小型タワーヤーダを使って集材をする場合、先柱や控え索の固定にはには十分な強度を持った立木を使用する必要があります。
 列状間伐の場合は、間伐対象林内の立木を使うことが多く比較的細い木が使われることが多く注意が必要です。
 実際に立木に負荷をかけた試験の結果、控え索の固定にはおおむね胸高直径14cm以上の立木を使えば小型タワーヤーダ(リョウシンRME200-T)の先柱として必要な強度が確保できることがわかりました。
 しかし、立木の強度は根や土壌の状態に左右され、生き物なので強度のばらつきも大きく注意が必要です。作業中は負荷のかかっている株の挙動に注意して安全確保に努めてください。

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根株にかかる負荷を測定している様子
小型タワーヤーダの先柱としての立木の特性