ある間伐対象林分の間伐コストを予測しようとすれば大変困難な作業です。
その理由はたくさんありますが一例を挙げると次のようなものがあります。
- 間伐方法、間伐率によって最も合理的な使用機械、集材、造材方法が変わる。
- 作業方法の選択肢が多くどのような機械をどのように使ったらよいか明確な判断基準がない。
作業路開設か、タワーヤーダ使用か?
運材車はクローラかホイルか?
- 作業班が使える機械とコスト的に理想的な機械が同じとは限らない。
- 伐木、集材、造材など各作業が連携して行われるため、ボトルネックが発生したり作業待ちが生じる。
- 作業路開設などでは所有者の意向など人為的制約があり地形条件から合理的な線形を一意的に決めることができない。
これらを少しでも解決すべく、平成13年度より、「間伐収入及び生産コスト予測システム」の開発に取り組んでいます。