本文へスキップ

Welcome to Nobuyoshi Koubira's Home Page

     

Since 2001/12/31

メダカの発生

メダカ 絶滅危惧U類(VU)

メダカが卵を産んだら、卵の中を観察してみましょう。下の写真は卵を産んでから誕生までの記録です。ビデオでは卵の変化の様子を1から6段階で示しています。一般にメダカの卵は水温25度で10日くらいかかり誕生します。今回は9日間でふ化しました。この段階は卵の変化がどの段階かを示すものだと考えてください。例えば3段階になるまでに4〜6日かかることもあります。

1段階 (1日目)
産み落とされて8時間ほどたった卵です。丸く見えるものは油滴です、油滴があるほうが植物極、反対側を動物極といいます。動物極の側にメダカの体ができていきます。白くにごって見えるのは、細胞のかたまりで胚と呼びます。胚はいずれメダカの体になります。胚はほとんど透明です。胚は油膜の反対側にあります。胚の位置と油膜の位置を確認してみましょう。棒状の体の一部の端が太くなって頭部をなしています。メダカの頭部の決まった位置に脳と眼、耳などができつつあります。
 
 2段階   (3日目)
胚の形がしだいに変化し頭部には脳、眼、耳などができてきています。頭部と尾部の区別でき尾部には体節ができつつあります。卵体の前後軸、左右軸が決まり、卵黄側が腹になり、その反対側が背中になります。卵黄の表面をとりまいている血管ができています。頭部の眼が黒く色づき、始めました。心臓が動いていたら心拍数を数えてみましょう。
 
 3段階  (5日目)
頭から背中に向けて脳、せきずい、筋肉ができています。眼がさらにはっきりしてきました。卵黄の栄養分が吸収され小さくなりました。心臓の動きを確認できます
 
 4段階   (6日目)
卵黄が薄く小さくなりました。卵黄のまわりの血管が赤く色づいているのがわかります。左から右に動いている心臓が見えます。体の左側に消化管、胆のう、肝臓が右側にうきぶくろができています。 心臓の動きと血液の流れが確認できます。魚類の心臓は一心房一心室です。血液は心臓の左側(心房)から右側(心室)に向かって押し出され、心室から全身に押し出されるのが見えます。
 
 5段階   (8日目)
眼のまわりが銀色に変化してきました。胸びれも確認できます。卵の中で尾、骨、筋肉、脳、耳などの他に甲状腺、心臓、肝臓、胆のう、腎臓などが決まった位置に順序良くできて自立生活が可能なっています。
 
  6段階   (9日目)
誕生しました。ふ化の時には、口から卵膜をとかす酵素が出され薄くなった卵膜を尾の力で破って泳ぎだします。しかしまだ成魚のような体できておらず、全長が15mmなるまでに腹や尾の膜びれは縮んでなくなり、腹びれは生えず肋骨やうろこができます。
 

メダカの発生 絶滅危惧U類(VU)