イデオロギー教育から子供たちを救い出そう!!
皆さんは現行の中学校歴史教科書において、どのような記述がなされているかご存知でしょうか?実は特定のイデオロギーに沿った酷い記述がなされているのです。
例えば伊藤博文を暗殺した安重根や、朝鮮の役の明軍の将軍・李舜臣は大きく取り上げられても、自国の日露戦争の英雄・東郷平八郎は出てきません。
また、あらゆる時代が「苛烈な支配者と抵抗する民衆」という図式で書かれており、「国司を訴えた人々」(奈良・平安時代)、「立ち上がる農民」(戦国時代)、「民衆の抵抗〜百姓一揆と打ちこわし」(江戸時代)、「新政府への反抗」(明治時代)、といった具合なのです。
まさかと驚かれるかもしれませんが、これが実態なのです。教科書の執筆者はいわゆる「マルクス主義者」の学者で構成されており、もはや世界的にその力を失ったマルクス主義イデオロギーが、教育の場においては未だに猛威を振るっている有り様なのです。「国が検定をしているのでは」とお思いでしょうが、検定は形骸化しており教科書執筆者の横暴を止める力はありません。したがって特定イデオロギーによる教育が放置されているのです。
「新しい歴史教科書をつくる会」は、このような特定イデオロギー教育から子供を救い出すため、西尾幹二・藤岡信勝両氏を中心に有志の方々で組織されたものです。その目的はあくまで教育の場から特定イデオロギーを廃することであり、いわゆる皇国史観を押し付けるものではありません。
歴史は民衆の抵抗だけで成り立っているものでしょうか?そこには先人たちの努力や想いといったものがあるのではないでしょうか。歴史とはいわば「記憶」です。辛いこともあれば、楽しいこともある。それが普通です。しかしすべてを憎悪や悲しみだけで塗り固められた「記憶」が、正常であるといえるでしょうか。
つくる会は歴史という名の記憶を、嘘やイデオロギーで塗り固め後世に伝えるようなことを止めさせ、ごく普通に伝えて行きたいと考えているのです。
つくる会が取り組む活動
つくる会は現在、中学歴史教科書を作成しております。これは左翼イデオロギーによらない、ごく健全な内容を目指したものです。これを次回平成13年3月の検定合格とそれに続く採択、そして14年度の使用・普及を目指し全力で取り組んでいます。
またつくる会の歴史観がどのような方向性を持ったものなのかを知ってもらうため、西尾幹二著『国民の歴史』を発行しています。興味がある方はご購入の上、つくる会の目指す方向が何なのかをご確認下さい。
また、一部組合教師によって握られている教科書採択制度を健全化するようにも働きかけています。
以上のような活動を持って、子供たちの手に新しい中学校歴史教科書を届けるのが、最終的な目標です。その為には一般の方のご理解と協力が欠かせません。「新しい歴史教科書をつくる会」への応援を心よりお願い申し上げます。