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1997年1月16日から3月19日までの間、メキシコを訪れ、生のスペイン語に接し体験した経験をまとめました。
国旗をクリックするとメキシコ国歌が聞こえます。
IEでご覧になるとメキシコ国歌が流れています。
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MEXICO 写 真 集
〜viajando por MEXICO para aprender espanol〜
1 はじめに
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- 2ヶ月間メキシコに住み、語学習得及び向上は勿論のこと、メキシコ人及び他の国の友人と共に生活行動することにより、国際感覚を身につけようと誓った。
現地に着いてからは、メキシコ人の友人を作り、メキシコ特有の食べ物を食べ、現地の人に人気のある居酒屋(bar)に行き、いろいろなものにチャレンジし、歌い、踊った。
その結果、いろいろな点において興味深い経験をすることができた。
以下は、私の体験に基づいてメキシコという国についての私見である。多少現実をかけ離れたところがあるが、ご容赦願いたい。
2 メキシコ合衆国の情勢
@ メキシコの交通情勢
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- メキシコは、日本の国土の5倍もの広さを持つ広大な国であり、この国の交通をカバーする主要な手段は、何と言っても長距離バスと飛行機になるだろう。
私が驚いたのは、飛行機の搭乗時間である。普通、搭乗はフライト前20分頃から始まると考えていたが、メキシコでは5分前に搭乗を開始する。また、ディスカウントチケット便になると、遅れることは当たり前の話で、1〜2時間は早いほうであり、その日の内に運行されれば幸運で、飛ばないことも多々あるらしい。
時間に関しては、厳格に考えてはいけない。常にアバウトに考えておくのが、メキシコの鉄則であり、5分前集合という言葉は死語である。
市内バスで日本と大きく異なる点が2点ある。
その1点目は、必ず運転席にカセットデッキが付いており、運転手の好みの音楽をガンガンかけている。サルサ音楽は、どこへ行っても聞ける状態にある。
その2点目は、ほとんどのバスのフロントガラスにひびが入っているという点である。ひびは投石によるものであるが、ガラスが粉々になってから取り替えるらしい。夜間におけるバス対象の強盗事件は後を絶たないとのこと。
メキシコ国内での運転は危険極まりない。乗客のいるバス同士でカーレースが市内で始まる程だ。ほとんどの車両にはスピードメーターは作動しておらず、高速道路では時速約140キロのスピードで車間距離は5メートルあれば離れている方である。
また、歩行者を保護するという意識は全くなく、歩行者が車両をかわして横断しなければならない。当然信号を守る人はいない。
さらに、渋滞するとクラクションの合奏が始まる。その音も多種多様であり、自己顕示欲が相当強く感じる。
A メキシコの治安情勢
- 最近のメキシコは、国際的にはNAFTAやOECDへの加盟など目を見張るものがあるが、警察部隊が市民に発砲することも少なくなく、その底辺にはまだまだ深刻な貧富の格差や社会問題等がある。
また、中南米各国の治安は相当悪い。ブラジル、コロンビア、メキシコが、ワースト3に入っている。
メキシコでも、銃の携帯が認められてはいないながらも、大抵の強盗犯は、銃かナイフという凶器を携帯している。もし、抵抗しようものなら殺されてしまうだろう。
このように強盗等凶悪犯罪が日常茶飯事であるが、メキシコ人にとって日本人はお金を持っているという意識が強く、「どうせ危ない橋を渡るのなら、お金を持っている日本人を狙え」という考えがあるらしい。
また、メキシコの警察は、検察の下に置かれている構造になっているが、全く信用されていないのが実状である。賄賂を貰って事件を解決するのが通常であり、こうした現象は、警察官の給料の低さに問題があると言われている。
B メキシコの政治情勢
- メキシコは連邦共和国で、全国31州と1連邦区(メキシコ市)に分かれ頂点に大統領がいる。
大統領は、任期6年で再選はできないため、残り1年で自己の功績を残すための仕事をする。アカプルコ、カンクン等の観光地は、過去の大統領が自己の功績を残すために作った主な観光スポットである。
伝統として、各大臣や重要なポストは全て大統領の一族によって占められ、任期が切れると同時に大量の現金がその一族によって持ち去られるという話しである。
C メキシコ人の性格、生活等
- 一言で言って、とても明るい。
とても話し好きで、気難しい人は一人もいない。細かいことは何一つ気にせず、いい加減な性格と言えるだろう。
混血児は、男女とも、美男美女揃いである。白人女性の美しさは、冷たい美しさのように感じられるが、メキシコ人女性の美しさは、かわいらしい、陽気な美しさのように感じた。
しかし、就職口がなく、平均失業率が高いため、人々は苦労しながら生活費を稼いでいる。
メキシコの経済構造は、5パーセントの上流階級者層、30パーセントの中流階級者層、60パーセント以上の下層階級者層からなっており、上流階級者層がこの国の経済を牛耳っている。
中流階級者層は公務員、教員、大企業の社員によって占められ、下級階級者層は農民によって占められ、その貧富の格差は大きい。
しかし、経済的な苦しさはあるものの、みんな元気に一生懸命生きており、休みを楽しむための仕事をし、みんな、日本人よりもはるかに豊かな心を持っている様に感じられ、むしろ羨ましく思えた。
また、メキシコの人々が、サルサのリズムに乗り、男女が手を取り合い踊る様は、とてもすばらしく、本当に踊りをこよなく愛しているのだと感じた。
D 食生活面
- メキシコの生活を始めてまず気になったのが、すべての料理に使用されている「チレ」である。現地の人はみんな全ての食事にチレを使い、非常に辛い味付けをする。日本人の醤油の感覚で味を付けているとのこと。
中でも、トマト(赤)、玉ねぎ(白)とチレ(緑)を細かく切り混ぜ合わせた「サルサメヒカーナ」が主流であるが、その色合いから La bandera(ラバンデラ〜国旗の意味)と呼ばれ、各テーブルに醤油のごとく配膳され、みんな全ての料理にかけて食べている。
なかなかその味付けに慣れず、食事も喉を通らず、パンを主食に生活していたが、1ヶ月が過ぎた頃から日本食レストランを発見し、そこへ通うようになり、人間らしい食生活を始めることができた。
3 感想
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日本との時差が15時間もあり、国土が日本の5倍もある異国メキシコでの2ヶ月間のみの生活ではあるが、大変有意義であり、筆舌に尽くし難い私の貴重な経験と財産になった。
私自身の視野、世界観が広がったのは事実であり、今では平素の生活が平凡に思えてならない。
今後、継続した自己研鑚に努め、この2ヶ月間の経験をもとに、国際的なセンスを生かしていきたい。
この期間中、日本で私の帰りを首を長くして待っていてくれた家族、子供たちに感謝する。