第3話「TRPGのプレイのやり方」

 


marisa.jpg

 

 

趣味はRPGとありますが?

 

 

 

reimu.jpg

 

 

はい、RPGです。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

RPGとは何ですか?

 

 

 

reimu.jpg

 

 

対戦車兵器です。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

え、兵器?

 

 

 

reimu.jpg

 

 

はい、兵器です。戦車一台に大ダメージを与えます。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

……で、そのRPGは当コラムにおいて、どのようなメリットがあるとお考えですか?

 

 

 

reimu.jpg

 

 

はい。ミリタリーマニアの方がきても満足いただけます。

 

 

 

marisa.jpg

 

いや、当方にはにわかな知識しかありません。

それに、wikipediaで調べた知識だけで勝負するのは無謀ですよね?

 

 

 

reimu.jpg

 

 

でも、ドアノッカーよりも強力なんですよ。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

いや、強力とかそういう問題じゃなくてですね。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

300m先からでも当る(かもしれない)んですよ。

 

 

 

marisa.jpg

 

ふざけないでください。(知識量的な意味で)

それになんですか、ドアノッカーって。だいたい……

 

 

 

reimu.jpg

 

901ATTに配備される武装です。マルマン・チェダなども配備されています。

901ATTというのは……

 

 

 

marisa.jpg

 

 

聞いてません。帰ってください。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

あれあれ? 怒らせていいんですか? 撃ちますよ、ドアノッカー

 

 

 

marisa.jpg

 

いいですよ、撃って下さい。ドアノッカーとやらを。

それで満足したら帰ってください。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

…………。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

…………。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

運が良かったな。射撃判定に失敗したみたいだ。

 

 

 

marisa.jpg

 

最後の最後でTRPGネタに戻すのかよ!?

ネタを貫けよ、最後までよぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっ!!!!!

 

 

 

reimu.jpg

 

ということで、今回は「TRPGのプレイのやり方」よ。

まずは実例として“面接官役”の魔理沙と、“学生役”の私のロールプレイを披露させてもらったわ。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

え、実例だったの、今の?

 

 

 

reimu.jpg

 

 

最後までロールプレイに徹しきれずに地を出してしまった魔理沙のあの絶叫は悪い例。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

あれ? 私責められてる?

 

 

 

reimu.jpg

まあ、「プレイのやり方」なんて銘打っているけど、そんなに難しいことじゃないわ。

一応、これから体系立てて説明はしていくけど、基本的にはこの一言に尽きるわね。

 

「無理しない程度にキャラクターになりきれ」

 

 

marisa.jpg

 

ロール・プレイング・ゲーム、つまり、「役割(Role)を、演じる(Playing)ゲーム」だからな。繰り返し触れているが、TRPGっていうのは、GMが用意したストーリーを、皆で楽しむことを目的としているわけだ。

ストーリーを楽しむならば、やはり、ストーリーの登場人物にある程度なりきった方が、より楽しめるとそういう道理だ。

 

 

reimu.jpg

 

そつのない説明乙。

でも、そうは言ってもキャラクターになりきるなんて恥ずかしい、っていう人も少なからずいるでしょうね。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

しかも、中の人(プレイヤーの意)が男なのに、キャラクターが女だったりしたときとかな。

 

 

 

reimu.jpg

 

他にも、普段と性格が大きく異なるキャラクターとかね。

プロの役者ならともかく、そういうのって難しいし、そりゃ誰だって恥ずかしいものよね。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

筆者は昔、友人宅で卓を囲っていたら、家人にじろじろみられてすごく恥ずかしかったらしいぜ。

 

 

 

reimu.jpg

 

ああ、うん。そりゃ難易度高いわ。

それでもちゃんと演じたんだ。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

おまけに、女キャラ(中の人は男)で、いろいろと中二設定が付随していたみたいでな。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

黒歴史確定ね。周りの友人達にどう思われてたのかしらね。

 

 

 

marisa.jpg

ところがどっこい。GMもPLも、1人残らず中二設定の応酬だったみたいだぜ。

GMのオリジナルNPCが大帝国を築いてアレクラスト※全土に宣戦布告したりとかな。

 

※注:アレクラスト⇒「ソードワールドRPG」に出てくる大陸の名前。

 

 

reimu.jpg

 

 

何それ、逆に面白そう。

 

 

 

marisa.jpg

 

おおっと、話が脱線したな。

まあ、こんな風に、キャラクターになりきることに抵抗を覚えることも、少なからずあるだろうってことだ。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

そういう場合、何が何でもそのキャラクターになりきらなければダメなのか、ってとこが気になるわけだけど。

 

 

 

marisa.jpg

 

これは筆者の考えも多分に含まれるんだが。

基本的に、無理してまでなりきる必要はない、と思うぜ。

 

 

 

reimu.jpg

 

キャラクターは演じたい、でも、恥ずかしくてうまくしゃべれない。

結果としてほとんどしゃべれず、何も主張出来ず仕舞いだった、じゃあ本末転倒だしね。

 

 

 

marisa.jpg

 

いい加減、口がすっぱくなってきたが。

TRPGの基本は、「みんなで楽しむ」だ。

場合によっては、「ぶっちゃけトーク」の方が場が盛り上がったり、ストーリーが円滑に進んだりすることも多いぜ。

 

 

reimu.jpg

 

まとめるわね。

余裕があれば、キャラクターを演じろ。でも、無理そうなら普通に喋っておけ。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

だぜ。

 

 

 

reimu.jpg

 

じゃあ次。

今度は、“心構え”の話よ。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

TRPGをプレイする上での、心構え、ってことか。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

例えば魔理沙。あなたがプレイヤーだったとして、何を念頭に置いてプレイする?

 

 

 

marisa.jpg

 

そりゃあ、私は派手に魔法をぶっ放したり、レアアイテムを華麗にゲットしたりしたいからな、自分のキャラクターがそういう風に活躍できるように、そこはかとなくストーリーに絡んでいくな。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

なるほど。じゃあ、そこでもし、他のPLと方針が食い違ったら、どうする?

 

 

 

marisa.jpg

 

ほほう。例えば、私は派手に戦いたいが、他のPLが、

「もうちょっと慎重に行きたいですよ〜、っていうかぶっちゃけ、戦闘回避しません?」

的なことをのたまったりした場合だな?

 

 

reimu.jpg

 

彼我の戦力差によっては、そういう判断の方が正しい、って状況も多分に考えられるわ。

逆に、あなたの判断の方が正しい場合だってある。

さあ、どうする?

 

 

marisa.jpg

 

 

簡単だ。「話し合う」だな。

 

 

 

reimu.jpg

 

それは、他のPLと、ってことよね?

そうね、それが正解だわ。でも、なんで自分の主張を貫かずに、話し合うことを選ぶの?

場合によっては、自分の目的は達成できなくなるかも知れないのに。

 

 

marisa.jpg

 

妙なことを聞くな。

だって、TRPGは“皆で楽しむ”ための遊びなんだぜ。

自己主張を貫いて、他のPLを不快にさせたりしたら、意味がないじゃないか。

 

 

reimu.jpg

 

ご立派。PLの鑑ね。

と、まあ。こんな塩梅。

 

 

 

marisa.jpg

 

キャラクターになりきる、なりきらない、はともかくとして。

絶対忘れちゃいけないのが、これだ。

「皆で楽しむ」

 

 

reimu.jpg

 

そのことを忘れて、「私のキャラクターはこういう背景設定があって、こういう性格だから、ここでは何が何でもこういう言動しかとりません」なんていうのは、100歩譲ってキャラクターを演じることはできていても、根本的な目的である、“皆で楽しむ”ってところがぽっかり抜け落ちちゃってる感じね。

 

 

marisa.jpg

 

 

あと、場合によっては、GMに協力することも重要だったりもするぜ。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

キャラクター的にはこう動きたいんだけど、きっと、本当にそう動いちゃうと、このGMは対応しきれないだろうな、って具合に空気が読めちゃうことも結構あるわ。

 

 

marisa.jpg

 

 

そういうときはな、意地悪せずにGMに合わせてやれ。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

ここは、結構異を唱える人も多そうなんで、敢えて触れずにおこうかとも考えたけども。

 

 

 

marisa.jpg

 

時と場合にもよるぜ。GMの段取りがあまりにもお粗末だったり、あまりにも無茶なストーリー展開を強要してきたときなんかは、逆にGMにはっきり言ってやればいい。

「その展開では、我々PLは楽しめません」とな。

 

 

reimu.jpg

 

 

でも、それ言われるとGMの精神点に結構なダメージが入るのよね。

 

 

 

marisa.jpg

仕方ないぜ。事実なんだから。

今の例はどちらも極論だが。

要は、「常に、何をすれば最善の結果が得られるかを考えて行動する」ことが重要ってことだ。

最善の結果、ってのは言わずもがな。「皆で楽しむ」だな。

 

 

reimu.jpg

 

 

そろそろまとめるわよ。

 

 

 

marisa.jpg

 

「TRPGのプレイのやり方」

@「無理しない程度にキャラクターになりきろう」

場合によってはぶっちゃけトークも可、だ。あくまで、“場合によっては”な。

 

 

marisa.jpg

 

A「皆で楽しむことを意識しよう」

キャラクターを演じることや、活躍することばかりに気を取られて、一番大事なことが抜け落ちてたりしたら大変だ。

 

 

 

marisa.jpg

 

B「GMには協力してあげよう。でも過保護はだめ」

GMもPLも、お互い、無茶振りはしないほうが身のためだぜ。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

まとめ御苦労さん。

 

 

 

marisa.jpg

 

 

次回はいよいよ、GMについて詳しく触れていくぜ。

 

 

 

reimu.jpg

 

誰もが一度は通る道。最強NPCと最強モンスターとの壮絶なバトル。

PLは一堂(°Д°)ポカーン

 

 

 

marisa.jpg

 

どうよ、俺の作ったNPCマジ強くね? 最強の魔剣と最強の鎧装備してるんだぜ。

必殺技はエターナル・フォース・ブリザード。相手は死ぬ。

 

 

 

reimu.jpg

 

 

もうやめて、筆者の精神点はとっくに0よ(笑

 

 

 

⇒次回「GMとは? GMのやり方」