半藤一利氏 略歴(「ソ連が満州に侵攻した夏」より抜粋)



半藤一利 (はんどう かずとし)

一九三○年、東京生まれ。一九五三年、東京大学文学部卒業。同年、文藝春秋社入社。以来『週刊文春』『文藝春秋』各編集長、出版局長、専務取締役等を歴任。著書に『日本のいちばん長い日』『聖断』『指揮官と参謀』『大相撲こてんごてん』『漱石先生ぞな、もし<正・続>』(以上文藝春秋)、『歴史探偵かんじん帳』(毎日新聞社)、『漱石先生がやってきた』(NHK出版)、『日本海軍の興亡』『ドキュメント太平洋戦争への道』(PHP研究所)、『漱石俳句を愉しむ』『一条俳句と遊ぶ』(PHP新書)など多数。一九九三年、『漱石先生ぞな、もし』で第十二回新田次郎文学賞を受賞。一九九八年刊の『ノモンハンの夏』(文藝春秋)では、第七回山本七平賞を受賞した。

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半藤一利氏は、故・岡崎哲夫氏の「秘録 北満永久要塞」の雑誌「文藝春秋」誌上掲載にあたり、非常にご尽力頂いた方であり、氏の著作『ソ連が満州に侵攻した夏』では、一部故岡崎氏の著作も引きながら、100ページ以上の範囲にわたって、虎頭要塞周辺の動向と日ソを軸とした国際情勢の分析が丹念に行なわれている。
当該書は、NHKの「その時歴史が動いた〜ソ連対日参戦の衝撃〜」(2000年8月9日放映)の基礎資料ともなっている。ぜひご一読頂きたい。