オイルウォーターラジエター・シール交換

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久しぶりに我が愛車44に大きな異変が起きました。

その1:オイルレベルゲージに白濁した油のようなものが付着している。
     ゲージにたくさんの水滴がついている。

その2:エキスパンションタンクに白濁した沈殿物がある。それをさわると
     やはり油のようだ。

その3:助手席前、ダッシュ下のあたりからアクセルオン・オフ時に水がチャパチャパと
     流れる音がする。


シルベロッサーUSAさんとのメールのやりとりで、
原因は、おそらく「オイルウォーターラジエター・シール不良」だろうと教えていただきました。

つまり、ここのシールが劣化して、オイルウォーターラジエター内でオイルと冷却水が混ざり合ったことによって、エンジンオイルライン、クーリングラインにそれぞれ入ってはいけない水、オイルが入ってしまったようです。

 異変その1とその2の原因が、これで解けるわけです。

ということで、シール交換作業となりました。


まずは、シルベロッサーUSAさんへ、以下のパーツおよびSSTの注文をしました。

○オイルウォーターラジエターのシールキット(944 107 165 98)


○エキスパンションタンクキャップ(944 106 257 00)


○オイルフィルター2個


○オイルウォーターラジエター・インストール・SST  



作業へ

 1,エンジンオイル抜き取り

みなさん
オイルの色にご注目です!!

 飴色または黒く濁っているのが、一般のエンジンオイルですが、この色は
黄土色というか、乳白色というか・・・、とてもエンジンオイルとは思えない色です。

 これが、我が44のエンジン内を循
環していたなんて思うとぞっとします。

 オイル受け皿に以前抜いた黒いオイルが残っていましたが、そこにこの色のオイルがどんどん入っていく様子は、今までいろいろな愛車のオイル交換をしましたが、初めての体験です。


シルベロッサーUSAさん
  お待たせしましたよ!!
  例のオイルは、この色です。





  黄土色のオイルにまみれたフィルター



 2,冷却水抜き取り
ここで、冷却水をみると、少し油が浮いているように思えますが
思ったよりも透き通った緑色のクーラントが出てきましたので
ちょっと安心しました。

洗浄すれば、オッケーだろうということにしました。

入り口奥に白っぽいどろっとしたものが見えるでしょう。それが、例のクーラント+オイルの固まりです。


 3,オイルウォーターラジエターの取り外し
 
 
えらいことですよ、これは・・・。
黄土色?? 乳白色?
いや泥水色?のラジエターです。

写真の左端についている口の茶色っぽいシールは、取り出すと、もうゴムではなくて、ぼろぼろのプラスチックのようでした。これでは、シールできないのもわかりますよね。







4,オイルウォーターラジエターの洗浄


きれいに?洗ったら、こんな感じの色でした。
目地には、まだまだついていますが、一応のものは
とれたようなので、シールを全部交換して、車体へ取り付ける作業に入りました。

5,シール交換しへ

6,オイルウォーターラジエターの取り付け
  44Sは、さらに作業スペースが限られてしまいます。
 




このあと、オイルを入れて、かるく回したりして、オイルで洗浄をしました。
フラッシングオイルは、ガスケットなど損傷することもあるので、極力使用しない方がいいと思います。

 

後の対応

その1:オイル量のチェック(汚れと量)
その2:冷却水のチェック(なくなれば、エンジン焼き付きへ)

これをチェックしながら、今は、快適に走れています。
やっぱりきちんとメンテされた車両は、ドライバに喜びを与えてくれますね。


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