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猫は、飼い主が新聞を広げるとわざとその上にどさっと座り込んで邪魔をします。
視線を遮るように横たわったり、新聞を読むことができなくなり、「なんでじゃまするのー」と怒ってはみるものの「しょうがないなー」と仕方がなく猫をかまうことになるのです。

新聞の隅ではなく、必ずわざわざ視線の先にくるということから、猫は新聞が読みいたわけでも新聞の上が好きだからでもなく、『飼い主に甘えたいのだ』と推理されます。

つまり、飼い主に新聞よりも自分を見てほしくて新聞の上に座っているのです。
「うちの猫は新聞広げても邪魔しないよ」という場合は、もしかすると猫にとって一番好きなご主人様の存在ではないのかも・・・我が家の場合は、私以外は邪魔されません。ありがた迷惑だけど嬉しい(^^)v

猫はかまわれて過ぎるのも嫌いですが、忘れられるのもいやなのです。
だから猫は飼い主の前にきて、邪魔したり、自分の存在をひけらかすようなことを時々するのです。

本を読んでいても邪魔をするし、テレビを見ているとわざわざテレビの画面の前に座るし、パソコンをしているとキーボードの上にのったりすることもあります。来客の時に知らない人におびえてどこかに逃げていったはずなのに、わざとやってきて全員の見えるところに横たわるということもあります。

飼い主が何かに集中すればするほど、猫はいつものようにかまってもらえないと不安な気持ちになり、「みてみてー」という感じに甘えにきます。ちょっとわがままだけど、かわいいものですね。

（2005年11月21日掲載）