。今回は予約をしていなかったのですが、親切にしていただきました。 |