急性声門下喉頭炎(仮性クループ)



のどの炎症が悪化して、声帯より下へ拡がった結果、
  そこの粘膜が腫れ上がってしまう場合があります。
             
      図のように空気の通り道が狭くなり、元々気管が細い小児の場合
        窒息の危険が極めて高くなります。 

            症状は高熱、のどの激しい痛み、声のかれなどです。
          耳鼻咽喉科以外の医者には、風邪と区別できない場合が多いので、
    要注意です。患部が見えなければ診断は困難ですから。

小児の症例
1歳の男児です。空気の通り道(黒い部分)が極めて狭くなっているのがわかりますね。総合病院に緊急入院しました。3日間の加療で軽快し、無事退院しました。

大人の症例
小児と腫れ方はあまり変わりませんが、空気の通り道にまだ余裕がありますので、当科外来にて点滴加療しました。3日間の通院で治りました。



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