医学関連図書の評論

今の医学関連図書の内容はまさに玉石混淆の状態で、
読めば読むほど頭の中が混乱するばかりです。

いちおう、医者である小生が、読んだ本についてのコメントを書くことにしました。
なるべく主観を排除したつもりでありますが、評論のプロではありませんので、
表現が不十分だと思います。その点はご容赦願いいたします。

なお、この評論についての反論、ご意見等ございましたら、遠慮なさらずに、
メールしていただければ幸甚に存じます。

           評価  ☆☆☆☆☆ 読まない方がよい
                ★☆☆☆☆ あまり読む価値がない
                ★★☆☆☆ 少しは役にたつかも
                ★★★☆☆ 普通
                ★★★★☆ お薦め
                ★★★★★ 絶対読むべし


「名医」のウソ 児玉知之 著 新潮新書
★★★★☆

医療の素人である患者がどのように医師を接するべきという方法については有用で詳しい。
どの医療機関にかかればよいかという項目の中で、「看板の見抜き方」はある程度役にたつが、
おおむね大病院より開業医の方がいいというのはどうだろうか?
説明・検査の上手い医師はいい・・・当然である。しかしその捜し方が記載されていない。
ただ、医療機関の選び方について、書物にて表現するならば、この内容あたりが限界だと思う。
なお、医療機関選びに非常に困っている方がおられるなら、この著者のHP

http://www.family-medical-agent.com

へアクセスして、コンサルトを受けるのもいいかもしれない。



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