腕の中に居る時はいつだって大暴れして手こずらせる癖に、一度眠りに落ちてしまえば危ういほど静かになる。 そのギャップに皆 惹かれるんですよ。 |
丸まった背中 |
行為の後の気だるさは、嫌なものではない。 平温に戻り始めた体温に多少の寂寥感を掻き立てられつつ、横たわる銀幕に指を挿し込み、梳る。 普段はきつく括られている髪も、既に解けて彼の人の肩口を隠すように広がっていた。 起こさないようにゆっくりと、静かに。 どんなに優しく触れたとしても、それらは柔かな砂のように少しずつ手の中から滑り落ちていく。 それがまるで彼の動きそのものに見え、しかし容易には離し難い執着心に駆られ再び銀糸に指を差し込む。 ふと 触れた肌は今もまだ火照りを残して。 しどけなく投げ出された手足を柔らかな敷布に埋めつつ眠る様は、自分以外の目には微笑ましく映るのだろうか。 まだ幼さの残る、無邪気な寝顔。 ついさっきまで 自分の下で啼きながら縋り付いてきた者と同一人物とはとても思えないほどに。 汚しても汚れないのだろう、その精神は陽の光すら届かない海底の中ただ一つ光る光明のように自分を捕らえて放さない。 いや、放す事が出来ないのは自分の方だ。 浅ましいと自覚するほどに、深く深く自分という存在を刻み込んでやりたい。 ・・・・・他が踏み込む余地の無くなるぐらい、深く。 それは狂気のような渇望だ。 少しづつ懐柔してきた幼い暴君に まさか自分の方が溺れるとは予想だにしなかった。 ―――泳ぎには自信があったから。 傷一つ無い、滑らかな肌を指で辿る。 うつ伏せに転がる 無防備な背骨に沿って指を滑らせ、その微かな反応を楽しむ。 今日はついつい本格的に泣き出すまで追い上げてしまったものだから、常日頃のような羞恥心に苛まれながらも牙をむく様な そんな気力すら残っていないらしい。 時折引っ掻くように肌を撫でる度、少しだけ呼吸が乱れる。 半ば気絶するように落ちた眠りの中で、この青年はどんな夢を見ているのか。 そんなことすら知りたいと思う。 どうにも病的だと自覚すらあるこの執着心は、普段何事にも気分が乗らないことの反動ではないかと時折しみじみ考える。 楽しいのは―――面倒くさいと感じないのは この人に構ってる時ぐらいのものだ。 今だって、いい加減完全な眠りに落ちたいだろうに此方の個人的な感傷で邪魔ばかりしている。 少し離れた位置で腕を伸ばして触れて、すぐ隣にいるのだということを確かめてばかりだ。 「ノラ様・・・・もっと構って下さいよ」 酷い事ばかり口にしているものだと自嘲しながら、それでも口走ってしまうのだから手に負えない。 いくら災禍の凶犬と呼ばれていようとも、まだ幼く かつ身体に負担を与える行為を強いられれば無理は出る。 全て知って、それでも尚・・・・・。 ゆっくりと髪に触れる。 本来ならばそれすら越権行為で、事此処に至っては侮辱罪すら問われかねない状況だろう。 うっかり魔王様にでもバレれば生きてはいられないだろう事も解っている。 それでも、誰かのものになるのは耐えられないと。 他の誰かの手に落ちるのが決定された未来だとするのならば、せめてもの抵抗として消えない跡を。 ・・・・悪魔の身体に付けた痕は、どうせすぐに消えてしまうのだから。 「・・・・ん・・・・・・リヴァン・・・・・?」 堂々巡りの思考の中に割り込んできたのは、まだ疲労感の拭えない掠れた声。 しまった。 本当に起こす気は無かったのに と思う間もなく引き込まれたのは、成長過程の細く均整の取れた腕の中だった。 思いの外 強い力で引き寄せられて、薄い胸に額がぶつかる。 「ノラさ―――」 「ぅ・・・・・・・ルサイ。てめーも、もぅ寝・・・・・・・」 慌てて上げた声すら 欠伸交じりの声に一蹴されて。 その割りに 寝言のように途中から意識無くしたりして。 虚ろな意識のままでも、聞いててくれてたんすか?アンタは。 身を捻るのもキツイだろう身体を動かしてまで、コッチのこと気に掛けてくれてるんですか? うだうだ考えて、頭痛くなってたのも全部吹っ飛びますよ。 子犬のように丸まった背中に手を添えて、身を寄せる。 無駄な筋肉のついていない、柔らかだが弾力に欠ける胸に耳を寄せて心臓の音を聞く。 やっぱり、この人は手放せねぇな。 触れ合った部分から伝わる暖かな温度に誘われて、ようやく睡魔が降りてきた。 このまま寝てしまえば気持ちは良いが、きっと明日が大変だろう。 口喧しくも有能な部下の、愕然とした顔が目に浮かぶ。 そういえば、アイツもノラ様のことを大事に思ってたなぁ などと、思い出す全ては些末事だ。 全ての事象が、この一瞬の対価にすら成り得る。 「アンタやっぱり、面白過ぎですよ」 ―――しばらくは、面倒くせぇ仕事もこなして行けそうだ。 |
| やっとリヴァノラUPですー! リヴァン将軍思いの外自分の中でなかなかポイント高いようです ゚+。(・∀・)゚+。゚ ちょこっとばかり動かし易くないですか、彼? ハイ、想像してみてください。 ノラをまず用意します。 落ち着きがないので注意して下さい。 その後ろにリヴァンさんを立たせます。 背後から、おなかの辺りに右手を回していただき、 左手でノラの左手をスイッと持ち上げていただきます。 まぁ、後は手の甲にキスでもしてみて下さいヽ(*´▽`*)ノ 以上が当店のリヴァノライメージ画像です.。.:*・゜.。.:*・゜☆ |
こちらは『10TITLES』のサイト【ピックアップデイズ】様より頂いてきました。