「生まれも育ちも倉敷人ではないのに何故???」と、よく訊かれます。
○気候、位置が好き
アウトドア系の人種ですので、雨が少なくて温暖なこの地方が好きなんです。
海・山等の自然が豊富な割に、都会=関西へのアクセスも比較的良好。
○街の規模が好き
都会暮らしのデメリット(朝晩のラッシュ・休日の夕方は市内へ向かう車で大渋滞・土地が高く
一戸建てのマイホームはまず無理)は僕には耐えられません。
・・・かといって倉敷は田舎ってほどでもないし。
実は、最も大きな理由はなかなか照れくさくて、自分の口で語ることはほとんどありませんけど・・・
◎恩返し
最初に倉敷中央病院へ赴任してきた時は、まだまだ青二才でした(^^;
そんな僕を信頼してくれて沢山の患者さんが診察や手術を受けてくださいました。
その方々が退院される時には「ありがとうございました」「お世話になりました」とか言っていた
だきましたが、僕の心中では同じ言葉を返したかったものです(実際にそう言うと変に思われる でしょうね(^^ゞ)
医師の技術というものは、いくら論文や手術書を熟読しても、実際の経験がないと向上しま
せん。患者さんのおかげで医者は一人前になっていくものなんです。
倉敷、またはその周辺の患者さんの診療を通じて、僕はある程度のレベルに達したのだと思
います。開業するに際に採算面だけを考慮すれば、他に条件のいい場所はありました。
しかし、今まで積み重ねてきた医療技術や知識によって、人々に貢献するのに相応しい場所
は、多くの経験を積ませていただいた場所=倉敷しかないと考えました。
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