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Less is more

バルセロナの街を歩いていると、怖そうな男の人に声をかけられました。車をバックさせて、「ハロー」だって。やはり、治安は悪そうですよ。モンジュイックの丘には、オリンピック施設、ミロ美術館などがあります。ミロ美術館は内部のR天井からの光の取り入れ方に工夫があり、設計の上手さを感じました。屋上には変なミロの彫刻があります。
ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナ・パヴィリオンは、モンジュイックの丘の麓にあります。水平な屋根、垂直な壁で構成されており、交差する軸線から直線の美学を感じます。ミースの言葉Less is moreとは、何でしょうか?
ストラクチャー = デザイン

カサ・ミラの外観は石切りのような壁ですが、内部には屋上まで吹き抜けの中庭があります。屋上は変わった煙突があり、ここからも遠方にサクラダ・ファミリア教会が見えます。最上階にはガウディの美術館があり、重りを糸で吊るした展示模型から、逆さ吊り(フニクラ)構造の謎を解くことができました。
コロニアル・グエル教会では、玄関前のモザイクタイル張り、異様な形の窓、フニクラ構造の階段など、ガウディの彫刻的な面が感じられます。そして、内部の柱もフニクラ構造であり、柱の形状が中心の4本と他の部分で違っています。ガウディの建物は、やはりストラクチャー = デザインです。
(アクセス)
コロニアル・グエル教会
市販のガイドブックに載っていますが、スペイン広場からカタルーニャ鉄道に乗ります。当時はSanta Coloma de Cervlloで降りて、少し細い道を上って下っていきました。現在は、新駅のColonia Guellができているようです。他の主なガウディ建築はバルセロナ中心部にあり、地下鉄+徒歩で行けます。
参考資料:「キクカワ プロフェッショナル ガイド 第6号バルセロナ」
バルセロナの地図に新建築の位置が示されています。 |