海部川は阿南徳島県の清流です。
 2001年のGWは異常渇水のためあまり川下りできませんでした。
 水不足の川は皆ノ瀬や三間岩の写真にマウスを置くと現れます。
 久しぶりの海部川には新設のトイレが2ヶ所が増えていました。
 一つはパラグライダー着地用のようです。
 施設整備をしていただきありがとうございます。
 
 以下は1998,1999のレポート中心です。


 車一台ですので、ゴール近くに駐車しスタート地点まで町営バスで移動しします。
 前回、桑原から下ったので、今回はさらに上流の皆ノ瀬からスタートします。

 皆ノ瀬の橋から上流を見ると川まで降りる道が見えます。
 これが昔の船着場でしょうか。
 流れはスタート直後岩壁に当たり渦を巻いています。
 少しビビリます。


 皆ノ瀬の橋から下流を見ると右岸に降りられる様です。
 降りて見ると結構歩くので、上流からスタートすることにします。
 スタートの瀬をチキンルートでクリアし、橋を潜って快適な流れに乗ります。


 少し増水した海部川は見上げるような波を立てる瀬があります。
 今日は基本的にチキンルートを選択することにします。

 支流小川と合流します。
 南紀古座川支流の小川も素晴らしく綺麗でしたが、ここの小川も綺麗です。
 増水のせいで本流は少し濁り、前回ほどの透明度はありませんが、小川は透明です。
 合流点の500m程上流に車で行けそうな河原がありましたので、次回はそこでキャンプでしょうか。
 ところどころ、釣り人がいます。
 緊張する瀬の連続です。

 桑原から上流に向かうとすぐの橋から見える三間岩の瀬があります。
 橋の上から撮った写真では大したこと無いように見えますが、なかなかの瀬です。
 この写真を撮った橋のたもとから上流へ続く道があり、河原へ降りることができます。
 河原でキャンプするならいいところです。


 下見して左岸寄りチキンルートと決めていたのですが、諸事情があり、二人並んで瀬に突っ込んでしまいました。
 左岸寄りの私が最後の大波の手前で「ファイト!行け!」と叫び、頭から波を突き抜けたとき、相方は中央の大波と隠れ岩に吹っ飛ばされて流れの遭難者と化していました。
 増水時の流れは岩場で渦を巻きます。一人じゃつらいかも。

 
 桑原バス停の80m上流右岸に、橋の下までの車道があります。
対岸は「民宿リバーランズ前川」です。桑原の橋もスタート地点です。



 桑原の少し下流の樫ノ瀬にもスタート好地点があります。

 桑原の右岸からスタートしますが、流れはすぐに分流し、右はコンクリートブロックが邪魔していますので左岸寄りのコースをとります。
 透明な水の明るい川です。
 漕ぐのがもったいない流れです。マジックカーペットに乗って飛んでいる感覚です。
 早瀬をどんどん流れていきます。



 冷たい水です。
 流れが集中し急流がテトラにあたり曲がります。
 テトラポットの間を覗きながらウェットスーツで潜っている人がいます。
 竹竿の先がテントポールの先の様な形状で中に糸が通り、イカリ針が2個セットされています。魚を突くとスレで針が掛かる仕掛けです。これで、鮎を捕っています。透明な川独特の鮎漁でしょう。



 流れのゆるやかなところでマスクとシュノーケルを着け、舟を流して泳ぎ下ります。
 魚は深場、岩場に多いようですが、魚影は四万十川のほうが濃いようです。
 水の中で左右を見ると川の両岸が判ります。透明な水です。
 川底を見ながら流れると小魚がまとわりつきます。
 逃げずに寄って来るのです。写真に撮ったらピンボケでした。



 
 上陸して昼寝して潜って泳いで、飽きるまで遊んでいたい河原があります。
 すばらしい流れが続きます。

 堰は3ヶ所ありました。ライニングダウンかポーテージです。



 下れそうに見える堰もありますが、流れに鉄筋が飛び出していますので、危うきに近寄らずです。



 テトラが多くあります。流木や岸辺の倒竹のストレーナーもあります。
 見た目より流れは速く、舟をテトラで擦りました。ポリ艇でよかった。
 釣り人が多くいます。皆さんとても親切です。

 ゴールは新海部川橋のつもりでしたが、河原が広く結構歩きそうです。
 遠くても歩きやすい道を求めて海まで行くことにしました。
 古い海部川橋の下には防潮のためでしょうかコンクリート堰があり、ルートが判りにくいので下見しておくといいでしょう。堰の下、右岸にゴール適地があります。

 海はすぐそこです。波しぶきが見えます。荒波、大波です。
 ??? 川は静かです。
 海部川河口は大里海岸の砂浜でふさがれているのです。


 右岸の端が10m程水路となってつながっています。

 砂浜に上陸し、海を見ます。長さ4kmの白砂青松の海岸に、台風の影響で凄い波が押し寄せます。海に出るのはあきらめて上陸し、ゴールとしました。
 所用時間約四時間でした。

 画像があまりありませんが、
 海南町役場はプロバイダでホームページなど充実しています。
 落差58mの轟九十九滝、まぜのおか、etc.大変参考になります。
 是非こちらをご覧下さい。 http://www.town.kainan.tokushima.jp/





チョット煩い話ですが・・・

 海部川も最近は多くの人が訪れるようになってきたそうですが、
川はゴミによる環境破壊で困っているようです。
 地元の方々も助けておられますが、清流で遊ぶ身として
恩返しに少しだけゴミの持ち帰りをしませんか。
 目に付く全てを清掃するためにはそれを目的に気合いを入れて
頑張らねばなりませんが、私にはとてもできそうにありません。
 川のゴミを少しだけ、家まで持って帰れるくらいの量を拾って
帰ると、少しエコな気持ちになります。



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