口腔ケア指数 ( OCI:Oral Health Care Index )

−口腔ケアの評価方法(OCI )の紹介−

 口腔ケア指数 ( Oral Health Care Index−OCI ) は,歯や義歯の有無に関わらず、口腔ケア状態を評価するために,国立療養所南福岡病院歯科柿木保明先生と日本歯科衛生士会との共同研究で厚生科学研究 「歯科衛生士による長期療養患者の口腔ケアの効果に関する調査研究」 として開発されたものです。
 歯科医療従事者でなくても比較的簡単に実施でき,経過を追跡するのに適した評価方法と思います。

検査部位  

 口腔を6分画に分けて評価する。上下顎とも左右臼歯部と前歯部のそれぞれ3区分に分ける。 6分画に分けることで,麻痺や感覚障害,緊張などによる口腔周囲筋の機能や部位,また清掃度や癖などについても評価できる。


検査方法  

 各部位について,歯垢(義歯の汚れや粘膜の汚れも含む),残渣,歯肉の炎症について行う。

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歯垢(P)


0:歯垢や汚れがみられない         
1:1/3未満に歯垢や汚れの付着がみられる。         
2:1/3〜2/3にみられる         
3:2/3以上にみられる

*それぞれの区分の中で,歯牙もしくは義歯,粘膜,歯肉のうち,最も汚れている部位を対象とする。歯を対象とする場合は,最も汚れている歯を対象とする。 義歯では,義歯内面や表面,義歯床下粘膜部の汚れも対象とする。  

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残渣(R)
  

0:食物残渣はみられない          
1:1カ所みられる          
2:2カ所みられる          
3:3カ所みられる

*原則として,大きさにかかわらず,1塊として存在する場合は1カ所とする。 ただし,臼歯の大きさを越える著しく大きなものは,1カ所であっても2カ所とする。  

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炎症(G)
  

0:歯肉炎はみられない /粘膜の炎症所見はない          
1:軽度歯肉炎 /軽度の発赤や小アフタがある          
2:中程度歯肉炎 /上下・左右のいずれかに炎症や潰瘍がある          
3:重度歯肉炎 /上下または左右にわたる口内炎、潰瘍がある

*参考指数として評価するための指数である。 長期に付着した歯垢や汚れによる炎症を評価するために,歯肉炎指数( GI )を準用する。 粘膜の発赤や炎症,潰瘍なども評価する。 
*評価困難な場合や診断不可能な場合は、評価しなくても良い。

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上下左右臼歯・前歯部の合計6ブロックの P+R =(  )  または P+R+G=(   ) で評価する。  

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