■ Weathercockのどたばたパソコン拡張記(反省会) ■


 昨年から始まった「羊の皮をかぶったオオカミ」作戦も半年間の作戦の結果、見違えるようにオオカミになりました(爆)。しかしその向こうになにが残ったのかは、拡張を行ったσ(^^;)にもよくわかりません(核爆)。ここではパソコンを拡張することに対する光と影について書いていきたいと思います。

 さて、99年8月のCPUの拡張をもって、昨年からの一大拡張も一応の終末を迎えたとσ(^^;)は思ってます。まず、今回の拡張のおさらいとして98年の8月以降どのように変わっていったかについて表にしてみました。


98年8月(拡張前) 99年8月(拡張後)
CPU 標準搭載 Pentium 133MHz K6−III 400MHz
メモリー 標準搭載 16MB + 64MB (計80MB)  64MB + 128MB (計192MB)
内蔵ハードディスク 標準搭載 1.6GB 8.4GB + 6.4GB
グラフィックボード 標準搭載 Millennium(4MB) GA−VDB16/PCI(16MB)
CD−ROM 標準搭載 ATAPI 6倍速 SCSI 32倍速

本体部品の中で変更のあった部分だけを書き出したのですが、ほとんど全交換に近いです。確かに以前よりは快適になっていることは体感できるのですが、では今販売されているメーカー製パソコンと比べてどうかというと、最近のパソコンを詳しくさわったことがないのであまりはっきり言えませんが、トータルでは負けていると思います。

※ 普通の店で売られているパソコンそのままでは、確実にσ(^^;)のパソコンの方が速度的に勝っていると思うのですが、ソフトのチューニング(いらない常駐ソフトの整理)やメモリーの増設を行ったときの速度については、速度的に勝っているとは思いません。特にベンチマークソフト(3D画像などをたくさん使ってデーター転送速度がものをいうやつ&浮動小数演算を多用するもの)で最新のパソコンに勝てることはまずないです。

 では新規購入とは異なり、拡張だったのだからお金の面は安くついたのかというというとほとんど変わりません。詳しい内訳はあえて書きませんが、合計としては今回の拡張で(パソコンの内部拡張だけで)16万5000円位かかってます。最近話題&問題のSOTECのe−one(12万8000円)が買えてさらにお釣りがつきます。まあ、さすがにこのパソコンは安かろう悪かろうの商品ですから(太鼓ディスプレイですし)これよりは快適に動いていると信じてますが、それでも自作で同じ金額のデスクトップパソコンを作れば間違いなく速度的には負けるでしょう。(最低でもPentiumIII450MHzはつけますので)
 このように書いているとσ(^^;)が拡張をしたことを後悔している様にも見えますが、実際の所はそんなに後悔はしてません。というのも最近のパソコン(99年9月現在)があまりぱっとしていないというのがあります。個人的にはCeleronプロフェッサーは所詮ベースクロック66MHzですし、AGPについても3D画像を動かす時(ゲームなど)に真価を発揮するのであって、普通の時にはほとんど役に立たないと思ってます。

※ ただ、これから発売されるであろう新チップセット(ISAバスを廃止してメインメモリーとIDEハードディスクの間を新しいバスでつないだもの(現在のPCIバスがCバスやISAバスの様な状態になる。))には結構興味があります。ただ、この製品が広く広まるのはまだ後1年ぐらいかかるのでは?(でもこれってPCIバスの役目ってSCSIぐらいしかなくなるんですよね。)

何よりも一番良かったことは自分で拡張を行ったという知識の点です。普通に使っているならば、今まであったCPUをはずして新しいCPUをつけるなどという人はまずいないと思います。(これをする人はパソコンの開発者かよっぽどの趣味な人。このページの訪問者は意外と多かったりして・・・(笑))ところがこのような交換を行っていくことによってパソコンの内部についてだんだん詳しくなっていきますし、少しずつ拡張をしていったことで、どこをパワーアップさせればパソコンの動作が一番快適になるかがわかってきました。次回新しいパソコンを買うとき(現在のσ(^^;)の心境からいうと2001年まではこのパソコンで持たせたい。)には今回の経験を生かした購入をしていきたいと思っています。

ただ、一つ気になっているのは残った部品なんですね。Pentium133MHzやMillenniumなど(SCSIボードまで一枚余ってるし(^^;)現在の最新の製品と比較すると負けている部分もありますが、用途を限定して使用すれば十分に使用できる製品ですから、このまま押入にしまってしまうのはσ(^^;)としては惜しい気がしています。かといって新しいマザーボードを買ってきて組み立てたのでは本末転倒です。ということで、最近は中古パソコンで安い商品がないか、もしくは粗大ゴミの日にどっかにパソコン捨ててないかなあ(核爆)と注意深く眺めてます。(笑)

(ひょっとするとどたばたパソコン拡張記(バージョン2)が始まるカモ(汗)←すぐ終わってしまいそうですが・・・)

※ なお、99年11月に「懲りないパソコン拡張記」として発動しました。