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中学1年生地理・説明をせずに時差の計算を教える



小川晶子 JHS−関西/TOSS中学岡山カブトガニ

帝国書院『社会科 中学生の地理』の教科書と指導書についているワークシートを利用して、時差の計算の学習を行なう。

教科書P12、13で一通り学習した後、練習問題として時差を計算させる場面である。

《フラッシュカードで確認》

「ロンドンの経度」=「0度」、「日本の標準時」=「東経135度」、「経度15度で」=「1時間の時差」、「時差の求め方」=「経度の差÷15度」の内容をフラッシュカードで2回通り確認する。

《問題を読む》

指示1 ワークシートのステップアップ1番の問題を指差しなさい。「1」から一緒に読みます。さんはい。

問題を読んだあと、(注意)も一緒に読む。

発問1 東京の日時はいつですか。

「4月15日午後2時です。」

発問2 午後2時は24時間で表すと何時ですか。

「14時です。」

指示2 ワークシートの「午後2時」の上に14時と書いておきなさい。

発問3 日本の標準時の経度は何度ですか。

「東経135度です。」
《ロンドンの場合》

表の内容を確認しながら、説明をせずにテンポよく進める。

発問4 表の左端の欄には何が書いてありますか。

「世界の都市」です。

発問5 一番上に書いてある都市はどこですか。

「ロンドンです。」

発問6 表の左から2番目の欄には何が書いてありますか。

「経度です。」

指示3 ロンドンの経度を表のDに書きなさい。書いたら手を2秒挙げて下ろします。

このとき、「早い!」「2人、3人・・・」など、状況を短く言いながら様子を見る。

では確認します。みんなで一緒に言います。さんはい。

「0度です。」

発問7 表の左から3番目の欄には何が書いてありますか。

「東京との経度差です。」

発問8 東京とロンドンの経度差は何度ですか。

「135度です。」

発問9 そのとなりの欄には何が書いてありますか。

「時差の計算の仕方です。」

その式を一緒に読みます。さんはい。

「135度÷15度=9時間」

発問10  ロンドンの時刻は東京より進んでいますか、遅れていますか。7秒で考えます。忘れた人は教科書P12の写真を見て思い出しましょう。

数人に指名して確認する。「遅れていますね。」

指示4 表の「9時間」の下に「遅れている」と書いておきなさい。

問題の中での東京の日時をもう一度確認する。

発問11 東京の日時はいつでしたか。時間を24時間で表して答えましょう。

指名する。「4月15日14時です。」

指示5 では、表の右端の欄にあるI番の答えを考えてワークシートに書きなさい。

できた人はノートを見せに来なさい。

《空白禁止の原則》

早くできた生徒に板書させる。その他のできた生徒には次を考えさせておく。

答えを確認してから、カイロ、ロサンゼルスの順で表を読みながら解いていかせる。



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