元気な森林を創るには間伐が必要です。
しかし、間伐を行うにはコストがかかります。
そのため放置されている森林が増えています。
当社では、徹底した機械化、合理化により低コスト化を実現しています。
少しでも元気な森林が増えることを願って日夜努力しています。

間伐後

森林の中に十分な光がさしこみ、潅木(かんぼく)類や草本類がしげり、水源のかん養や土砂流出防止等の森林本来の機能がよみがえります。
人工林は自然淘汰(とうた)されないため、木を切ることによって機能が維持されます。木を切ることは自然破壊ではありません。つまり、国産材をより多くの人に使っていただくことが、低迷している林業を活性化させ健全な森林が増え国土が守られます。
間伐前

潅木類や草本類がなく、地表の土砂や木が必要とする養分が流れ出している状態です。
雨が降っても、緑のダムの機能がなく洪水や土砂崩壊の危険性もあります。
なによりも林の中に入っても暗くて気持ちの悪い状態です。戦後拡大造林された森林のほとんどがこんな状態では水不足や温暖化がおこっても不思議はありません。元気のない森林は二酸化炭素の吸着機能も損なわれます。
しかし間伐は皆伐と違いコストがかかります。何より急峻な地形や、森林所有形態が小面積点在型で、路網密度が低い等多くの問題点があります。
当社では、小ロット分散型の森林と機械化という相反するものに取り組んでいます。
機械は全て自社回送
残存木に傷をつけないため小旋回ベ−スマシンの採用
林業機械やトラックに多機能を持たせる
重機搬入・作業道開設・伐採・搬出・作業道整地の作業を一環して行う
等、コスト削減と環境にやさしい林業をめざしています。めざすものは地球環境と労働環境に配慮し低コストを実現しているスウェ−デンの林業です。