5. まとめ
以上のように、小型タワーヤーダを用いた集材作業は、架設撤去が簡単なメリットを十分に生かすことにより、効率的な作業が行えます。
また、小型フォワーダ(グラップルローダ付き)を組み合わせて作業することによって従来は重労働で危険で汚い、いわゆる「3K」から脱却できることが実証されつつあります。そして今後は、プロセッサとの組み合わせ作業により、よりいっそうの能率アップを図ることが課題ですので、プロセッサを中心としたより高能率なシステムの活用法を明らかにするため、調査研究を進めて行きます。
最後に、これをとりまとめるにあたって、西粟倉村森林組合の井上参事ほか多くの方々から貴重な資料のご提供やご助言を頂いたことを感謝します。
なお、この「手引き」は当場の研究員ばかりでなく普及部門の専門技術員を中心とする作業班が実際に行った作業の中から得た経験と調査データを元に作成したものですので、関係者に感謝しつつ念のため申し添えます。