まさにイタリア車火だるま地獄をアルファ75で味わって、それも「いとおかし」??かなと感じつつ、イタリアから北へあがってドイツへたどり着きました。

 別に意図したわけでなく4台の輸入車を乗り継いできました。どの車も縁あって私の家族の一員にやってきてくれました。ヨーロッパ旅行をまるでしているような、ちょっと楽しい気分をこの8年間味わっています。

 さて、前置きはこのぐらいにして、2001年5月末にやってきたポルシェ944Sの紹介をします。
 





944との出会い
 75のあと何に乗ろうかなとお世話になってきた車屋さんに相談したり、中古車雑誌を隅から隅まで読みあさっていいのがあるとふらっと出かけていく生活を2ヶ月ほどしました。
 興味がわいたのが、やはりミニ、アルファでした。心の奥には、ポルシェが憧れの車としてありましたが、何と言っても値段が高い。予算100万では到底追いつかない。たまに乗るセカンドカーならまだしも、毎日、30q近くの通勤にも使わなくてはならない「純粋なファーストカー」として考えるにはポルシェはあまりにも現実離れしていました。

少年のころ
 私が、小学生のころに爆発的にヒットした少年ジャンプ連載の池沢さとしさんの『サーキットの狼』。風吹祐也に対抗するライバル早瀬左近のポルシェ911。しびれてました。毎週毎週少年ジャンプの出るのが待ち遠しくてならなかったあのころの強烈な思い出が30を過ぎ40も見えてきたいいおじさんになった今でも焼き付いて離れません。
 そして、ずいぶん昔から、「911&ポルシェマガジン」などの関連雑誌や書物を買っては、純粋に「かっこええわあ」と普段はくすんでいる目を輝かせていました。 

程度のいいポルシェ??
 ポルシェポルシェ・・・・・・。そんなときに、ある車屋へ別の車めあてで立ち寄ったとき
「程度のいいポルシェがあるんだけど。911ではないけど前オーナーの方が大事に乗られてきた上物で。」

「ええっ????」思いも寄らない『ポルシェ』ということばに、くらっと目眩がしました。

すぐに、保管してある倉庫へ案内してもらいました。

いました。いました。944ちゃん。
ほんと、極上物の944でした。内外装ともすごくきれいで、かなりぐらっときてしまいました。

でも、こわれて、修理代やパーツ代が大変なことになったら・・・。アルファ75で味わった苦い経験から社長さんとしばらくお話ししました。聞いていく内に、修理代もパーツ代も常識的な範囲であることをお聞きして、かなり安心しました。一度乗ってみられたらどうかなあ?とのお誘いに、その日は遅くなったので、次の週の日曜日に、試乗に出かけました。

衝撃的なファーストインプレッション
「なんだ!! このボディコウセイ! 固い。 」(私の車に対する基準はすべてアルファ75)
ちょっと前に、試乗だけさせてもらったホンダS2000を思い出し、これはいいぞ!!と手放しで喜びました。


MY  PORSCHE  944S 
 年式 88年式 
 走行 60,500q  モモ・レース  ウルトラプラグコード  
 正規ディーラー物で 取説つき 
 車載工具はほとんど新品状態でした。ヤッター!!   


 購入金額
   ○車両代  70万
   ○諸経費  25万(車検代含む)
     合計   95万
 
 諸経費の中には、消耗部品も含まれています。
  ・タイミングベルト  ・バランスベルト   ・ベルトプーリー    ・油脂類交換(すべてモチュールで)  ・その他 消耗部品 

944Sデータ
  924から944へ進化した大きな変更点は、アウディ製エンジンからポルシェ純正エンジンになったことです。
  944Sは、2.5g4気筒ユニットに928S4のヘッドを載せてDOHC16バルブ化されて、190馬力/6000r.p.m、
  23.5s-m/4300r.p.mのパワーとトルクを発生します。またインテークダクトやカムカバーはマグネシウム合金製 として軽量化がはかられているそうです。ミッションは5速、動力性能は最高速度228q/h、0〜100q/h加速7. 9秒をマークするようです。(すごいです!!)   
   <ネコ・パブリッシング刊  ワールドカーガイド1 ポルシェ  参考>




                         トップページに戻る