みなさま!大ニュースです! 08年8月2日、当方は検察より通知があったことを知りました。

「警備員が起訴」されました!

犯人は罪を認め
「略式起訴、20万円の罰金が確定した」とのことです。

「みだりに殺した罪」ではなく「みだりに傷つけた罪」の判決のようです。

ただ、実刑判決には間違いないので、大きな社会的制裁があることでしょう。
なんといっても警備員だったわけで、引き続き雇われる可能性も少ないですよね。

1匹の野良猫を虐待した罪として、罰金刑とはいえ「実刑判決」が処されたのは、当方が知る限りでは初めてです。

皆さんの嘆願書が既に多数届いた事や、持参された方もたくさんいらっしゃり、
検察は、急遽、行動を起こしました。

ですので、現在集めておられる手書き署名中止して下さい。

そして集められた署名を今、手に持っておられる方はすぐに発送して下さい。
判決が出てしまいましたが、せっかく思いを込めて書いて頂いたのですから。

そのことは署名を企画した私たちも全く予想外の出来事で、
8月末までなどと悠長なことを記してしまったことを、深く反省しております。

そして、
昨日締め切った、3,579名のWEB署名も処理の途中ですので、まだ提出しておりません。

それでも皆さまからの熱いお気持ちが込められた署名ですからできるだけ早く提出しようと思います。

ただ、これは当方の勝手な推測ですが、検察もWEB署名の存在、そしてその反響には気がついていたのではないでしょうか「猫踏み潰し」とWEB検索すれば、そくWEB署名のサイトがヒットしますから。

いずれにしましても、皆さまからのご署名を判決までに届けられなかったこと、
深くお詫び申し上げます。

申し訳ございませんでした。
どうか、ご容赦下さいますようお願い申し上げます。



転載して下さった皆さまへ

皆さまが転載やリンクをして下さり、さらに多くの署名が送られました。
本当にありがとうございました。

そして、
すでに実刑判決が確定したこと、署名を中止して頂くことのコメントを付け加えて頂きますよう、
宜しくお願い致します。

お手間を取らせ、申し訳ございません。



8月6日になってしまいましたが、3,579名のWEB署名を提出致しました。



起訴後日、告発者(事件を発見した主婦)より頂いたメッセージです。

「尼崎猫踏み殺し事件」について、7月31日、略式起訴、罰金20万円が確定したとの報告を受けました。本当にたくさんの皆様からご支援をいただき、心より感謝いたしております。嘆願書の署名は、集約分だけで6000名以上頂いたそうです。こんなひどい事を、うやむやにしてはいけないと思う一心でやってきましたが、これほど沢山の方が応援してくださるとは思ってもみませんでした。本当にありがとうございました。

警察に通報した私に、警備員は「そんなことしても無駄や」と怒鳴りました。事実、警察も当初は、愛護法違反に当たらないだろうという見解を示しておりました。でも、決して無駄ではありませんでした。
殺された猫は戻ってきませんし、罰金20万円が、殺された猫の価値とは思っておりませんが、たとえノラ猫であっても傷つける事は犯罪なのだと、法が示してくれたと、私自身、この結果について納得しております。
おかげさまで、やっとお母さんに報告する事もできました。
今、公園の猫達は不妊手術も済み、穏やかに暮らしております。このようなひどい事件が二度と起こらないよう祈るばかりです。
私達の小さな行動の一つ一つが大きな力となり、いつの日か、本当の意味で動物たちを守ってあげられるように、心より願っています。
                        




その後の情報(08年09月18日)


尼崎猪名川浄水場の猫達の近況をお知らせいたします。

避妊・去勢手術は、地域のボランティアさんの協力などもあり、
ほとんど完了しています。残りはメス1オス1だそうですが、
それも今月中に終わりそうです。

新しいおうちが見つかった子猫以外は、公園で暮らしていますが、
こんな事件が起こらなければ、猫嫌いの人は意外に少なく、
交通事故の心配もないエリアで、比較的安全な地域のようです。

ちなみに事件を起こした警備員は、事件翌日から勤務していません。






下記は初期の署名募集内容。
現在は、署名用紙ダウンロード、WEB署名、共に終了致しました。


【転載大歓迎!】たくさんの方へお伝え下さい。

★ 緊急のお知らせとお願い ★
ご存知ですか? 信じられますか? 

警備員による "猫" 踏み潰し殺害事件!】

兵庫県 尼崎市

嘆願書へご署名をお願い致します!

体長30センチの猫を、殺意無しに一撃で踏み潰して殺せるでしょうか?

警備員(ガードマン)の靴の先から頭が、踵から尻尾が出ていたそうです。

その「踏み潰しの瞬間」を、犬と散歩中の主婦が目撃しました。

主婦は現場から警察に通報し、警察は現場の生々しい写真を撮り、双方から事情聴取をしました。

しかしこのままでは、「殺そうとしたわけではない」という警備員の主張が通って、不問にされかねません。

この警備員の所為は、明らかに動物愛護管理法違反(法44条1項。愛護動物をみだりに殺す罪)に該当する犯罪です。この惨状を目撃した主婦は、今も猫の姿が脳裏を離れず、助けてやれなかった自分を責め、勇敢にも告発に踏み切る決意をしたのです。

主婦は普通の、善良な一般市民に過ぎません。

私達は主婦を支援し、この行為を許さぬ意思を表明するために、厳罰に処することを求める嘆願書を検察庁へ提出することに致しました。

ぜひ皆様のお力添えをお願い致します。

ご賛同下さる方は、嘆願書へご署名を、宜しくお願い致します。

下記の専用「署名用紙」をダウンロードならびにプリントアウトして下さい。

(もちろん独自の自作嘆願書でも結構です。)

そして「氏名」「住所」ならびに「捺印」をして頂いたら「神戸地方検察庁尼崎支部」へ郵送して下さい。
どうぞ、宜しくお願い申し上げます。 


署名用紙をダウンロードします!クリックして下さい〜〜

こちらをクリック!して下さい。

署名用紙(PDFデータ)のダウンロードをします。


送り先:〒661-0026

    尼崎市水堂町3丁目2番28号

    神戸地方検察庁 尼崎支部御中


検察庁への提出に備え、締め切りを決定しました。
この 手書き署名の締め切り日は、8月末日 です。
(WEB署名の締め切りは、8月1日となっております。お間違えなく!)
もうしばらくの間、ご尽力をお願い致します。

また尼崎近郊の方である程度集められたらぜひ、担当検察官へ直接手渡しして頂ければさらに期待できるでしょう。

嘆願書本文

「猫踏み殺し事件」について厳正かつ適切な裁定を求める嘆願書兵庫県尼崎市田能5丁目11番1号所在の猪名川浄水場敷地内において、同浄水場勤務警備員が猫を踏み潰し殺したとして、平成20年4月10日、「動物の愛護及び管理に関する法律」第44条1項違反により書類送検された件につきまして、同警備員に対し厳正、公正かつ適切なご判断をいだたくよう本書状をもって嘆願致します。

同浄水場に隣接する農業公園には、人に捨てられた数頭の猫達が以前より暮らしておりました。散歩に訪れる周辺住民などが、食料を与えたり、不妊手術をしたり、連れ帰ったりしており、多くの人との共生のもと、猫達は生き延びていましたが、数年前に同浄水場に勤務してきた同警備員は、猫の存在が気にいらないという理由だけで、警戒心を持たない猫に近づき、踏み潰すという残酷な方法で恣意的にその命を踏みにじったのです。
同警備員は、『懲らしめてやろうと思い踏みつけた』と供述し、殺意を認めていませんが、目撃証言から、体長30センチ以上ある猫を、鼻や口から血が噴き出すほどの力で踏み潰したのです。大人の男性が、小さな動物をこれほどの力で踏み潰せば、死に至らしめる事は明白であり、「殺すつもりはなかった」などという供述は、到底信じるに値するものではありません。

また、動物虐待はDVや放火と同じく、快感を伴うことがあり、同警備員が動物虐待を常習的に行っている可能性も否定できません。 たかが猫ごときとして看過する事は、同警備員を増長させる懸念があり、更なる動物虐待事件から人間への凶悪犯罪が発生する危険性もあり、このような事件が多発する現状、我々住民の安心・安全な生活が脅かされる思いです。

「動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない」という動物愛護法の基本原則に則し、尼崎市では、現在、人間と動物の共生を目指し、官民一体となって飼い主のいない猫の不妊手術活動を促進しており、その精神は広く浸透しつつある現状です。
「殺すつもりがなかった」と言えば、動物愛護法は逃れられるというような前例となる事のなきよう、本件の重大な悪影響を十分御斟酌いただき、住民の平和な市民生活の維持、同警備員の再犯防止、模倣犯・愉快犯の追随抑止のために、厳正かつ適切な審判をお願い申し上げます。

書類送検の日を神戸新聞が記事にしているので、転記します。

「警備員の男 猫踏み殺す」容疑で書類送検 尼崎東署
 尼崎東署は十日、猫を踏みつけて殺したとして、動物愛護法違反の疑いで、伊丹市内の警備員の男(59)を神戸地検尼崎支部に書類送検した。
 調べでは、男は2007年11月17日午後3時ごろ、尼崎市田能5の猪名川浄水場敷地内で体調約30センチの猫を踏みつけ、殺した疑い。猫の鳴き声に気付いた通行人の女性が110番した。
 男は当時、この浄水場の警備員として勤務。場内には四、五匹の猫がすみついていたらしく、「いつもふんをするので、懲らしめてやろうと思い踏みつけた。殺そうとしたわけではない」などと供述しているという。」

もちろん、各自皆さん一人一人から手書き署名を直接送って頂いた方が自筆プラス捺印もあり説得力があります。

しかし署名は数が必要で、お忙しい方のために「WEB署名」も用意致しました。

携帯電話からも可能です。こちらからどうぞ。

WEB上では匿名で表示させることも可能です。ぜひご利用下さい。

検察庁への提出に備え、WEB署名の締め切りを決定しました。
WEB署名の締め切り日は、8月1日 です。お間違えなく!

もうしばらくの間、署名のお誘いなど、どうぞ、宜しくお願い致します。


嘆願書の一部を「削除」致しましたので、ご確認下さい。


嘆願書記載の2年前の事件について、WEB署名(署名TV)より「同警備員の常習性を事実・証拠の確認無くほのめかしている」等のご指摘を受け、7月28日、嘆願書内容の一部を「削除」いたしました。

上記記載につきましては、2年前の事件が、尼崎市内において特にひどい動物虐待の事案であった事、事件現場周辺の聞き取り調査の際、動物虐待事案が多発している事に対し、多くの方が、神戸児童連続殺傷事件をあげ、不安に感じていると述べていた事などから、地域住民の安全を訴える主旨のものであり、また、頂きました多数のコメントも、今回踏み殺された1頭の猫を思い悼むものばかりでしたので、皆様には、この事件の本質を、正確にご判断いただいているものとは思いますが、今回の対応となりました事、ご了承くださいますようお願いいたします。

事件発生当初、この事件は「過って踏んでしまった」という供述から、動物愛護法違反にはならないだろうという状況にありました。
私達は、目撃者の方と事件現場に出向き、事実関係の細部に渡る聞き取りを繰り返しました。
それは目撃者の方にとって非常に苦痛を伴う作業でしたが、一人の人間の行為を犯罪と主張する事はたやすい事ではありませんでした。
11月17日発生から3ヶ月、この件は2月15日動物愛護法違反として事件処理され、4月10日書類送検に至りましたが、この間、多くの方々のご協力や働きかけが無ければ、本件は、事件として扱われる事は恐らく無かっただろうと率直に感じています。

「動愛法はいまだ社会に浸透しておらず、今回のようにたった1頭のノラ猫が殺されたとういうようなケースは世の中にいくらでもあり、ほとんどは人知れず闇から闇に消えているのが現実でしょう。告発したとしても受理されない可能性もありますし、送致、起訴は、容易な事ではありません。これが動愛法の現状です。しかし、誰もが見向きもしない小さな事件にも、誰かが光を当てていかなければ、動愛法は、いつまでたってもこのままです。」
この事件を相談した弁護士の先生が言ってくださった言葉ですが、これが、私達の本意である事をお伝えしまして、皆様には、引き続き、本件を見守っていただけますようお願い申し上げます。



現場をよく知る、ある人が書かれました。

「名も無い猫達からの伝言」

その公園に、捨てられた一頭の猫がいました。
グレイの縞柄のとても綺麗なメス猫で、見るからに飼い猫です。
公園を訪れる人達は哀れに思い、餌を与えたりしてくれたので、
彼女は何とか公園で生き延びる事ができました。

それまで飼い猫だった彼女にとって、最初の冬はあまりに厳しく・・。
目を開けているのも痛いような風が吹きつけ、
雨の日などは、ずぶ濡れのカラダが凍りつきます。
「ここにいないと餌がもらえない・・・。」
雨をしのげる場所を探す余裕は、まだありません。

春がくるという事も知らないし、
春まで生きられるのかもわかりません。
ただ夜の寒さに耐えました。

そんな彼女には大好きな人がいました。
隣の浄水場の警備員のおじさんです。
守衛室に招いてくれてミルクをくれます。
寒い日の暖かい部屋は何よりもありがたく、
飼い猫の頃の居心地でした。
ただ、おじさんはヘビースモーカーなので、
体中がタバコ臭くなる、彼女が唯一気に入らないことでした。

夕方になると歌劇の好きな老夫婦が、隣町からきてくれます。
ここはワンちゃんの散歩コースです。
「どうしてこの子はこんなにタバコの匂いがするのかしら?」
おばさんは、彼女を抱っこするたびに、いつも不思議に思っていました。

植栽のお世話の人も公園管理のおじさんも、
本当はとても猫好きでした。
「餌をあげないで!」と言う人もいたりするので、
猫嫌いのフリをしています。
誰もいなくなったらビニール袋を取り出して、おやつの時間です。

彼女は出産をして、子猫達を連れてくるようになりました。
みんなそれぞれに、早く不妊手術をしなくてはと思いながら、
高い手術費用、思い立ったらすぐという訳にはいかなかったようです。
それまでは、バラバラだった彼女の呼び名は、
「お母さん」と、ひとつになりました。

子猫達は、あまりに可愛らしく、人にもなれていましたので、
「この子猫達、ここで生活できるだろうか?」
みんなが心配してくれました。

1頭の子は、一日おきに公園に来てくれるおじさんが、
連れて帰ってくれる事になりました。
おじさんの家は遠いので、いつも車でやってくるのですが、
おじさんは元社長さん、ちょっとした玉の輿です。

子猫達もどんどん大きくなり、
歌劇好きのおばさんは、この子達も手術しなければと悩んでいました。
思い切って手術費用の相談をしてみたら、
おじさんは、
「こんなになついてるんだから、手術してそのまま飼ってあげようよ」
と言ってくれました。
おばさんのおうちに行けるのは、お母さん似の女の子です。
おばさんは、おうちに迎える子をどの子にしようか散々悩んで、
一番弱っちかったその子に決めました。

「みんな連れて帰ってあげたいけれど、ごめんね、ごめんね。」
おばさんはそんなような事を何度も言って、
女の子と一緒に帰っていきました。

あんなに優しかった浄水場のおじさんがいなくなって
どれくらいたつでしょう?
守衛室に入れてもらえるどころか、
この頃ではひどく怒鳴られたり、追い払われたりもします。

それでもお母さんは、なぜか浄水場の敷地によくいました。
決まって守衛室のあたりです。

その日もお母さんは残った子供たちと一緒に
浄水場の木陰にいたのです。
子供達は、見た目はもう大人のようでしたが、
まだまだ幼く、寝転がってじゃれあって、楽しそうに遊んで・・。
それまでは、いつもと同じ光景でした。

突然の断末魔の叫び声は、空気を切り裂きました。
慌てて子猫達は逃げ去った。
みんな逃げたんだと思いました。
お母さん猫は少しだけ距離をとり、じっと見つめたまた動きません。

見つめた先に、息絶えた茶トラの男の子の横たえた姿がありました。

事件を知った歌劇のおばさんは、「うちの子の兄妹なのに」と泣きました。
通報したレイニーの散歩のおばちゃんも、何度も何度も泣きました。

公園に捨てられた猫達がいて、
ただ一生懸命生きてきた。
ただそれだけです。




別件ですが、【動物虐待・遺棄防止のポスター】を無料で配布して下さっている方がいらっしゃいます。
ビックリするほど上質でご覧になるとさらに素敵なポスターです。本当にありがたいですね。
今後の啓発に、ぜひ利用させて頂きましょう!

  動物虐待・遺棄防止のポスターさしあげます!


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動物に関わる犯罪を取り締まるには、専門的組織が必要です。

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