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アルハンブラの思い出

グラナダへ行く途中、地中海の見える観光地ミハスへ行きました。白い路地のある街並み、きれいなところです。
アルハンブラ宮殿はグラナダにあります。まず、宮殿の門をくぐると、カルロス5世広場があります。ここは円形のパティオであり、音響効果が高く、音楽会なども行われるそうです。周囲の景色を見ながら建物の中へ入ると、床や壁のデザインパターンに驚きました。天井は寄木細工、壁はしっくい(石灰などを型に流し込む)仕上げです。さて、写真でよく見る天人花のパティオですが、中庭には池があります。一方、獅子のパティオはというと、12頭の獅子を中心とした中庭になっています。柱の大理石としっくい形状の部分の間には、地震対策として鉛が入っているそうです。部屋の中には、グエル邸のホールやサクラダ・ファミリア教会と共通する部分があり、ガウディへの影響が感じられました。
サクラダ・ファミリアの夜景

バルセロナへ向う途中、モンセラの山が見えました。この山のイメージからサクラダ・ファミリア教会ができたそうですが、遠くから見ると、確かにサクラダ・ファミリア教会に似ていました。今回のバルセロナは半日だけの滞在でした。
2回目のグエル公園では、前に気づかなかったことが見えてきました。岩の列柱で構成された回廊の内側にでこぼこしたところがあり、ガイドさんに尋ねたところ、水のいらない植樹場所か、灯りをともしていたという説があるようにいわれていました。回廊の上は馬車、下は人が通ったようです。また、ギリシャ広場の柱には樋が埋め込められ、その水を貯めて、樹木の散水に使っていたそうです。
1年ぶりのサクラダ・ファミリア教会は、工事がかなり進んでいるように感じました。ガイドさんによると、あと61年後が完成らしい?古い塔は石積み、新しい塔は鉄筋コンクリート造、どちらが長くもつかは、自分たちの時代にはわからないであろうとのことでした。生誕のファサードで、でこぼこしている形は木の葉のようです。ガウディは小児麻痺で、子供の頃に動物、自然のスケッチをよくしており、自然が好きだったそうです。ここでツアーの人と別れて、スケッチをし、ようやくのんびりしました。その後、Hくんと一緒にサクラダ・ファミリア教会の塔へ登ったのですが、上は高く、足がすくみ、写真の顔はひきつっていました。教会の近くで食事をして外へ出ると、ビックリ!!Hくんに振り回されたのですが、外はなんときれいな夜景でした。なかなか、この建物を超えられるものはないと思います。 |