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街はシエナ色

シエナの街は人の流れについて道を下っていくと、自然にカンポ広場へ着きます。カンポ広場は正面に向ってゆるやかに傾斜しており、広場があたかも劇場のようになっています。床の傾きも景観要素の一つですね。この広場では、街のお祭りで競馬もするようです。
さてマンジャの塔へ、降りる人を踊り場で交わしながら狭い階段を登ります。さあ、見て下さい、塔の上から見る街のすばらしさ。街はシエナ(黄土)色です。屋根がずれている建物もあり、古い街並みを残す大変さも感じられます。カンポ広場に道はつながり、その道が曲がって、当たり前ですが、それに沿って中世の街並みが形成されています。
(アクセス)
マンジャの塔
塔に登るには切符が要ります。切符売場は中庭に面した所にありますが、窓が小さいので少しわかりにくいのです。登り始める前に必ず切符を買いましょう。2004年3月の時点では、工事中で登れませんでした。
感じることが大切

サンジミニャーノの街に近づくと、たくさんの塔が見えてきます。この街では塔を競い合って建てたようです。街の中を歩くと、その塔がアイキャッチとなっています。ここでも塔に登ったところ、塔から見る街並みはシエナに比べて小さいのですが、街に都市軸があるように感じました。
帰りのバスを待っている時に、東京在住のKさんと出会いました。話をしていると、同じフィレンツェでも見てないとこが多いように感じました。たとえ同じ所へ行ったとしても、人の努力とかで違いが出てくることを学んだように思います。もう一度、一緒にシエナへ向うことにしました。夕方のカンポ広場は少し色が変わり、人は日陰を求めて傾斜面に座っていました。一度目でなく、二度目で見たり、感じたりすることも多いようです。
(アクセス)
サンジミニャーノ
フィレンツェからポッシジ行きのバスへ乗り、その後、バスを乗り換えてサンジミニャーノまで行きます。所要時間は約2時間です。フィレンツェのバス乗り場は、駅から南西方向に少し歩いて行くとあります。シエナ行きのバスもそこから出ています。 |