人事トラブル

1999年1月末〜2月
U先生に対して、
学園長「再契約ができなくなった」
(3月で嘱託の契約が切れた後、再契約しないでやめてもらうという意味)

U先生「今回のことは、S学園の移転改築について保護者側に立ったからですか」
学園長「そうくると思っていた」

U先生「臨時でもかまいません」
(3月までで終わるのでなく、臨時等他の方法で続けることはできないのですかとも尋ねる)
学園長「嘱託から臨時へ下げることはできない」

保護者がU先生の件を学園長に尋ねると、
学園長「理不尽と思われるかもしれないが、今回のことは、私が決めたことだから」
学園長「求人は一生懸命探している」(他の人を探している!)

 U先生は、S学園の移転改築について保護者側に立った先生の1人で、学園長側に問題点をきちんと指摘する発言をしていました。
U先生は、1997年度、社協の臨時職員(指導員)としてS学園に来られました。言語の専門職として、やっと学園に迎え入れることができた先生です。クラス担任をしながら、学園内の園児の言語指導ならびに園外のこどもの言語指導やP相談事業、総合検診にも関わっておられます。 1998年度は、嘱託扱いになり、さらに活躍されておられます。また、保護者からの信頼も厚い先生です。
 しかも、U先生の代わりは、これから募集するとのことです。そして、これから募集する先生は、正式採用ではなく、臨時職員だそうです。
 S学園の移転改築について保護者側に立った発言をしたからという以外にU先生に再契約できなくなったという理由は見あたりません。


1月30日 学園長からU先生へ発言・・・・「再契約ができなくなった」(3月で嘱託の契約が切れた後、再契約しないでやめてもらうという意味)

2月 1日 学園長からU先生へ発言・・・・U先生が「今回のことは、学園の移転改築について保護者側に立ったからですか」と尋ねると、学園長は「そうくると思っていた」
予算のことを言って、嘱託の人をやめさせて臨時の人を雇うというので、U先生が「臨時でもかまいません」(3月までで終わるのでなく、臨時等他の方法で続けることはできないのですか)と尋ねると、学園長「嘱託から臨時へ下げることはできない」と意味不明の発言
後日、保護者がU先生の件を学園長に尋ねると、「理不尽と思われるかもしれないが、今回のことは、私が決めたことだから」「求人は一生懸命探している」と発言。代わりの人はこれから探すとのこと。

2月17日 保護者会社協にU先生の継続雇用署名提出・・・・社協会長「保護者の方の気持ちは十分わかりますが、法律や決まったことでどうにもならないこともありますので、そのへんのこともご了解ください」「職員のことは1人で決めることではないので、みんなで話し合って決めます」「市の常務(H部長)の方から回答するかもしれません」と発言。

3月 3日 U先生の継続雇用問題で組合が社協へ要求書提出

3月12日 U先生の継続雇用問題で組合が社協と団体交渉1回目・・・・S市社会福祉協議会事務局では回答に対応できず、平行線のまま。

3月17日 議員が市H部の部長と話・・・・議員がU先生の件を尋ねると、H部長は「もうどうにもならん」「このぶんだけは、こらえてくれ」と発言。

3月23日 U先生の継続雇用問題で組合が社協と団体交渉2回目・・・・S市社会福祉協議会常務理事であるH部部長が、実権を持つことが予測されるが、交渉には出席しない。
交渉は決裂。

3月26日 組合S学園支部結成通告

3月28日 地方労働委員会S学園争議あっせん・・・・あっせん案は、平成11年4月1日〜10月末まで嘱託職員として、11月〜平成12年3月末まで臨時職員として雇用するというもの。

3月30日 社協が地方労働委員会S学園争議あっせん案受諾・・・・継続雇用は絶対できないといわれたU先生が、4月からも継続雇用されることになる。

4月 日 議員がH部部長と話・・・・3月17日発言に対して、3月28日地労委あっせん後、態度を変えたことを議員が責めるとH部部長は「申し訳ない」と発言


学園長発言、U先生に対して(1月30日以前)

「そんなに几帳面に考えるな。もっといい加減な人間にならなければ・・・・」
「学園のレベルが低いのは学校の先生がいるからだ。あなたもいい仕事があったら早くかわりなさい・・・・」(学校からの派遣の先生と社協の職員とを分けて、差別する発言です。)

「友達を選ばないといけない」
「学校の先生と仲良くするな」等
(これは、発言そのものも問題ですが、S学園の移転改築について保護者側に立った発言をした学校の先生と仲良くするなという意味。)