羽根 ひとひら


水のように澄んだ瞳で 何かを思う
水のように澄んだ心で 誰かを想う

それが『心』の始まり―――




 『水の心』と『火の心』

 正味のところ、それは『静』と『動』の関係と同じモノではないのか。

 世の武道家達は口を揃えて言う。

「明鏡止水」

 と。



 そんな精神論は知らない。

 いつだって世の中は結果が全てで。

 経過は口頭に上るほど重視される事はない。

 だからそんな言葉を吐かれても、理解なんて出来るわけがないだろう?



「オマエってな・・・・・・なんて言うか・・・・・こぅ、淋しいヤツだな」



 だから、そんな言葉で表現されるのはとても不愉快だ。


 人間は自分で思っているほど強くはない。

 『強いヒト』など存在しないのだから。

 特に、精神面では。

 誰しもが脆く、傷付きやすい。

 そんな中で、どれだけ踏みとどまれるかという事。

 それが比較される基準。

 不安定で不透明な ものさし。

 『淋しさ』なんて既成概念、他人に押しつけられたくはない。

 僕には『心』なんていらない。

 そんな非理論的なモノ必要ない。

 もっと科学的なモノだけで良い。

 ロジックベースに起算されるモノだけで十分だ。



 そう思っていたのに―――

 そう考えていたはずなのに―――



 不覚にも機械になりきれなかった僕を拾い上げたのは君。

 『気合い』とか『根性』とか、そういう精神論ばかり口にする君。


「何も考えずに、在るがままに世界を見てれば良いんだよ」 



 いつだって笑いながらそう言い放つ君。

 何も考えていないようなのに、実は物事を鋭く観察していたりする。

 だから少しだけ一緒に歩いてみようと想った。

 きっと今までとは違う世界が見える。







 水のように澄んだ瞳で 何かを思う。
 水のように澄んだ心で 誰かを想う。

 ふわりふわりと水面に落ちる 羽根 ひとひら。
 広がる波紋に揺れる感情。

 それが『心』の始まり―――




←BACK



・・・・・・・えーっと・・・・。ゴメンチャイ!!(爆死)
色々あったのよ!これでも色々あったのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!。。。゛(ノ><)ノ