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猫の応急処置のしかた
いざというときに役立つ、家庭でできる応急処置の方法を覚えておきましょう。
ただし、あくまでも緊急時の対処法なので、その後は動物病院で診察を受けるようにしましょう。
外傷、出血足をひきずる日射病、熱射病凍傷、低体温やけど感電異物を飲んだ中毒けいれん発作溺水
人工呼吸・心臓マッサージ 



■外傷、出血

軽いひっかき傷なら心配なし
猫同士のケンカでできた軽いひっかき傷なら、あまり心配する必要はありません。
水かぬるま湯に浸したガーゼや脱脂綿で傷口をぬぐうだけでよい。消毒する時は刺激の少ない消毒薬を使います。たいていの場合は自然に直ります。
少量の出血の場合は、消毒薬で消毒します。
血をよく絞り出し、傷口を開くようにして水で洗い流したあと、刺激の少ない消毒薬で消毒します。これらの傷は化膿しやすいので注意が必要。
傷が化膿して腫れてくるのは数日後です。化膿してくると通常熱が出るので、耳をさわって熱があるかないか(熱のあるときは耳が熱い)をチェックするとよいでしょう。

爪から血が出ている時は、血が止まるまで肉球を押し、指の間にガーゼなどを当て
.しっかりと包帯を巻いて病院へ。

★ひどい傷や出血が多い場合は、すぐに病院へ
出血の多い時は、一刻も早く病院へ。その際、出血している部分をガーゼなどの清潔な布で押さえながら運びますが、猫が暴れて逃げたりしないように注意します。
傷口が開いて骨や内臓がみえている場合は止血しながら一刻も早く動物病院へ。
1.ガーゼやタオルで出血している場所をしっかり押さえて止血する。
2.それでも血が止まらない場合は、その上から包帯を巻きテープでしっかり止める。
※包帯がきつすぎるとまわりがふくれてきます。少しゆるめに巻き直しましょう。

★ひどい出血の場合は、心臓近くを結んで止血
傷口を圧迫しただけでは止まらないようなひどい出血の場合は、傷口よりも心臓に近い場所(傷口の3〜5p心臓より)をひも状のもので、きつくしばり止血します。
ただし、数分ごとにゆるめ血を流し、またしばるを繰り返しながら病院へ運びます。
包帯のかわりや縛るのにストッキングを利用しても良いです。
★内蔵破裂の場合に注意
耳や鼻など、体の穴からの出血が続く場合や、口の中が白い時などは内蔵破裂の可能性があるので、そのまますぐに病院へ運びます。抱きかかえたりせず、箱に入れて行くといいでしょう。

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■足をひきずる

ぶつけたり、高いところから落ちたりして、足が地面につけないときは、30分〜1時間様子を見ます。ときどきでも地面につければ骨折の心配はまずありません。
ずっと痛がるようなら、副木などはせずにキャリーバッグや箱の中に入れて安静にさせて、動物病院へ連れて行きます。明らかに骨折していて出血があるときは、止血をしながらすぐに動物病院へ。

★やさしく声をかけてあげる
骨折をした猫には、低く穏やかな調子でやさしく声をかけてあげましょう。体温が下がらないようにタオルや毛布などでそっとくるみ、なるべく早く病院へ運びます。

★素人判断しないで病院へ
家で手当できるように思えても必ず病院に連れて行き診てもらいましょう。骨折以外の怪我があるかもしれませんし、単純な骨折に見えても実際は違っていたりします。

★意識不明の場合は横にして運ぶ(なるべく2人で)
交通事故などで意識不明になっているような場合は一刻も早く病院へ。
病院に運ぶためのケージがない場合は、毛布やシーツ、バスタオルなどを担架代わりにして運びます。段ボールの箱などがあれば、箱にそっと下ろして入れ運ぶ。
ケージがない、または嫌がって入らない場合、自力で歩きたがるようなら、骨折した脚を大きなタオルの上に乗せて支えます。
歩けない場合は、毛布を担架代わりにして運ぶ方法が簡単で便利です。

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■日射病・熱射病

温度の高い閉め切った車内や部屋の中に長時間いたりすることで起こります。
呼吸が乱れる、よだれを出す、口の中が赤紫色になる症状が出ます。
重傷の場合、体温が40℃以上にもなり、意識を失ってしまうこともあります。
すぐに涼しい場所に移動し、とにかく体を冷やします。水につけてもかまいません。
水につけるのが不可能なときは、流水をかけてあげたり、水で濡らしたタオルで包んだり、氷で冷やしてあげたりしましょう。

ほとんどの場合はこの処置で落ち着きますが、重度の場合は呼吸が落ち着いたら、濡れタオルに包んで動物病院へ連れて行きます。

飼い主が気をつけることで予防できます。水を多めに与え、必ず日陰になる場所を作っておくこと。直射日光があたる閉め切った部屋や、室温が上がる場所に閉じ込めないようにします。夏は絶対にクルマの中にペットを置いたままにしない。わずか30分で命を失うことになりかねません。



■凍傷・低体温

猫は、非常に寒い状態に長く置かれると、凍傷や低体温になることがあります。
元気がなくなり、眠ったままずっと起きないようなら要注意。
毛布などにくるんであたたかくして病院へ。
耳の先や尻尾の先などは凍傷になりやすい。凍傷が悪化するとその場所が壊死してしまい、体の一部を失うことにもなりかねません。患部をお湯につけてあたためた後、獣医師に診てもらいましょう。
凍傷や低体温は、飼い主が気をつけることで予防できます。あまり寒い場所に長く置かないこと。寝床に毛布など入れてあげたり、あたたかく過ごせる場所をつくってあげてください。

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■火傷(やけど)

特に冬に多く猫の皮膚は火傷をしても水ぶくれができにくいので、気づきにくい。
対応はとにかく冷やすこと。ビニール袋に氷と水を入れて患部をすぐに冷やします。10分以上(可能なら20分以上)氷を当てて冷やしましょう。
意識がなければ、冷やしながらすぐに動物病院へ行きましょう。
電線を噛んでの電撃による部分火傷の場合は、心臓が動いているかどうか確認します。獣医師に現在の状態を伝え、対処の指示をもらい、すぐに病院へ運びましょう。



■感電

電気のコードをかじって猫が感電することがあります。
コードを噛んだまま硬直したり、ケイレンしている時は、コンセントを抜いて下さい。
慌てて猫にさわると、人間も二次感電しますから 気をつけて下さい。

まずは口の中を火傷していないかどうかを確認します。赤く腫れていたり、出血しているようなら動物病院へ連れていってください。
そして心臓の動きと呼吸を確認して下さい。意識がなかったり、心臓が止まっている場合には、心臓マッサージと人工呼吸をしながらすぐに動物病院へ。
見た目に異常がなくても、念のため、動物病院で診てもらいましょう。

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■異物や毒物を飲んだ

誤って異物や毒物を飲んでしまった場合、塩水を飲ませて吐かせることができます。しかし、飲んだ毒によって飲ませていいものと悪いものがあり、素人判断は難しいもので、飲んだ毒と思われるものを持って、動物病院へ行きましょう。
吐きたくても吐けずに苦しそうなセキをしている場合は、体重4〜5kg当たりティースプーン1杯の塩を猫の口に直接入れて飲ませると、たいがい吐き出します。10分経っても変化がなければもう一度試します。どうしても吐き出さない場合は病院へ。
異物をノドに詰まらせて窒息している場合は、頭をにぎるように押さえ、後ろにのけぞらせるようにして口を大きく開けて、詰まっている異物を取り除きます。口の中に異物が見えない時は逆さにしてゆすります。

部屋の中には、糸つきの針、オモチャ、靴下、乾電池、人間の薬など、猫が飲み込みやすい物がたくさんあるので、十分に注意してください。
花の中にもスイートピーやポインセチアなど猫にとっては毒となるものがあります。



■中毒

タマネギやチョコレートなど、猫が中毒を起こすものを大量に食べたときも、塩を使って吐かせます。化学薬品は吐かせると食道を傷つけるおそれもあるので、獣医師の指示に従ってください。誤飲したものが特定できず、泡をふく、嘔吐、ひきつけなどの症状がある場合は一刻も早く動物病院へ。

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■けいれん発作

けいれん発作を見ると、動揺しますが、慌てないことが大事です。
症状がおさまるまで猫には手を触れず見守ります。けいれんは通常1〜2分で治まり、命を落とすこともほとんどありません。このとき猫が暴れて怪我をしないよう、まわりにあるものを片づけておきましょう。
治まった後、30分くらいは猫も疲れてぐったりしているので安静にしておきます。
落ち着いてから動物病院できちんと診断を受けておきましょう。
発作の原因が、てんかん、鉛や毒物による中毒、肝臓の病気、脳腫瘍などであることも考えられます。
発作がおさまった後も、再びあばれ様子を見ます。



■溺水

溺水の場合、逆さにして水を吐かせます。おぼれた猫を助けたらまず、気管に入った水を出すことが最優先です。後ろ足を持って逆さにして揺らし水を吐かせます。
心臓が動いているのに呼吸をしていないようなら人工呼吸、心臓が止まっている場合は人工肺蘇生を行います。
家の中でも子猫がトイレに落ちてしまったり、成猫でもお風呂に落ちてしまった時など、発見が遅れると溺死することもあります。
予防のためには、トイレのふたやお風呂場の戸をきちんと閉めるよう気をつけます。

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■人工呼吸・心臓マッサージ

★呼吸が微弱な時の人工呼吸
1.横向きで寝かせ、口を大きく開けさせます。
2.舌を指で引っ張り、呼吸に合わせて出し入れします。

★呼吸が止まった時の人工呼吸
1.横向きで寝かせ、前肢を片方の手でつかみ、もう片方の手で口を閉じさせます。
2.猫の口ごとおおって、鼻から息を約3秒間吹きこみます。
3.猫が自分で息をするまで、繰り返します。

★心臓マッサージ
横向きで寝かせ、両手で、胸の左右から心臓を挟む感じで押す、放すを繰り返す。
1分間に30回圧迫を5回したら、人工呼吸を1回の割合でします。

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(2006年5月26日掲載)


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