このページは部屋の明かりを消してみる事をお勧めします。


我が村、福谷には自慢が一つある。それは、村を流れる小川の蛍だ。 川が奇麗だと蛍が飛ぶとおばーちゃんは教えてくれたけど、相変わらず毎年飛 んでいる。このページでは、我が村自慢の蛍を紹介しています。

我が村の蛍紹介

98年の蛍
4月14日(火) 雨のち曇り  23時頃
今日の夜、雨あがりの草むらに淡い小さな光をみつけました。 あれっ!もう蛍かな?これぞ、エルニィーニョ現象?? 良くみればそれは、蛍の幼虫の水中から陸へのおひっこしでした。
少しだけ、今年の蛍の予告をみた感じです。今年も期待できそうです。
5月12日(火) 雨のち曇り  23時頃
ムシムシする夜です。定時後は冷房の止まる会社で残業し、イライラして帰ると 蛍が5匹増水した小川の上を元気に飛んでいます。
風景に心洗われるというのはこういう感じなんですね。さっきまでのイライラがどこかに消えてしまいました。
今年は去年と違い仕事の忙しさに振り回される毎日で、性格も随分とひねくれてきたと自分で感じていました。 でも、この風景に感動する気持ちは去年のままなんだとちょっと安心です。
5月17日(日) 晴れ  21時頃
今日本屋で「月光」という写真集をみつけました。月明かりだけで風景を撮っている写真集でとても神秘的な ものでした。
夜を明るくする光といえば月明かりが一番だけど、太陽の光を反射している月よりも、自分で輝いている蛍の方が すごいと思う。
5月18日(月) 晴れ  24時頃
我が村には街灯がない。だから夜遅く仕事から帰ると村中真っ暗だ。悲しい事に自分の家さえも明かりがついていない。
僕を待っていてくれる明かりは、蛍だけなのかな。
5月22日(金) 晴れ  23時頃
世の中すごい速さでかわってますね。いつのまにかうちの会社でも人事評価制度が導入されました。しかしなんでも新しくすればいいってものでもないと思うけどな・・・
何年も前から変わらず光っている蛍に今年も感動できるように、変らない事がいい事だってあるのに
5月25日(月) 晴れ  23時頃
半袖のポロシャツだと肌寒さを感じる夜です。今日の蛍は草むらの中でじっとしています。
今年は飛びはじめが早かったせいなのか、なかなかいっせいに飛び出しません。
我が村の今年の蛍は細く長くです。
5月26日(火) 晴れ  23時頃
今日も肌寒い夜です。蛍は草むらの中でじっとしています。
そのかわりに星がとてもきれいで、北斗七星がはっきりとわかります。
う〜ん、この赤くチカチカしている星は火星?それともアンタレス?
5月30日(土) 晴れ  23時頃
今日、田植えの準備のため村中総出で小川の草を刈り取りました。
そのせいか、今日の夜はほとんど飛んでいません。今年はこれで終わりなのかな?
5月31日(日) 曇りのち晴れ 22時頃
今日も、蛍はいません。どうも今年はこれで終りみたいです。去年より始まりは早かったけど、盛り上がりが いまいちなかった今年です。
また、来年よろしく。


97年の蛍
5月30日(金) 曇り  23時頃
半袖のシャツだと、ちょっぴり肌寒さを感じる夜でしたが、草むらに淡い小さな光を見つけました。 遂に、今年も我が村の蛍が光だしました。でも、見渡せる範囲で探すと5匹と少なく、草むらでヒッソリとしています。
5月31日(土) 晴れ  23時頃
一日中晴れた気持ちの良い日でしたが、蛍は相変わらず5匹程草むらでヒッソリと光っています。 午後8時〜9時30分頃が一番飛ぶと近所のおじいさんに教えてもらったけど、時間が遅いのかな〜〜?                  
6月 1日(日) 晴れ  22時頃
やった〜!ついに飛んでます。川のせせらぎしか聞こえない暗闇で、淡い光がゆら〜りゆら〜 りしています。とっても幻想的です。
飛んでいるのが約5匹、草むらにいるのが約5匹でした。
6月 2日(月) 晴れ  23時頃
匹数はほとんど変わらないけど、今日は昨日より元気に飛んでいるように思えます。
目の前を飛んでいる奴がいたので、ちょっとだけ捕まえて体長を計ったら1.5cmありまし た。水が綺麗な川にしか生息しないゲンジボタルです。今まで気に止めていなかったけど、我 が村の蛍は他の名所の蛍にも負けていないんだな〜。
6月 3日(火) 曇り  22時頃
今日は、面白いものをみました。
2つの淡い光が暗闇の中でくっついたり、離れたりしながらゆらゆら飛んでいました。 「おまえら〜いちゃつくならライトを消せっ!!」って感じです。
6月 4日(水) 晴れ  23時頃
初めて気付いたんだけど、蛍の光って星の輝きに似ています。
北の夜空に大きなひしゃく。庭の木には蛍が一匹。見上げた光景は我が村だけの北斗八星・・です。
6月 5日(木) 小雨  21時頃
今夜は、小雨。でも、蛍はへっちゃら。残り少ない命を惜しむかの様に輝きつづけます。 はやくいい蛍(ひと)みつけなよ。
6月 6日(金) 晴れ  20時頃
今日は午前中に雨が降り午後から快晴の天気だったので蒸し暑い夜です。 時期、時間、気候と最高のショータイム条件がそろいました。小川の橋の上からみると 川の流れに沿って金色の細道ができています。 耳を澄ませば、川のせせらぎと一緒に明日からの田植えの準備をしているトラクターのエンジン音が 聞こえてきます。
6月 7日(土) 晴れ  21時頃
なぜだろう?蛍が草むらの1ヶ所に集まっている所があります。
近くに寄って見つめていると、昔見た、表参道のイルミネーションを思い出させます。
都会のハイセンスなおしゃれもいいけど、田舎の草むらの中の日本的な情緒も大切にして行きたい。
6月 8日(日) 雨  22時頃
遂に岡山も梅雨入りです。雨がシトシト降っています。
でも、蛍には恵みの雨です。だって日曜の夜は天敵人間が自分達を捕まえにくるからです。 自然発生している蛍を守ってあげるルールはこの村にはないのです。
6月 9日(月) 曇り  21時頃
今夜の飛んでいる蛍の数は今までで最高です。6日の細道が金色の帯に変わりました。 月明かりの無い暗い夜は良く飛ぶと聞いた事があるけど本当なんでしょうか?
しかし、田植えを終えた水田の蛙がにぎやかで川のせせらぎなんかかき消されてしまいました。 これから、全国の田舎共通の悩み、蛙の安眠妨害の始まりです。
6月10日(火) 雨  21時頃
雨の中、無理して飛んでる蛍は面白い飛び方をします。
ゆらゆら飛んでたかと思うと、突然、垂直に落ちます。やっぱり、雨粒の重さにはかなわないか・・・
6月11日(水) 曇り  21時頃
岡山には蛍の名所で有名な北房と言う町があります。そこを故郷に持つ人が教えてくれました。 故郷のおやじさんが言うには、「ホタルがうだるほどおる。」らいしのです。 「うだるってどういうこと?」って、その人にきくと、「歩けばぶつかるってことじゃない?」って言ってました。今年の北房の蛍は、多いみたいです。ちなみに、我が村の蛍は平年並みです。
6月12日(木) 晴れ  22時頃
今日は、ちょっと元気をだして、小川の上流を見に行きました。 民家から離れているので、沢山いるだろうと思ったのですが、意外と少ないです。 近所のおじいさんが言うには、「家の生活排水が蛍の幼虫の栄養になっているからじゃ」 と教えてくれました。自然と人間がうまい事、共存しているんだな〜この、村は。
6月13日(金) 晴れ  22時頃
蛍に詳しい友人がこんな話を教えてくれました。
蛍の点滅間隔の時間は、東と西日本で違って、西日本の方がせっかちなんだと。 確かに関西人はせっかちだけど蛍まで・・・?実際に測ってみると2秒でした。
東日本の皆さん、そちらの蛍は何秒ですか??
6月14日(土) 曇り  22時頃
ちょっと他の蛍が気になって、蛍の名所足守に行ってきました。 確かに、蛍の数も多いですが、人の数も多くまるで夏祭です。 人のざわめきや車のヘッドライトで川のせせらぎしか聞こえない暗闇で、 淡い光がゆらりゆらりしている、幻想的な世界はどこにもありません。
蛍観賞は、平日か無名な場所をお勧めします。
6月15日(日) 曇り  23時頃
昨日の夏祭り状態の足守の蛍は、良く飛んでいたのに、我が村の蛍は草むらでじっとしています。
観客が一人だからと言って、それはないだろ蛍君。
6月16日(月) 晴れ  21時頃
栄枯盛衰と言うけれど、何だか蛍の数も減ってきました。
でも、少なくなっていく、あの心細くなるような小さい光を追うのって、なんかもどかしいけど、 それがまた、イイのかもしれない。これぞ日本の心、演歌の心かな〜
6月17日(火) 晴れ  21時頃
春、蛍の幼虫が陸にあがる日は必ず、雨が降るらしい。来年の春は注意してみよう。
6月18日(水) 晴れ  21時頃
蛍雪の功という言葉がありますが、蛍の光りで本を読むには2000匹集めないとだめらしい。
でも、文字に沿って蛍が歩いてくれたら1匹ですむぞ。
6月19日(木) 曇り  21時頃
我が村の蛍も少なくなりました。後は、だんだん減っていくだけです。
もうすぐ、あつ〜い、なつかぁ〜。
6月20日(金) 晴れ  21時頃
日に少なくなっていく蛍をみるのはさみしいものです。でも、だから価値があるのかな。
6月25日(水) 晴れ  22時頃
今日のNHK特集で、6月13日の蛍の点滅間隔の話を紹介していました。西日本は2秒で東日本は4秒なんですね。TVの中の蛍は元気に輝いていたけど、我が村の蛍は2匹しかみつけれませんでした。後何日もつだろうか・・・。
6月26日(木) 晴れ  21時頃
今日は、1匹もみつける事ができませんでした。遂に今年の蛍は終わってしまいました。考えてみれば1年365日間のたった28日だけなんですよね。ちょっと寂しい気がするけど、また来年よろしく。その時もこの村やこの小川は相変わらず今のままだから。でも、自分はかわらなきゃ・・・。


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