2004年5月6日 "フェニックス(ヒゲ)ポーキン"@渋谷タワーレコードBe1
「Stage one」
18時半から番号順に中に入るってことで、タワレコには多分、その時間前くらいに着いたんだと想う。タワレコの前には「1枚譲って下さい」って書いて微かな望みに必死な子達が何人か並んでた。それを見て切なくなった。私もその経験があるから余計。それでも譲る事は出来ないので、更に切なかった。私の番号は251番で。階段で上がってその位置で待機。この日、BUMPを観にどんな人が集まってるんだろうなんて想ってたんだけど、ヘンなTシャツの多い中、グングニルTを着てる人を発見し、あっ、と想ったら、それが知ってる人で(向こうはもう私の事忘れてると想うが。)、彼も変わらずBUMPを観続けてるんだな、と想うとなんだか嬉しかった。
そして、前から順に中へ入っていく。中に入ったらすぐ、ジャケットとか脱いで、カバンも隅に置いて、リストバンドをし、矢沢タオルを巻き、ブレイブパースンTになりフル装備。皆の重い魂を傍らに、やる気まんまんな私。(笑)ああ、こんな格好決して誰にも見せられない。柱の左の方のちゃま側で観る事に。待ってる間、これから観れるんだ、と想うと、なんとも言えない気持ちになって早くも泣きそうになった。
どれだけこの日を待ち侘びたことか。
やたらドキドキしつつ、待ってると、2度くらいのアナウンスの後、照明が切れて、あのいつものSEがかかる。客の歓声。客の拳。BUMPの登場。この辺り、正直よく憶えてない。BUMPの登場と共に、客がすっごい雪崩れてたけど、私はその雪崩れには巻き込まれないように上手い具合に(笑)足を地に付けてた。ああ、BUMPだ、って想って嬉しくて、ぐちゃぐちゃになってしまった。基央の髪とか髭を気にする余裕すらなかった。それでも、基央がギターを高く掲げたのは憶えている。
1曲目はアルエ。やっぱり〜と想った。(笑)久しぶりにBUMPの音に触れた所為もあってか、ああ、もう1曲目から泣けてしまったよ。この音を待ってたんだよ。この唄声を待ってたんだよ。ぐちゃぐちゃになりつつ気が付いたら拳を上げてて、そんな感じで、あっという間にアルエが終了。
次に天体観測で、盛り上がる会場。私は天体観測かよ〜〜って、がくっ。(ぉぃ)(笑)そう、いつもはライヴで聴く天体観測は苦手なのに、何故かこの日は違ったんだ。藤くんが歌詩を変えて唄ったフレーズがやたら心に突いて(ちょっとそのフレーズを定かに憶えてないので書きませんが。。)、そこから引き込まれて、天体観測ですら(?)泣けてしまった。続くTitle
of mineでも泪が。あぁ、私の涙腺、最初っから大崩壊…。やたら基央の声が力強かった。ずっしりと響いてきた。
そして、とっておきのイントロっぽいフレーズをギターで奏でる藤くん。「え、まさか。まさか。まさか。いや、そんなはずはない…。」と想ったんだけど、そのまさかだった!!
「ゆうっくりでいいから〜♪」
・・・・・・・・とっておきだああああああ(><)
もうそこからぐちゃぐちゃに号泣…。
なんでこんなに沁みるんだ。ああ。
長い間奏のとこ、アレンジがかなり変わってた。
もし世の中で変わらないものがあるとするなら、とっておきはいつまでも私にとってとっておきの唄なんだ。それだけは変わらない、揺るがない、とそんな事を想った。
ここでMCだったかな。(MCどこでやったか憶えてないので、違うと想いますが、すいません。)基央の第一声は「お久しぶりです」だった。本当に本当に久しぶりだよ。「待ってたよー」と応える客。ここで冷静に見てみたら、基央は髭も髪もさっぱりしていた。ほっと一安心。前と同じ感じで、結構黒に近い茶色だったような。会場から誕生日おめでとう!という声が飛ぶ。でも、おめでとうしか聞こえなかった藤くん。「あー?」とか聞き返してた(笑)。「俺も年とった。。」みたいに言ってたなあ。んで、ヒゲ・ポーキンの由来(?)を話していた。てっきり誰しも基央の髭に因んでそんなタイトルになったと想ってたと思いますが(少なくとも私は)それが違った。「タワレコにヒゲさんっていうあだ名の御世話になった人が居て」。ヒゲってあだ名に反応する客。すかさず「笑うなよー」と基央。「その人が今回部署を異動することになって。って僕もよくわかりませんが、とにかく俺らと関わりの無い部署に変わることになったんですよ。」その人に因んだ素敵なタイトルなわけなんだけど、「俺らの居ないうちに、スタッフ同士で決めちゃってんの。俺らが決めたんじゃないの。」と。どうやら勝手に決められたタイトルだったらしい。(笑)続けて、「人に決められたタイトルのステージに立つのはヒゲさんにも皆にも失礼だから、今、自分らで名前を決めます!」と。そう言って、ちゃまに近づいて、耳打ちする藤くん。そして、マイクの前に立って、「フェニックス・ポーキン!!!」と両手を広げて、鳥みたいに羽ばたくマネしながら言ってました。それにしても、この時は面白かったんだけど、こうやって文字にして書くと何か全然面白くないね。(笑)で、やたら会場から「髭剃った理由はー?」とか聞かれ…、「後でな。後で話す。」と言って、次の曲へ…。
ノーヒットノーラン。そしてメロディーフラッグ。メロフラ聴けて凄く嬉しかった。で、今度は髭を剃った理由を話す藤くん。「俺の髭のことはいいんだよ。自然と生えてくるだろー?」とかも言いながら。「ライヴのリハーサルやってる時、唄ってたら髪が口に入るんだよ。で、髭に引っかかって取れねえの。唄えねえの。だから、そったんだ!!」だそうです。(笑)で、レコーディングも大体終わった、みたいな発言をしてました。すると、沸く会場。基央「すげーだろ?いや、それが当たり前なんだよ。宿題みたいなもん。(笑)」と。で、新曲はー?みたいな声が飛ぶと、「・・新曲ももうすぐどこかで流れると想うから。」って。「新曲聴くまで死ぬなよ!」と。「女の子は夜道を一人で歩かないように!!」と。うん、新曲聴かないで死んだら死にきれないだろうね。升コールがやたら飛ぶと、すかさず基央が「升をいじんないでやってくれ。」って言ってたなあ。あと、久々のライヴだからテンションあがってんだよ!みたいな事も言ってた。
で、藤くんの長いイントロからダイヤモンド。そして、グングニル、ハルジオン、ナイフ。升のカウントからロストマンが始まって、これまた聴けて凄く凄く嬉しかった。ロストマン。また泪が込み上げてきた。なんて壮大な曲なんだろう。景色が広がって見えた。そして、やっぱり升のドラムが最強。
ここで、MC。基央「大昔の曲、アルエがリマスタリングっていう形で再発されて、、結構世の中に浸透したみたいで…、で、久々にやるライヴはどんなもんかとか想ってたけど、こんなモンだよな。こんなもんだよ!」って嬉しそうに言ってた。「確認する事が出来た。有難う。」って。きっと、客との距離を確認したんだと想う。うん、こんなモンだよ!!!
そして、ちゃまが「こんなとこで言う事じゃないけど・・・」とか言いつつ、「愛してる。」とかって言いやがった。(笑)会場から私もー!とか言う声が聞こえつつで、けっと想う私(笑)。
んで、基央が「最後の曲聴いてくれ。」って言って4人が向かい合って始まったのがEver
lasting lieでした。終わって、「どうも有難う」と言って4人が去って行った。
そして、アンコール。は、ダニーだった!!
嬉しくて跳びまくった。
そういえばアンコールで出てきた升の髪がぐちゃぐちゃになってて面白かったっけ。
本当にあっとう間に終わってしまった。
久々に観た4人はとてもカッコよかった。
本当に4人のテンションが高い気がして、気迫が伝わってきた気がした。
全体的に、アレンジも変わってる曲が多かったり、歌詩も変えてたりしてたな。
4人の音はとても力強くて、そして、キラキラしていた。
確認出来たって言ってたけど、私もやっぱりここが私の場所なんだと確認出来たんだ。地図にもない場所。この場所があるから生きてゆける。
どうも有難う。久々にこんなにも心が潤うライヴだった。
有難う。
(行きたくても行けなかった方の為にマシなレポ書きたかったのですが、まともにレポれなくてごめんなさいでした。読んでくれて有難うございました。)
setlist
1. アルエ
2. 天体観測
3. Title of mine
4. とっておきの唄
5. ノーヒット ノーラン
6. メロディーフラッグ
7. ダイヤモンド
8. グングニル
9.ハルジオン
10. ナイフ
11. ロストマン
12. Ever lasting lie
en. ダニー
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