・20世紀少年
批評 評価A
浦沢直樹得意のサスペンスものです。
まだ始まったばかりなんですが、かなり面白いです。
個人的にはモンスターより面白いです。
モンスターもはじめの頃は巻末の話で毎回ジーンとなったものなんですが
いかんせん推理のほうに力がいってしまい、そういった感動場面が少なくなってきてるような気がします。
推理ものとすればモンスターのほうがすごいのですが、この漫画には幼き頃からの結束力が強く描かれています。
幼き日に誰もが描いていた夢や希望が懐かしさとほろ苦さに包まれて現代の現実を直視する大人に向けられています。
まだはじまったばかりですので、浦沢直樹作品独特の理想と現実の世界を知らない方が見ると、
幼い頃の夢は否定されるような感じに捉えられがちですので、決してはじめに読むべきではないと思います。
マスターキートンあたりを読んだ後に、彼の作品が気に入って読むというには超お勧めです。
やや敷居が高いということですかな
お気に入りキャラ
カンナ
こんな子供が自分の子だったらと思うぐらいかわいいです。
しかも自分の意思を強く持っており、一途で健気です。
浦沢直樹の作品に出てくる女はたいていどこか嫌な部分があります。
女に限らず彼の作品の登場キャラはすべてといって良いほど人間だれもがひとつは持ってる
嫌な部分を持っています。人間の良い部分だけを描写するのではなく嫌な部分も描写できる
彼は本当にすばらしい漫画家だと思います。ただしここまで描ける漫画家はそれなりの技術と才能が
必要な気がします。まさに浦沢マジックです。
しかしこう書いてると、そういう面でカンナは外れているんでは?と思われるかもしれませんが、
決してそんなことはありません。最初に書いた意思が強く一途というのが逆に短所にもなってます。
でもかわいいです。ただ単に顔がかわいいというだけではなく、すべての面を総合して本当にかわいいと思いました。
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