SWEETCAT

メールメール

トップ

ねこ情報
なるほどニャン

猫のニオイ
 猫が嗅いでいるニオイの中には人間にはわからないニオイがあるらしい

●健康な猫なら体はニオイがしない
好き嫌いなど個人差はあるものの、清潔で健康な猫は臭くはありません。猫の体にニオイがないのは、待ち伏せをして獲物を狙う動物である猫が、獲物に自分が居ることを気づかれ逃げられてしまうと困るので、自分のにおいを消しているのです。
猫は
毛づくろい(グルーミング)して清潔に保つことにより体のニオイがない状態にしているのです。
毛並みは汚れていて汚い猫でも臭くはないようですが、体をなめることができないと臭くなります。
また、猫が排泄物を埋めるのもニオイが残らないようにするためです。しかし、「スプレー」というオシッコの場合は、ニオイをつけることが目的なので埋めてニオイを消すことはしません。
●臭腺のニオイ(フェロモン)をつけてる
猫の臭腺の位置猫はそれぞれに特有のニオイ(フェロモン)を分泌する臭腺があり、それを擦りつけてマーキングしてます。
耳の前の側頭、あごの下、口の両側にある臭腺は、こすりつけてニオイつけします。シッポの付け根の臭腺は巻きつけたりこすりつけます。
肉球(足の裏)には汗腺があり歩くときにニオイをつけています。
爪も爪とぎによりニオイつけをしてます。
肛門には肛門腺があり排便時に肛門をキュッと締めることによりニオイをつけますが、恐怖心や興奮時にも出てきてしまうことがあります。
また、お尻をこすりつけてニオイをつけたり、猫の仲間同士のあいさつ(お尻の匂いを嗅ぎあう)などでニオイを嗅いでフレーメンになってることもあります。
●スリスリして居心地よくしてる
猫は自分のニオイがあると安心できるため、鼻先から顔を家具や柱などにこすりつけて自分のニオイをつけることにより家の中を自分にとって、より居心地のいい場所にしていることは知られています。
猫の居場所には、自分のニオイと飼い主のニオイと、同居猫やなじみのあるもののニオイ以外のニオイは、侵入者でありそこを追い出されるかもしれないという不安を感じるのです。
だから帰宅した直後の
飼い主にスリスリするのは、その人の体についている様々なニオイに対して、不安感を抱き、自分のニオイをつけて安心できるようにしているのでしょう。猫がスリスリしてきたら気がすむまでさせてあげて、なでてあげると猫も満足しますよ。
また家の中でする「スプレー」行為も同様で、他の猫のニオイを消そうとしてつけるのです。

猫はでクンクンとニオイを嗅いで確認をしています。
服を着替えたり風呂上りや手を洗ったりすると確認のためにやってきます。外で他の猫を抱いたり猫の嫌なニオイがついていると、猫によっては「シャーッ」「フーッ」と威嚇されることもあります。
●猫にとってニオイはコミュニケーションの手段
猫は無駄な争いを起こさないようにする平和的な動物です。縄張りの共有部分にマーキングを残して、顔をあわせないように同じ場所を訪れる時間をずらすなどしているのです。
人間にとって「くさい」と思うニオイでも猫はクンクンと嗅いで確認をしています。臭い靴下のニオイでも汗臭く何ともいえない臭さの服でも猫にとっては「これは何なのか」を確認する情報源なのでしょう。
どこまでのニオイを嗅いだら「くさい!」という顔をするのか観察しているが今だ見たことがない。
●フェロモンと同様のフレーメン反応をみせるニオイ
フェロモンやマタタビを嗅いだと同様の口を半開きにして笑ったような表情になるフレーメン反応をみせる植物とその他のニオイをあげてみた。(猫によって異なる)
●キャットニップ(和名イヌハッカ)
シソ科の多年草植物で、5mm程の花が咲くハーブの仲間。マタタビと同様の効果があり、猫が好むことから名前が付けられキャットミントとも呼ばれる。家で栽培してみるのもよいでしょう。
●キウイ、サルナシ
同じマタタビ科の「サルナシ」を改良したキウイは、マタタビほどではないが、同じような反応を示します。キウイの実を食べる猫もいるようですが、マタタビほどは好まないし、好む猫も多くはいないようです。もし、鉢植えのキウイを置いている場合は気をつけましょう。
●センブリ、ミツガシワ、イワイチョウ
リンドウ科の植物、センブリやミツガシワ、イワイチョウにも、マタタビ同様の反応を示す猫もいるといいます。センブリは漢方薬(センブリの乾燥した枝)にも使われる草です。マタタビ同様、漢方にされる植物は、多量に摂取すると毒になることがありますから注意が必要です。
●せっけん ●塩素系洗剤 ●ガム ●軟膏 ●うがい薬 ●台所用洗剤 ●靴下や下着
洗剤などは製品自体に有害な物もあるので口に入れないように注意が必要です。
<我が家の体験談>
お風呂上りに足にまとわり付く、スリスリする、飛びつく、じゃれる、かむといった事はよくあります。
裸足に手袋なしでカビキラーを使いお風呂掃除した後などは、足手にスリスリ、じゃれる、かむ、放してくれないすごい状態になる事があります。多分、塩素系の臭いに反応したのでしょう。
また、ブラックブラックガムやグリーンミントガムなどスースーするガムを噛んでいると、口をクンクンしてきたり、ガムの包み紙にスリスリよだれも出て恍惚状態になる事もよくあることです。

(2005年4月12日 記載)


ねこ情報 > なるほどニャン > 猫のニオイ

Copyrigt(c) 2003-2005 sasa-net. All rights reserved.