オイルウォーターラジエター・シール交換
2006,3,21
110,021q
久しぶりに我が愛車44に大きな異変が起きました。
その1:オイルレベルゲージに白濁した油のようなものが付着している。
ゲージにたくさんの水滴がついている。
その2:エキスパンションタンクに白濁した沈殿物がある。それをさわると
やはり油のようだ。
その3:助手席前、ダッシュ下のあたりからアクセルオン・オフ時に水がチャパチャパと
流れる音がする。
シルベロッサーUSAさんとのメールのやりとりで、
原因は、おそらく「オイルウォーターラジエター・シール不良」だろうと教えていただきました。
つまり、ここのシールが劣化して、オイルウォーターラジエター内でオイルと冷却水が混ざり合ったことによって、エンジンオイルライン、クーリングラインにそれぞれ入ってはいけない水、オイルが入ってしまったようです。
異変その1とその2の原因が、これで解けるわけです。
ということで、シール交換作業となりました。
まずは、シルベロッサーUSAさんへ、以下のパーツおよびSSTの注文をしました。
○オイルウォーターラジエターのシールキット(944 107 165 98)
○エキスパンションタンクキャップ(944 106 257 00)
○オイルフィルター2個
○オイルウォーターラジエター・インストール・SST
作業へ
1,エンジンオイル抜き取り
みなさん
オイルの色にご注目です!!
飴色または黒く濁っているのが、一般のエンジンオイルですが、この色は
黄土色というか、乳白色というか・・・、とてもエンジンオイルとは思えない色です。
これが、我が44のエンジン内を循
環していたなんて思うとぞっとします。
オイル受け皿に以前抜いた黒いオイルが残っていましたが、そこにこの色のオイルがどんどん入っていく様子は、今までいろいろな愛車のオイル交換をしましたが、初めての体験です。
シルベロッサーUSAさん
お待たせしましたよ!!
例のオイルは、この色です。
黄土色のオイルにまみれたフィルター
2,冷却水抜き取り
ここで、冷却水をみると、少し油が浮いているように思えますが
思ったよりも透き通った緑色のクーラントが出てきましたので
ちょっと安心しました。
洗浄すれば、オッケーだろうということにしました。
入り口奥に白っぽいどろっとしたものが見えるでしょう。それが、例のクーラント+オイルの固まりです。
3,オイルウォーターラジエターの取り外し
えらいことですよ、これは・・・。
黄土色?? 乳白色?
いや泥水色?のラジエターです。
写真の左端についている口の茶色っぽいシールは、取り出すと、もうゴムではなくて、ぼろぼろのプラスチックのようでした。これでは、シールできないのもわかりますよね。
4,オイルウォーターラジエターの洗浄
きれいに?洗ったら、こんな感じの色でした。
目地には、まだまだついていますが、一応のものは
とれたようなので、シールを全部交換して、車体へ取り付ける作業に入りました。
5,シール交換しへ
6,オイルウォーターラジエターの取り付け
44Sは、さらに作業スペースが限られてしまいます。
このあと、オイルを入れて、かるく回したりして、オイルで洗浄をしました。
フラッシングオイルは、ガスケットなど損傷することもあるので、極力使用しない方がいいと思います。
後の対応
その1:オイル量のチェック(汚れと量)
その2:冷却水のチェック(なくなれば、エンジン焼き付きへ)
これをチェックしながら、今は、快適に走れています。
やっぱりきちんとメンテされた車両は、ドライバに喜びを与えてくれますね。
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